ズボラでも平気 伊製オイルヒーターは縁の下の力持ち
奈津子の家電選び後輩目線
突然ですけど、先輩! 「冬の寒さ対策」って、ちゃんとできてますか? "冷え性は女性のもの"という意識の強い男性も多いかもしれませんが、自覚していない間にオフィスワークによる運動不足やストレスで内臓から冷え、体の不調につながっている方も少なくないそうですよ。
そこで連載第4回となる今回は、つけていることを忘れるほどに快適な体感温度を保持してくれるヒーター、デロンギの「ベルカルド オイルヒーター」をご紹介します!
広めの室内でもしっかりと暖めてくれる
どことなく耳あたりのいい製品名の「ベルカルド」という単語は、イタリア語で「心地よい暖かさ」という意味だそうです。その名の通り、徹底的に室内の快適性を追求して作っていて、洗練されたデザイン性もバツグンで目をひきます。
適用床面積は10~13畳で、製品内部のオイルは劣化も減少もしないため燃料補充の手間は不要です。
また、省エネを実現する「ECO運転」と24時間タイマーを併用することで、旧モデルと比べて電気代が約58%もカットできるのだとか。暖房代がかさむこの季節にはありがたいですよね。
実際に私も使用開始!
私がこのベルカルド オイルヒーターを使い始めたのは11月24日。観測史上初めての早さで関東で積雪があった夜で、激しい気温の低下が急に起きはじめた時期です。
それによって自身の体調も左右されまくりで、救いを求めるかのように製品への期待値も高まりました。
設置場所は寒気の入り口である窓際をセレクトしました。試しに窓際以外にも置いて使用してみたのですが、室内の暖まり方が前者の方が圧倒的に良かったです。多少の模様替えが必要になったとしても、室内の快適さを優先したいのであれば窓際がオススメです。
安全面にもしっかりとした配慮があります。天面のメッシュ構造はすき間に指が入らない設計になっています。本体の表面温度は約60℃で、触れてもやけどの心配がないため、子供やペットがいる家庭でも安心です。誤作動を防ぐためのチャイルドロック機能も搭載されています。
私は正直、オイルヒーターってもっと取り扱いに注意が必要なものなのかと思っていました。でも、とても安心・安全な暖房なんですね。
ズボラさんでも簡単だから大丈夫!
基本的な使用方法は、電源を入れてからダイヤルで温度調節をするだけ。
ボタン2つとダイヤルしかないため難しい操作が不要です。
室内の寒さに合わせて600W、900W、1500Wの電力レベルが選べますが、「ECO運転モード」にすると自動調整してくれます。1時間の平均電気代が約14円ということなので、1日8時間使うとすると1カ月(30日)で約3360円ですね。
リモコンでの操作も可能なので、ソファやベッド上からでも操作できるのはとても楽チンでした。ヒーターの電源をいれるために、いちいち立ち上がらなくていい……ズボラ人間からするとこんなにうれしいことはありません。
なかでも便利に感じたのが、お月様と家のマークが特徴的な、生活に合わせてプログラム運転ができる24時間タイマーの機能でした。
「起床から外出」までと、「帰宅から就寝」までは高めの設定温度(21℃)で稼働し、外出中には運転を停止。就寝中には低めの設定温度でさりげなく室内を暖めてくれます。
これによって冬の寒い朝でも目覚めがよくなり、震えるほどに寒さが身にしみる外出先から帰宅した時も、この機能は本当にありがたかったです! 自分でいちいち設定しなくてもいいことが、こんなに楽だとは思いませんでした。
会社勤めの方などには特に最適だと思いますし、室内があまりに快適になりすぎて、いい意味でヒーターの存在を忘れてしまいます。
存在を忘れてしまいがちでも、実は着実に仕事をしている、この「縁の下の力持ち」加減。こういうタイプの男性にはグッときますね(って関係ありませんが)。
冬の乾燥時のお悩みも解決!
上記以外で特筆したい点は、とにかく「肌やのどの潤いを奪わない」という長所です。
通常、エアコンだけを使用する場合には、暖まった気流が室内や体内から水分を奪っていくため、肌がカサカサ&しわくちゃになってしまっていました。直接肌に触れるホットカーペットなどもそうですよね。
このヒーターは温風が出ないため、室内のホコリやペットの毛、ハウスダストを巻き上げる心配もなし。放射熱(太陽の光のように、途中にある空気など存在に関係なく伝わる熱のこと)と自然対流で部屋全体を自然に暖めてくれるため、顔、体、のどのいずれも乾きを感じることがありませんでした。改めてすごいことだなと思いました。
前述した雪の降る夜に、私がこの「ベルカルド オイルヒーター」に抱いた期待値は、結果的として大幅に高いところでクリアしてくれました。もうこのヒーターなしでは冬は越せないのではないかと思うほどです。
こうなったらいいな、というのは本当に1点だけで、「約16kg」という重さです。女性1人では運ぶのにかなり苦労するので、私も申し訳ないなぁと思いながらも、事務所のマネジャーさんに運んでもらう形になりました。
でもまぁ……力持ちのセンパイならきっと余裕の重さかもしれませんね!?
実勢価格は前述のように4万9800円。セラミックヒーターなどに比べると高めですが、冬の快適さをこの先に何年間ももたらしてくれることを考えると、決して高くはない価格だと私個人では思います。
世界70カ国以上で愛用され、日本でもオイルヒーター数量・金額シェア12年連続ナンバーワンのシェアを持つというデロンギの威力に、今回は感服しました! 気になる人は、ぜひ試してみてくださいね。
(文/奈津子 編集協力/安蔵靖志)
女優・タレント。家電製品総合アドバイザー ゴールドグレード(AV情報家電)。元SDN48。特技は茶道、日舞、家電。FM東京「Skyrocket Company」(毎週月~木曜 17~19時)の「家電で快適! 生活向上委員会」コーナー(毎週火曜18時ごろ~)にレギュラー出演中。インスタグラムのアカウント名は「natsuko_kaden」。
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