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新生活は冷蔵庫もインテリアに デザイン重視型が続々 新生活に欠かせない一人暮らし家電(前編)

2017/1/30

一人暮らしに多いワンルームなどでは冷蔵庫が室内の雰囲気に大きな影響を与える

就職や転勤、進学などで、4月から新天地で生活を始めるという人も多いだろう。新たに一人暮らしをスタートする人の中には、これから生活家電をはじめとした家財道具をそろえようという人も多いに違いない。そこでこれから3回に渡り、新生活に欠かせない最新家電製品を紹介する。最初に取り上げるのは、最近続々と登場しているデザインにこだわった小型冷蔵庫だ。

■中小型冷蔵庫こそデザインにこだわるべき

ここ数年の冷蔵庫の進化は目覚ましい。野菜室を筆頭とした鮮度保持機能は大きく向上しているし、デザインにこだわった製品も数多くみられる。しかし、これらのほとんどはファミリー向けの大型冷蔵庫の話。小型冷蔵庫に関しては、ほとんど進化しておらず、ラインアップも少ないのが現状だ。実際、シャープによると「2015年度の冷蔵庫の機種や色数は、容量351L~550Lの冷蔵庫が68台に対し、350L以下は18台」だそうで、家電量販店の冷蔵庫売り場に行ってみても、そのシェアの低さを実感する。

その一方で、出荷台数を見ると、中小型冷蔵庫のほうが多い。一般社団法人日本電機工業会(JEMA)の民生用電気機器自主統計調査によると、2015年の電気冷蔵庫の出荷台数は、「~140L」が77万4000台、「141L~400L」が124万4000台と中小型を合わせて201万8000台に対し、「401L以上」の大型冷蔵庫は169万6000台となっている。

大型冷蔵庫より中小型冷蔵庫のほうが販売台数は大きい(JEMAの民生用電気機器自主統計調査。グラフ作成 三井俊之)

そんな状況も踏まえてか、最近、デザイン性の高い小型冷蔵庫が複数のメーカーから登場し始めている。実は小型冷蔵庫こそ、デザインが重要と見る向きもある。なぜなら、小型冷蔵庫を置くのはワンルームや1LDKの住まいが多く、冷蔵庫の存在がインテリアに大きな影響を与えるからだ。

そこで今回は、新生活にふさわしい、デザイン性にすぐれた中小型冷蔵庫を紹介する。

■シャープ「SJ-GD14C」/ミニマルなデザインがインテリアに溶け込む

シャープ「SJ-GD14C」。スタイリッシュな空間にも違和感なくなじむ、家具のようなデザイン

シャープが2017年1月19日に発売した容量137Lの「SJ-GD14C」は、ムダを徹底的に省いたミニマムなデザインが印象的。ドアには、従来は大型の高級モデルに使われることが多かったガラス素材を採用しており、美しい光沢を放つ。ピュアブラック、メタリックベージュ、クリアホワイトと3色展開しているため、インテリア空間に合わせて選べるのも魅力だろう。

ユニークなのが、冷蔵室のドアの開閉方向が変えられる「つけかえどっちもドア」だ。扉のビスを外すだけで簡単に付け替えられるため、冷蔵庫の置き場所を変えたり、引っ越したりしたときに便利。転居する可能性が高い一人暮らしにはうれしい機能だ。

そのほか、庫内にはシャープ独自のイオン技術で冷気を除菌するという「プラズマクラスター」や、明るく見やすいLEDライトを搭載。小型冷蔵庫でも、清潔性と使いやすさに配慮されている。

扉の上端を薄くすることで、天板との一体感を生み出している。天板には耐熱テーブルを採用
カラーは、シックにもナチュラルにも合わせやすい3色展開。実勢価格は、6万5000円前後(税抜き)

■アクア「AQR-U16F」/ステンレス素材で上質感を追求

「COOL Stainless」シリーズとして登場した小型冷蔵庫「AQR-U16F」。ドアの大きさをみると、全体の中で冷凍室(下のドア)が占める割合が多いのがわかるだろう。実勢価格は7万円前後(税込み)

アクアが1月10日発売の小型冷蔵庫で前面に打ち出してきたのも、やはりデザイン性だ。同社の分析によれば、ここ数年の消費傾向は、「ムダなものにはお金を出さない節約志向」と「価値があると感じたものには投資する“こだわり消費”志向」と二極化しているという。そこで小型冷蔵庫にも上質感にこだわったモデルを投入した。

