今年の鍋、トレンドは「草・スパイシー・カスタム」

スープから具材、薬味まで好きなものを組み合わせられるアロハテーブル「ALOHA HOT POT」(1人前平均1700円、注文は1人前からでもOK)
スープから具材、薬味まで好きなものを組み合わせられるアロハテーブル「ALOHA HOT POT」(1人前平均1700円、注文は1人前からでもOK)

寒さも本番を迎え、鍋がおいしい季節となりました。今回は、寒いうちに絶対食べておきたい今シーズンのトレンド鍋を3種ご紹介します。ガッツリと野菜を楽しむ「草鍋」、辛さとコクがやみつきになる「スパイシー鍋」、そして自分好みにアレンジしたいというわがままに応える「カスタム鍋」。気になる鍋をぜひお試しください。

葉野菜が山盛り、野菜を存分にほおばる「草鍋」

「草鍋」とは、どっさり入れた緑の葉物野菜をメーン具材として楽しむ鍋で、今年の鍋トレンドの1つとして注目されています。昨年から人気のパクチーや、ホウレンソウ、和のハーブといわれるセリなどをこれでもかと入れて作る、文字通り「草」だらけの鍋です。

全国で223店舗(2016年11月現在)を展開する人気の居酒屋「赤から」の有楽町店でのみ提供中の「パクチーレモングラス鍋」も草鍋の一つです。

赤から「パクチーレモングラス鍋」(1人前1290円、注文は2人前から)。パクチーとレモングラスの豊かな香りで爽やかです

鶏ガラをベースにレモングラスやカー、バイマックルといったタイ料理には欠かせないスパイスを加えたエスニックな香りのする特製スープと、豚バラや鶏モモ肉、春雨、白菜、白ネギなど鍋定番の具材、さらに山盛りのパクチーがサーブされます。パクチーの量はなんと80グラム! ちなみにスーパーで売っているパクチー1袋が30グラム程度ですから、相当な量ですね。

単に野菜を山ほど食べるというのではなく、おいしいスープといろいろな具材とともにパクチーを存分に食べられる、パクチーを楽しむための鍋といっても過言ではありません。「赤から有楽町店」の武藤允周店長によると「パクチーは別皿で提供します。さっと煮るだけにして食感と香りをお楽しみください。2種類のつけタレ(特製ゴマダレ、特製タイポン酢)に入れていただくのもおすすめです。新鮮なパクチーがたくさん食べられると喜びの声をいただいています」とのこと。

シメは雑炊やラーメンもできますが、好みでフォーも選択可能です。肉やシメまでしっかり食べても野菜メーンならヘルシーで、あっさり食べられるのもいいところです。

サンショウにシビれる! ガッツリスパイシー鍋

寒い冬にハフハフ食べる辛い鍋が好きな人も多いはず。今年は、辛さ+うまみに加え、サンショウのしびれを足した「激辛しびれ鍋」が登場。九州料理専門店「九州黒太鼓池袋」では、たっぷりのサンショウを加えたしびれるおいしさの鍋「四川激辛しびマーラー坦々鍋」を楽しめます。

九州黒太鼓池袋「四川激辛しびマーラー坦々鍋」(1人前1780円、注文は2人前から)。サンショウのしびれる辛さがやみつきになります

炒めた豚ひき肉に一番だしやしょうゆ、ユッケジャン、ニンニク、唐辛子を加えて煮込んだ坦々風のスープは、辛さとコク、うまみが濃厚。クコの実や八角など薬膳素材も入れることで、一層奥深い香りになります。具材は、ニラやモヤシ、白菜などに加え、インパクトも満足感も大の厚切り豚角煮が入ります。

最後に粉唐辛子と2種類の粉サンショウをたっぷりかけて完成。「サンショウの量は一般的なスパイスの瓶でいうとおよそ1本分です! 年齢問わず、激辛好きの方にご好評いただいております。サンショウの辛みが強めなので、あとからビリビリと舌にしびれるような辛みが襲ってきますよ」と同店を運営するダイヤモンドダイニング広報部の亀田泰子さん。

唐辛子の辛さだけでも体が温まりますが、サンショウにも冷え性の改善と緩和や、腹痛・下痢の予防、胃もたれや消化不良の改善といった効果も期待できるとか。女子会にはぴったりの鍋かもしれませんね。

スープも具材もお好みで、わがままカスタム鍋

食べている途中でつけダレを加えたり、具材を変更するなどして、食べながらカスタムしていける鍋も今年のトレンド。飽きずに食べられるのがうれしいところです。

人気のハワイアン・カフェ&ダイニング「アロハテーブル」(原宿、中目黒、星ヶ丘の3店舗)で提供されている鍋「ALOHA HOT POT」(トップの写真)は、6種のスープから2種を選び、肉、野菜、その他具材や薬味、つけダレに至るまで、すべてを自分で選んで作る鍋です。薬膳鍋やスパイシー鍋、ハワイアン鍋など様々な鍋にアレンジできますが、その一つ一つが家庭では真似できないおいしさがあり、人気の鍋となっています。

スープとつけダレの組み合わせで、いろいろな味が作れてしまうのが楽しい(※写真はイメージです)

同店を運営するゼットン広報部の大城加奈さんによると「約50種類の具材を陳列したフードステーションを用意しています。セルフスタイルで自由に具材を取りに行っていただくので、フードステーションの前で何にしようかとわくわくしながら相談している様子がよく見受けられます。また、数種のつけダレで何度も味を変えられるので最後まで飽きないと好評をいただいています」とのこと。

おすすめの「ハワイアン」というスープは牛・豚・鶏をじっくり煮込んだトリプルスープにパクチーやトマト、果実の酸味を加えたもの。「具材は豚ロースや牛タン、つくねやスパムなどもおいしいですよ。タレは『パクチージンジャー』や『トロピカルマンゴーパインソース』がおすすめです」と大城さん。家庭では真似できそうにない、ハワイアンテイストのつけダレや薬味もたくさん用意されているので、いろいろ試してみるのも楽しそうです。

外食で楽しむ鍋は、いろいろな個性があって悩んでしまいますね。ワイワイとおいしい鍋を楽しんでください。

[DATA]
名古屋赤味噌 赤から http://www.akakara.jp/
九州黒太鼓 http://diamond-dining-shops.jp/kurodaiko/ikebukuro/
アロハテーブル「ALOHA HOT POT」 http://hotpot.alohatable.com/

※価格は特記がない限り、税抜きです。

(取材・文 GreenCreate)

注目記事