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ノロ対策 トイレは腕まくり、アルコール消毒より石鹸

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日経Gooday(グッデイ) カラダにいいこと、毎日プラス
前回の記事「ノロウイルス、10年で2番目の流行 まだ拡大かも」でお伝えした通り、この冬の感染性胃腸炎は、変異したノロウイルスが流行の主要株となっており、感染者が増えやすく、例年にないほど大流行する恐れがある。では、私たち一人ひとりはどんなことに気を付ければいいのだろうか。

北里大学北里生命科学研究所・感染制御科学府ウイルス感染制御学Iの片山和彦教授によると、新型や変異型ウイルスに感染したときの症状や予防策は従来のノロウイルスの場合と特に変わらない。ただ、「新型や変異型の場合、これまで獲得した免疫が役に立たず『かかりやすい』のは確かなので、『手を洗う』ことの重要性は今一度見直してほしい」という。

手洗いのポイントをはじめ、ノロウイルスを寄せ付けない&まき散らさないために日々心掛けるべきことを片山教授に教えてもらったので、参考にしてほしい。

Check1 「トイレ後」「食べ物に触る前」には手洗いを

特に忘れてはいけないのは「食べ物に触る前に」手を洗うこと。「新幹線の車内や研修会の場など、いろいろなところで観察する限り、お弁当を食べる前に手を洗っている人は少ないように見受けられるが、万一手にウイルスが付いていたらアウト。トイレを済ませた後はもちろんのこと、食べ物に触ったり、食べたりする前も、必ず手洗いをしてほしいものです」(片山教授)

Check2 手を洗う場合は石鹸を付けて!

手を洗う場合は、必ず流水で洗うこと。おてふきやウェットティッシュで拭く程度では、ウイルスは十分に取り除けないからだ。「石鹸(せっけん)をつけて手全体に広げた後、石鹸が落ちるまで洗えばOK。石鹸を付けるのがいいのは、界面活性剤の作用で付着した汚れをはがす効果があるのと、石鹸をつけた以上は誰でもそれが落ちるまでは丁寧に洗うから。完璧に洗わなくてもいいので、それよりは手を洗う頻度を増やしてほしい」(片山教授)

Check3 手洗い後は水気を拭き取る・まき散らさない

手洗いの後、手をぶるんぶるんと振って水気を飛ばす人もいるが、そうすると、手に残っていたウイルスが飛び散る可能性もあるので、ペーパータオルか手持ちのハンカチで水気をふき取ろう。

また、手洗いの仕上げ用にアルコール系消毒薬を置いてあるトイレもあるが、「ヒトに感染するノロウイルスに対するアルコール系消毒薬の効果はあまり期待できない。よく手洗いをした後に使用すれば、手が乾きやすいという点ではおすすめだが、手洗いの代わりにはならないことに注意が必要」(片山教授)だ。

Check4 腕まくりをしてトイレに入る・便座や便器の蓋は拭く

腕まくりをしてトイレに入るとよい。排便後におしりを拭くときに親指の付け根や手首と同時に、袖口が汚染されることが多いからだ。さらにトイレでは、便座を介して感染することもあるため、便座クリーナーや流せるタイプのウェットティッシュなどで便座を拭いてから使用すること。拭けるものがない場合、紙でできた便座用シートやトイレットペーパーを敷いて使うのも有効だ。なお、便座だけでなく、便器の蓋にウイルスが付いている可能性があるので、便座を拭く際は、できれば蓋の裏まで拭きたい。

Check5 人ごみ、外出先のトイレではマスクの着用を

マスクは意味がないと言う人もいるが、人ごみに出る際や外出先でトイレに入る際にはおすすめだ。「ノロウイルスは単独で飛ぶことはなく、小さな水滴や埃(ほこり)に乗って飛んでいるので、埃や水滴が口に入るのを防げれば十分であり、ウイルスを通さないような高価なマスクでなくても大丈夫」(片山教授)だという。また、「マスクをしていると食べ物を食べる前に手を洗うことを思い出すきっかけになり、その意味でもマスクの着用はおすすめ」だそうだ。

◇   ◇   ◇

「ノロウイルス、10年で2番目の流行 まだ拡大かも」でもお伝えした通り、今シーズンは、1月以降、家庭内のノロウイルスを外に持ち出すことによる集団食中毒発生リスクが高くなることも懸念されており、これからの時期は特に注意したい。

この人に聞きました

片山和彦(かたやま かずひこ)さん
 北里大学北里生命科学研究所・感染制御科学府ウイルス感染制御学I教授。1985年、東京農工大学蚕糸生物学科卒業、東京大学農学生命研究科にて獣医学博士、株式会社ビー・エム・エル基礎研究部、国立感染症研究所(ウイルス第二部第一室長)などを経て、現職に。国際ウイルス分類委員会(ICTV)・カリシウイルス研究グループメンバー、国際カリシウイルス会議役員。

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