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パラ競技を運動会に! JTBと日本財団、企業に提案

2017/1/15 日経MJ

プログラムでは専用器具などを無料で貸し出し、目隠しで実施する準備体操やサッカーなどを体験できる

 JTBと日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ、東京・港)は、障害のある選手が実施する「パラスポーツ」を組み込んだ運動会のプログラムを開発した。器具を貸したり指導員を企業に派遣したりする。2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、パラスポーツを社内イベントに採り入れる動きが広がりそうだ。

 プログラムは「あすチャレ!運動会」。球を投げたり転がしたりして目当ての白球にどれだけ近づけるかを競う「ボッチャ」、目隠しして取り組むサッカーや玉入れ、車椅子を利用したバスケットボールやリレーなどを楽しめるようにした。

 パラリンピックの競技団体を支援するパラサポがJTBの協賛金を得て、車椅子などパラスポーツに必要な器具を企業に無料で貸し出す。指導員も派遣する。運動会を実施する企業が、専門知識がなくても手軽に採り入れられるようにする。

プログラムでは「ボッチャ」などを楽しめる(写真はデモンストレーションを行うボッチャ日本代表の杉村英孝選手)

 JTBは企業や自治体、学校などから運動会の運営を請け負う事業も手掛けている。JTBが請け負う際の費用などは今後、詰める。4月施行の障害者差別解消法を受け、誰もが使いやすい商品やサービスの開発に力を入れている。東京五輪・パラリンピックに向けてスポーツ観光への関心も高まるとみている。

 バブル経済の崩壊などで下火になった社内の運動会だが、近年では社内で薄くなった社員のつながりを深めようという狙いから復活する動きが目立っている。あすチャレ!運動会では大勢で楽しみながらコミュニケーション力やチームワークが高められる点に重点を置き、健常者でも十分に楽しめる内容にした。

 パラサポの山脇康会長は「20年には日本全国が一体となって盛り上がり、パラリンピックを応援する下地を作りたい」としている。

(新沼大)

[日経MJ2016年12月23日付]

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