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片付け下手をやめられる 1分でできる簡単アクション

日経ウーマンオンライン

2017/1/23

(イラスト:三ツ木朗恵)
日経ウーマンオンライン

年末に意気込んで部屋を片付けたものの、もう散らかり始めていませんか?そんなあなたに、メンタルコーチの大平朝子さんが「片付け下手をやめられる、1分でできる簡単アクション」をお伝えします。

■3つの「片付けられないタイプ」で分かる、あなたのウイークポイント

部屋が片付かない、モノが捨てられない。頭では分かっているけれど、いざ片付けようとしても、いったいどこから手をつけたらいいのか分からない。片付け特集はたくさんあるけど、どれもハードルが高すぎる……。

現在はメンタルコーチとして働く私ですが、実は以前、片付けの専門家である「オカタヅケコーチ」として、1500人以上の片付けられない女性をサポートしていた経験があります。

片付けを不得意とする、多くの悩める女性を見てきた中で気づいたことは、片付けが苦手な人のパターンは3つあること。そして、片付けられない、捨てられない理由が分かると、あなたの考え方の癖も分かってくるのです。

1.「時間がない」型

仕事や習い事、子育てに介護、人付き合いなどで多忙すぎる毎日。「疲れているから片付かないし捨てられないのよ」という方もいます。捨てたい・片付けたいと思っていても、「時間がないからできない」と。

しかし、「時間がない」ことを理由にする方は、仮に時間的な余裕ができても、捨てたり片付けたりしないことが多いんです。

時間は誰にでも平等に1日24時間あるのです。ささいなことを優先するあまり、あなたにとって大事な課題や問題に向き合うことを先送りしていませんか?

時間がない中でも、「捨てる」ことができるようになると、人生の大事な課題や問題も先送りせずに向き合うきっかけをつくることができます。

2.「ため込み」型

とにかく何でも家に持ち帰ってしまいがちなタイプ。化粧品やサプリのサンプルにはじまり、なんとなく買ってしまった雑誌や健康食品、美容グッズ、バーゲンで買った洋服やバッグなど、このタイプはとにかく家にモノが多い。

「もったいないから捨てられない」のではなく、「とにかく何でも自分で持っていたい」。コレクションすること、キープすることで、なんとなく安心し満足するのです。実は、セルフイメージが低く、自分に自信がない、小さい頃に苦労した方に多い傾向です。

このタイプは、「捨てる」ことを通じて、モノに囲まれていなくても、誰かに認めてもらえなくても、十分価値ある存在なのだということを徐々に実感できるようになります。

3.「もったいない」型

捨てられない理由のナンバーワンは、「もったいない」からくるもの。さらに、「もったいない」にも2種類のタイプがあります。

【もったいない型その1 持ち越し苦労タイプ】

高かったから、いただき物だから、ブランド品だから、まだ使えるから捨てられない……という方は、「過去」に執着がある持ち越し苦労タイプ。

メンタル面でも「なぜ、あんなことをしちゃったんだろう」「あのとき、もっと◯◯していればこんなことにならなかったのに」「あの頃は、よかったのに」などと、くよくよ悩んだり、過去を引きずりがち。

高かったモノは、捨てにくいんですよねぇ (菓子制作:尾崎悠子)

【もったいない型その2 取り越し苦労タイプ】

将来必要になったときにもう一度買うのはもったいない。もしかしたら二度と手に入らないかもしれないから捨てられないという方は、「未来」を心配する取り越し苦労タイプ。

「仕事でミスをしたらどうしよう」「病気になって失業してしまったらどうしよう」「恋人や家族に裏切られたらどうしよう」などと、まだ起きてもいないことでもんもんと悩みがち。

どちらの「もったいない」型だとしても、今のあなたにとって必要のないモノを「捨てる」ことで、今のあなたにとって本当に必要なモノや大切にしたい価値観をはっきりさせることができます。

■汚部屋はネガティブも引き寄せる

どのタイプの人にとっても、捨てることはものすごく大事。なぜなら、人が「視覚」から受ける影響は、私たちが思っている以上にものすごく大きいからです。五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)のうち、私たち人間が最も影響を受けるのは視覚。人間の脳が視覚から得る情報の割合は8割を超えるといわれています。

ということは、要らないものがたくさんある散らかった部屋にいるだけで、気がつかないうちに不要な影響を脳に受け続けています。捨てられない人は、ごちゃごちゃの部屋を見続けることで、知らない間に脳を疲れさせていることが多いのです。あなたの疲れ、イライラ、ダラダラやネガティブ思考は、散らかった部屋が原因かもしれません。

それでは、どうしたら片付けや不要なものを捨てることが出来るようになるのでしょうか。

■まずは身近な通勤バッグから

最初にオススメするのは、身近な通勤バッグから始めること。まず通勤バッグの中を片付けましょう。部屋の片付けはそのあとでも大丈夫!

<片付けベタをやめられる 1分でできる簡単アクション>
1.通勤バッグの中身を全部出す
2.自分の気持ちが上がるモノだけ選んで残す
3.気持ちが上がらないモノは、「捨てる・代用品を見つける・磨く」のいずれかを試してみる
4.気持ちの上がるモノだけをバッグに戻す

片付けや捨てることというのはありがたいことに、仕事や恋愛だけでなく、夫婦関係や子育て、さらに友人関係などを仕切り直すきっかけにもなります。

あなたのバッグや部屋にあるものは、自分で買ったモノもあれば、人からもらったモノもあるでしょう。いずれにしても、あなたが持ち込まない限りはその場にないわけです。ですから、バッグや部屋にあるものを見直すことで、あなたの生き方や考え方を見直すことにもつながるのです。

そして、片付けは誰かに協力してもらわなくても自分ひとりで気軽にできるところがいいですよね。2017年、幸先よくスタートできた方はさらに飛躍するために、グダグダのスタートになってしまった方は仕切り直すためにも、ぜひ片付けを活用してみてくださいね。

メンタルコーチ・問題解決の専門家
大平朝子(おおひら・あさこ)
国家公務員試験を首席合格。裁判所書記官として、年間2000件の裁判記録を扱う中で問題解決のある法則を発見し、独立。教育団体、女性団体、外国人リーダー向けに、講演・研修を実施。無職だった夫をベストセラー作家にした手法が注目され、女性経営者など2300人以上の問題解決に携わる。著書に夫婦初共著となる「ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣」(サンクチュアリ出版)。

[nikkei WOMAN Online 2017年1月17日付記事を再構成]

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