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夢の空間、作ってみせる 新プロジェクトを担う女性

今年、動き出す(上)

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NIKKEI STYLE

2017年、新たな舞台で輝こうとする女性たちがいる。新年企画「今年、動き出す」では、3回にわたりその新しい挑戦を紹介する。第1回は、今年スタートする注目の事業に携わる3人。それぞれのキャリアと、新事業の立ち上げに臨む姿を追った。

クルーの価値観、ひとつに 豪華列車のサービス担う 中山千香子さん

かつてない感動体験の提供を目指し、東日本旅客鉄道が5月に運行を始める豪華寝台列車「トランスイート四季島」。上質な空間で東北や上越、北海道を周遊する旅は、3泊4日で1人74万~95万円と高額だが8月までのツアーは完売という人気だ。

期待をひしひしと感じながら、トレインクルーの育成を担うのがびゅうトラベルサービス国内旅行事業本部クルーズトレイン事業部次長の中山千香子さん(45)。30人のクルーの採用や教育、訓練プログラムの策定や車内サービスの仕組みづくりを手掛ける。

クルーは全員中途採用。接客や添乗などのサービスに携わったキャリアを持つ。「経験を生かしてほしいが、持っている価値観はそれぞれ違う。一番大切なのは、価値観をそろえる『心あわせ』だと思った」。最初の研修では1カ月半を費やし、「プロフェッショナルとは何か」といったテーマでグループディスカッションや座学を重ねた。ホスピタリティ、感動体験、上質感、チームワークから成る「四季島フィロソフィ」も策定。「日本の美しさ、東北のあたたかさを感じられる旅を通じて感動を届けたい。サービスもスマートというより、あたたかみを感じられるものに」と意気込む。

日本航空で国際線の客室乗務員として約20年、キャリアを積んだ。客室本部でマネジャーを務めていた2015年4月、びゅうトラベルサービスへの出向を命じられた。10年の経営破綻を乗り越え、「もう一度JALのサービスを世界一にする」ことを目指し品質向上に取り組んでいたさなかの辞令。戸惑いはあったが、多くの先輩や同僚が背中を押してくれる中、「腹をくくって」着任した。運行開始まで半年を切り、「120%の力で走る日々」が続く。

夢はトランスイート四季島を世界一のクルーズトレインにすること。「この事業に携わることができた感謝の気持ちを、成功という形で返したい」

◇  ◇  ◇

東奔西走、魅力を発信 レゴのテーマパークをPR 和久井ひろみさん

年末、大阪府内の商業施設の一角に人だかりができていた。4月に名古屋市に開業予定の屋外型テーマパーク「レゴランド・ジャパン」のジオラマだ。パンフレットを配りつつ「遊びに来てね」と子どもにほほえみかける女性が、同テーマパークのプロモーションを担う和久井ひろみさん(46)だ。レゴランド・ジャパンは主にファミリー層を対象としたテーマパークで、ジェットコースターや潜水艇など様々な乗り物を楽しめる。

和久井さんの仕事はレゴランド・ジャパンの認知度向上だ。各地に出向いて同施設の魅力を発信する。これまでお膝元の愛知県や東京都など全国6カ所で同様の催しを開いた。一人でも多くの人に伝えたいと東奔西走し、プロモーションの仕事に就いてから半年程度だが、配った名刺は300枚を超える。

「常に挑戦し続けることをモットーにしている」。和久井さんはレゴランド・ジャパンを含め4つの会社で働き、それぞれで活躍してきた。新卒で入った会社ではレストランの立ち上げを担い、従業員の育成やマニュアル作成を手掛けた。この時の経験をかわれ、スターバックスコーヒージャパンに転職した。

転機はスターバックスでの商品開発部隊への異動だった。仕事相手が社内の人から社外の人に一気に広がり、「説明力と交渉という今の業務に通じるスキルを学べた」と振り返る。プロモーションの仕事は一筋縄ではいかないが、「私を通じてレゴランド・ジャパンを知る人も多い。アンバサダーの役割も務めたい」と意気込む。

忙しい日々を送るが、趣味であるランニングをほぼ毎日続け、総走行距離は1200キロメートルに達した。「来園者の期待を超えるようなオープニングにできるよう、走り続けたい」。自分の限界を決めず、進み続ける。

◇  ◇  ◇

笑顔で働ける環境を バリ新リゾートスタッフを教育 小林麻理さん

緑豊かな大自然や田園風景が広がるインドネシアのバリ島・ウブド。星野リゾート(長野県軽井沢町)が展開する星のやブランドの海外初のリゾートホテル「星のやバリ」が1月20日にオープンする。オペレーション責任者として開業準備に奔走するのがサービスチームユニットディレクターの小林麻理さん(31)。現地で採用した約40人のスタッフの教育や、働きやすい環境整備の指揮を執る。

08年に新卒で入社。温泉旅館でサービスチームのメンバーとして働いた。転機は12年、1年任期で星野佳路社長のアシスタントを務めたことだ。仕事で見える景色が変わった。「それまでは自分の現場しか見えていなかったが、一つひとつの事業や組織が持つ経営における意味やリーダーの考え方、ものの見方を学んだ」

英語力を磨く必要性を実感したのもこの時期だ。香港出張に同行した際、「英語ができないため社長にいろいろと手配してもらい、みじめで悔しい思いをした」。帰りの飛行機で、学習休職して海外で英語を勉強したいと社長に伝えた。14年から休職し米国留学。ホスピタリティマネジメントの修士号を取得し、昨年8月に職場復帰した。

留学時、「将来は海外拠点でマネジメントを目指したい」という思いが芽生えた。9月に開催された社内プレゼン大会で、星のやバリのユニットディレクターに立候補。異文化マネジメントをテーマにした発表が評価されて登用が決まり、11月にバリに赴任した。

大切にするのは、「地域の文化や景観になじむリゾートをつくる」という理念。スタッフのお辞儀は日本式ではなく、手を胸の前で合わせる現地のやり方にしようと最初の研修時に話し合って決めた。「スタッフは皆、バリの文化を誇らしく思い、それをお客様に伝えたいという強い思いを持っている。彼らが笑顔で良いサービスを提供できる環境をつくるのが私の仕事」。現地スタッフとともに、「バリの誇りになるようなリゾート」の実現を目指す。

(女性面編集長 佐藤珠希、香月夏子)

〔日本経済新聞朝刊2017年1月7日付〕

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