マネー研究所

七転び八起き

不動産で成功、民泊は撤退

2017/1/9

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はパク・ミョンさん(47) 都内会社員。格安航空などを使った旅行が趣味。16年は1年間で約10万マイルをためた。

■1994年~

パク・ミョンさん 不動産価格の過熱がすごい

大手証券のグループ会社に入社し、毎月1万円の積み立て投資を始め、東京電力ホールディングス(9501)株を購入していった。コツコツ積み立てた結果400株に。2006年ごろ5割ほど上昇したので売却しようと考えたものの行動に移せず。その後東日本大震災で塩漬けに。

■98年~

29歳で当時はまだ珍しかったファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得。投資の学習で目からウロコが落ちた。しかし、当時は給料をすべて「飲んで、食べて、キャバクラ」だったので、お金がなかなかたまらず。財形貯蓄をコツコツ継続する。

■2007年~

外資系製薬会社を希望退職し、割り増し退職金で外国為替証拠金(FX)を始めた。円安基調の波に乗って順調だったが、ある日、英ポンドが売られていることに気付かず、ハイレバレッジの状態のまま眠りこけてしまった。気付くと一晩で約80万円がロスカットで水の泡に。勉強していないのに素人が手を出すのはやめるべしと決意した。

■11年~

当時の民主党政権でデフレ続きだったせいか、東京都の中央区・千代田区近辺の不動産価格が下落している点に着目した。駅徒歩2分の物件40平方メートルを2700万円で購入。その後、東京五輪の開催決定もあり、市況価格が5年で1000万円程度上昇。今は売り時を検討している。

■15年~

外国人観光客の増加に目を付け、中央区内で2部屋を借り、箱根にリゾート物件1室を購入して「民泊」を始めた。収益性は高く、約1年で投下資金回収ができるめどが立った。しかし、競争激化やゴミ出しなど近隣への配慮が気になり、16年に撤退。今の不動産価格は賃貸需要を大きく上回って上昇しており割高感がある。民泊は専門業者も急増しており、難しくなってきている。

[日経ヴェリタス2017年1月1日付]

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