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新線開通、都心の摩天楼… インフラ整備に期待集まる 2016年オリパラチャンネルで読まれた記事(上)

2016/12/30

 東京五輪・パラリンピックが開かれるオリンピックイヤーまで残すところあと3年。都市のインフラ整備や増加する訪日外国人(インバウンド)需要、多様な価値観を認め合う共生社会の実現など、「五輪」「オリパラ」というキーワードを通じて関心が集まるニュースが次々と生まれました。今年オリパラチャンネルでよく読まれた記事を2回に分けて振り返り、世の中の関心の先を探ります。1回目はインフラ整備などまちづくりへの関心を集めた記事を紹介します。

■東京駅延伸、つくばエクスプレスの悲願なるか

つくばエクスプレスは計画を上回るペースで乗客が増えてきた

 2030年ごろの首都圏の鉄道網のあり方を示す交通政策審議会(国土交通相の諮問機関)の答申が4月にまとまり、茨城県つくば市と東京・秋葉原を結ぶ常磐新線(つくばエクスプレス、TX)について、沿線住民らの悲願だった東京駅への延伸に加え、都心と臨海地域の間に新設する地下鉄との一体整備まで盛り込んだ。つくばは日本を代表する研究学園都市だが、かつては都内からバスで片道2~3時間かかり「陸の孤島」ともいわれた。それが新幹線のターミナルでもある東京駅までの延伸が実現すれば利便性は飛躍的に高まることから、沿線住民らの強い関心を呼んだ。記事を読む

■京葉・りんかい線相互直通 ディズニー・お台場結ぶ

朝夕のラッシュ時間は乗り換え客で混雑する(JR新木場駅)

 東京・お台場と東京ディズニーリゾート(TDR)。東京湾に面し、国内外から人気を集める2つの観光地は、JR京葉線と東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転が実現すると、乗り換えなしで行き来できるようになる。交通政策審議会の答申は京葉線とりんかい線の相互直通運転を「国際競争力の強化に資するプロジェクト」と位置づけた。東日本旅客鉄道(JR東日本)が計画する羽田空港アクセス線が実現すれば、空港からりんかい線を経て京葉線沿いのTDRや幕張メッセ(千葉市)などへのアクセスが改善するからだ。記事を読む

■品川に初の地下鉄 六本木と結びにぎわい創出

品川駅上空(PIXTA)

 東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線で約40年ぶりの新駅開設など、近隣に大規模な再開発が控え、都市機能の集積が進む品川駅。リニア中央新幹線のターミナルとして首都圏の新たな玄関口にもなる。そんな品川駅に初の地下鉄が乗り入れる計画が、交通政策審議会の答申に盛り込まれた。新地下鉄は六本木などの都心部と品川のアクセスを便利にする。2000年の前回答申にはなかった構想で、今回初めて記載された。具体的には東京メトロ南北線が通る白金高輪駅から、支線のように鉄路を延ばす案が有力だ。記事を読む

■五輪に向け整備進む湾岸主要路

国道357号の東京港トンネル(写真:日経コンストラクション)

 2016年は道路建設でも大きな計画の発表や開通が相次いだ年だった。東京湾の西側で首都高湾岸線に並行する国道357号は、湾岸の代表的な一般道だが、未開通区間が複数残り、このエリアで“足の弱さ”の要因の一つに数えられてきた。しかし、臨海部を中心に開催される20年の東京五輪・パラリンピックを控え、目玉だった東京港トンネルが片側開通するなど大きな動きが生じている。記事を読む

■タワーマンションのトラブル多発、住民が苦情

「新しい基準ができてトラブルがなくなった」と話す村上正健・前理事長(東京都中央区のザ・トーキョー・タワーズ)

 豪華なラウンジやゲストルームを備えたタワーマンションが増えるなか、そうした共有施設の使用を巡る住民同士のトラブルが目立つ。ホテルのような施設は民泊を利用する訪日外国人にも人気で、彼らがゴミ出しのルール違反や深夜の大騒ぎなどいわゆる「民泊トラブル」になる例も後を絶たない。東京五輪・パラリンピックを控え、そうした問題の解決に向けてマンションの管理組合も動き始めている。タワーマンションは今年も相次いで建設されており、現状についての関心を集めた。記事を読む

■羽田アクセス、3路線追加で東京の競争力向上

羽田空港と都心のアクセスが東京の国際競争力の課題となっている

 2030年ごろの首都圏の鉄道網のあり方を示す交通政策審議会(国土交通相の諮問機関)の答申がまとまった。00年以来16年ぶりの答申は、東京を中心とする都市圏の国際競争力強化や成長性などの観点から、新線や延伸など24事業を盛り込んだ。東京五輪・パラリンピックを控え、首都圏の人の流れを変える可能性がある注目路線をピックアップし、経済効果や課題を検証。新たな人の流れが生まれる可能性に関心が集まった。記事を読む

■「小池百合子新知事の五輪選手村」跡地開発に壁高し

当選を決め万歳する小池百合子氏(7月31日夜、東京都豊島区)

 元防衛相の小池百合子氏(64)が7月、東京都知事に選ばれた。3代連続で東京都知事が任期途中で辞職する異例の事態を経ての登板だ。最大の案件は2020年の東京五輪・パラリンピック。小池氏と対立関係にある有力都議の裏には不動産業界が控える。その不動産業界と共同で小池氏が越えなければならないのが選手村跡地開発問題だ。現在は五輪施設と築地市場問題に揺れる小池都政だが、来年以降、この問題も浮上してくるかもしれない。記事を読む

■ポスト五輪の東京再開発 超高層30棟超す摩天楼に

JR東京駅付近には地上390メートルのビルが完成する(東京都千代田区)

 ポスト五輪・パラリンピックの東京。息の長い再開発事業が相次いで日の目を見ることになりそうだ。特に山手線東側の街並みが変貌する。東京モノレールの発着場がある浜松町から、リニア新駅のできる品川、「水の都」がよみがえる日本橋など事業費が分かっている開発計画の金額だけで軽く3兆円を超える。東京都や民間が力を入れる水上バスに乗った記者が、「2030年の東京」の姿を想像してみた。記事を読む

■新丸ビル25棟分 東京駅周辺、五輪後にオフィス激増

JR東京駅周辺で計画されている主な大型再開発計画。2016年以降に完成予定の主なビルをCGで示した(CG画像提供:キャドセンター)

 日本最大のオフィス街である東京駅周辺の再開発計画に絞ってまとめた記事も注目を集めた。2000年代に丸の内から始まった大型再開発の波は、大手町、八重洲、そして東京駅北側の常盤橋エリアへと広がっている。これらの大型再開発は、2020年の東京五輪・パラリンピック後に完成を予定しているものが多い。20年代後半には、東京駅周辺の街並みは大きく変貌を遂げることになる。記事を読む

■「おもてなし清潔トイレ」で訪日客に日本文化発信

ギャラリーのような空間で最新のトイレが旅客を迎える(成田国際空港のギャラリーTOTO)

 前回の東京大会はユニットバスが生まれたが、2020年の東京五輪・パラリンピックではトイレが注目を集めそうだ。空港や駅では美術館のような内装の美しいトイレがお目見えし、訪日客が写真や動画に収めている。TOTOが実施した昨年10月の調査では、訪日客の70%が日本のトイレの「温かい便座」に感動したと回答。トイレは日本文化を発信する観光資源となるかもしれない。記事を読む

※年齢と肩書は取材当時。

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