五輪控えAIで不審者検出 三菱電機、高齢者ら支援も

IoT進展で省エネ情報解析追求

三菱電機がAIの研究開発で重視しているテーマは「世界一コンパクトなAI」(情報技術総合研究所の竹内浩一副所長)だ。

使う技術はエッジコンピューティング。生産設備に付随したコンピューターで処理し、必要な情報だけ取り出す。消費電力量が少なくて済む利点がある。

あらゆるモノがネットでつながる「IoT」が一段と普及したとき、情報をクラウド上にいったん集めて分析する現状の仕組みは、処理に時間がかかってしまうと指摘されている。

AIがかかわる分野は幅広いため、三菱電機の研究開発テーマも多岐にわたる。

監視カメラ分野ではNTTコミュニケーションズと複数の映像から特定人物を抽出する技術に取り組んでいる。自動車の運転時に漫然運転を検知する仕組みの開発にはすでにめどをつけた。空調設備、エレベーターなど自社製品への活用も進むとみられる。

(世瀬周一郎)

[日経産業新聞2016年12月9日付]

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