容量157Lの「AQR-U16F」は、リビングから見えてもおしゃれなデザインを追求し、スタイリッシュなステンレス素材を採用。ステンレスは「カフェスタイルのキッチンが演出できる」と人気の素材だけに、トレンド感のある空間づくりに一役買ってくれそうだ。

さらに小型冷蔵庫にしては大容量の54Lの「ビッグフリーザー」を搭載。ここ数年、ホームフリージングの需要が伸びているという背景もあり、何かと冷凍食品に頼る機会が多い単身者にとっても心強い設計となっている。

庫内が見やすいLED灯のほか、Agイオン除菌酵素脱臭フィルターも搭載
天板は耐熱100℃テーブルになっており、大きめのオーブンレンジを載せることができる

■パナソニック「NR-B179W」「NR-B149W」/落ち着きとスタイリッシュさの2色展開

容量138LとパーソナルサイズのNR-B149W。実勢価格は、5万1760円(税込み)

パナソニックは、100L台の小型冷蔵庫を容量138Lと同168Lの2サイズをラインアップしている。いずれにも、インテリアになじみやすい家具調のマホガニーブラウンと、スタイリッシュなシルバーの2色を用意する。

容量168Lの「NR-B179W」は、小型のなかでも容量が大きめサイズで、冷蔵室を124L、冷凍室を44L確保。自炊する人、週末にまとめ買いをするという人に向いている。これに比べて「NR-B149W」は容量が30L小さい138L。横幅は共通で480mmだが、NR-B149Wの高さは1119mmとNR-B179Wの1293mmに比べて低く、天板にオーブンレンジを置くならこちらが使いやすいだろう。

容量168Lと小型の中でも大きめのNR-B179W。実勢価格は、5万6130円(税込み)

上位モデルに搭載されている、菌やニオイを抑制するというパナソニックのイオン技術「ナノイー」は非搭載だが、代わりに「カテキン抗菌・脱臭フィルター」を搭載することで、清潔性にも配慮している。また静音化設計が施されているため、リビングと寝室が同室という住まいで使う場合も安心だろう。

■冷蔵庫に好きな色を塗ってくれるサービスも

インテリアに合わせてカラーリングされた冷蔵庫。リビング空間のインテリアとして存在感を放っている

そもそも冷蔵庫のカラーバリエーションはシンプルすぎてつまらない……と思っている人におすすめなのが、リビングカラーズ(香川県高松市)が展開するラシックカラーズのカラーペイントサービスだ。同社では、「冷蔵庫はインテリア」というコンセプトのもと、既存の冷蔵庫にカラーペイントを施すサービスを行っている。

塗装は、熟練の職人が5日間かけて3度塗りで行う。自動車と同じ「高品質ウレタン塗装」のため、艶と光沢があり、汚れや傷にも強いという。

購入方法としては、好みの色が施された冷蔵庫を購入する「通販機種」と、自分で用意した冷蔵庫を同社に送ってカラーリングを施してもらう「オーダー機種」がある。

通販機種の一例をあげると、ハイアールの容量138Lタイプ(JR-NF140K)のディープオレンジ色で、12万2040円~13万6080円(税込み・送料別)。オーダー機種は、基本的にはガラストップ加工されていないものであれば対応できる(対応機種はホームページで要確認)。価格の一例として、パナソニックの容量138LタイプNR-B14Wの場合、ドアだけ塗装する「ドアだけプラン」で7万3000円、すべて塗装する「まるごとプラン」で8万6000円(いずれも税抜き・送料別)。

オーダー機種のカラーは、標準色48色のほかに、600色ある色見本から選ぶこともできる(オプション料金は税抜き9800円)。オプション料金1万9800円(税抜き)でオリジナルカラーを調合してもらうことも可能なので、きっとお気に入りの色に出合えるだろう。

同じ冷蔵庫でも、カラーが違うとこんなにも印象が変わる。自分らしいカラーを選んでみてはいかがだろう
特集 新生活に欠かせない一人暮らし家電
前編 新生活は冷蔵庫もインテリアに デザイン重視型が続々
中編 1人暮らしなら、まず高性能トースター お薦め4選
後編 一人暮らしなら出しっ放しで 魅せるスティック掃除機

(家電ライター 田中真紀子)

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