マイナポータルとは? 行政サービスのポータルサイト

マイナポータルの仕組みや注意点などを教えてください。家庭で有利な点はどんな点ですか(広島県、20代男性)
マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

「マイナポータル」は、自宅のパソコンをインターネットに接続すれば、行政機関が自分の特定個人情報をやりとりした履歴などを確認できるポータルサイトです。当初は今年1月とされてきた運用の開始時期でしたが、7月にずれ込みました。システム開発に遅れが出ていたほか、2015年に起きた日本年金機構に対するサイバー攻撃への対応などで、各省庁が持つ情報の連携を先送りしたことが背景にあります。

マイナポータルを利用するためには、ICチップ付きのマイナンバーカードをカードリーダーでパソコンに接続し、ログインする必要があります。マイナンバーカードの申請者は17年1月4日時点で約1200万人にとどまっています。政府はマイナンバーカードの普及を促進する目的もあり、マイナポータル経由で便利なサービスを利用できるようにする計画です。

17年7月からはまず、児童手当の申請や妊娠の届け出がマイナポータル上でできるようになります。認可保育所の利用申請にも対応していく予定です。ただし利用者が住む自治体がこのサービスを導入していることが条件になります。

世帯の医療費が一定額を超えた場合に税負担を軽くする医療費控除も、健康保険組合などと連携し、領収書を税務署に提出しなくてもマイナポータル経由での申請が可能になる見込みです。引っ越しのときに電力やガスなどの住所変更手続きを一括してできるサービスも検討中です。利便性は間違いなく高まります。まずは7月にサイトが無事に稼働するのを待ちましょう。

[日経ヴェリタス2017年1月9日付]

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