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贈答禁止の会社、お歳暮が届いたら 年末年始のマナー

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NIKKEI STYLE

今年も半月あまりを残すのみとなりました。ひときわ忙しいこの時期ですが、年末年始にはさまざまなしきたりごとがあります。特に「こんなとき、どうしたら?」とちょっと気になる場合の対応について、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんにお聞きしました。

一年をしめくくる年末は「おかげさまで一年間、無事に過ごしてこられました」という感謝の時期です。また年始は「新しい年を迎えることができました」と、やはり感謝を新たにする時期。年末年始のしきたりも、基本はそうした感謝を表し、伝えるためのものです。でも忙しいこの時期、感謝を伝えるためのしきたりがストレスになってしまっては本末転倒ですね。

日ごろ、お世話になっている人に感謝を伝えるお歳暮。こちらを贈るタイミングを逸してしまったら、年明けに「お年賀」として贈ったり、年賀状を送るのがもれてしまったら寒中お見舞いにするなど、臨機応変に考えればよいでしょう。この時期は、公私ともにやらなければいけないことがたくさんあると思います。自分の中で「今、できること」の優先順位を決めて、体調を壊さないよう無理をしないことが大切です。

お歳暮、「受け取れない」場合はどう伝える

お歳暮を贈る時期は、関東は12月初め(最近では、11月末といわれることも)から15日ごろ、関西では12月15日から20日ごろ(一般のお宅へは12月25日ごろまで)といわれていますが、地域によって異なります。「お歳暮」だと堅苦しすぎるとか、身近な人や上司などにもう少しカジュアルに感謝の気持ちを伝えたいという場合は、表書きを「暮れのご挨拶」などとしてみてはいかがでしょうか。

お歳暮はもともと手渡しをするものでした。直接お渡しする場合は、のしが見えるように包装紙の外側にかける「外のし」にします。最近は配達してもらうことも多いですが、その場合は配達中に汚れるのを防ぐため、包装紙の内側にかけるという理由から「内のし」が主流です。

さて、企業などでは最近、コンプライアンス(法令順守)上「贈答禁止」とするところが増えていますので、仕事関係の贈答に関してはぜひ留意しておきたいことがあります。

自分の勤務先が「贈答禁止」である場合は、あらかじめそのことを先方に伝えておくのがマナーといえます。せっかく贈っていただいたものを送り返すのでは、双方とも心苦しい思いをしてしまうからです。

贈答をお断りする際に、よく「今後は辞退させていただきます」といった表現を見かけますが、先方からのお礼の気持ちに対する断りを伝えるのですから、もう少しこちらの気持ちもお伝えしたいものですね。例えば「いつもお心遣いを賜り、ありがとうございます。こちらがお世話になっておりますところ、恐れ入ります」と、まず「クッション言葉」を入れてから「お知らせが行き届いておらず大変申しわけなく思っておりますが、弊社では贈答品という形での皆様のお気持ちは辞退させていただいておりまして……」と断りにつなげてはどうでしょうか。

お歳暮をお贈りした側も、もし断られたら「確認不足のためご迷惑をおかけいたしました」とおわびしたうえで、以後は気まずい思いを持ち越さないことです。一番重要なのはお互いの良好な関係を今後も継続することですから、次につなげるためのコミュニケーションとして「今後とも何とぞよろしくお願いいたします」の言葉をお伝えしましょう。

「喪中はがきをもらったら年賀状を出さない」で正しい?

この時期、喪中はがきが届くことがあるかと思います。喪中のお知らせをいただいたら年賀状は出してはいけない、と思っていらっしゃる方も多いようですが、こちらはお出ししてもかまいません。喪中のお知らせはあくまでも「喪中なのでこちらから新年のごあいさつは控えさせていただきます」という年賀欠礼のことですので、いただいた側が年賀状を出しても差し支えはありません。ただ、やはり「謹賀新年」「おめでとう」といった表現は控えることが、相手に対するマナー、配慮となりますね。

とはいえ、やはり喪中の方に対して年賀状を出すことに違和感や抵抗がある方は、お正月の松の内(1月7日)が明けてから「寒中見舞い状」をお出しすることもできます。しかしそれでは喪中はがきが届く12月初めごろからだと1カ月以上も間が空いてしまうことになります。そこで、喪中はがきで初めてご不幸を知った場合は、なるべく早めに「喪中見舞い」として年内に届くように送るのもよろしいでしょう。

「喪中見舞い」には、年賀欠礼の葉書を送ってくださったことへのお礼、ご不幸を知らなかったことのおわび、お悔やみの言葉、そして、励ましの気持ちを伝えます。また、服喪中でいらっしゃるため、こちらからの賀状も控える旨も書いてかまいません。

マナーとは、互いが相手の立場に立ち、思いやりの気持ちを持って、それを形で表現することです。であれば、もし自分の考え方と異なることをされたり言われたりしたとしても、相手に対してマイナスな感情を抱くことをしないのがマナーの基本。これを再確認することで心は感謝で満たされ、新年をすがすがしく心地よく迎えられることでしょう。

西出ひろ子
マナーコンサルタント・美道家。英国の民間企業WitH Ltd.ウイズ・リミテッド日本支社代表を務めたのち、ヒロコマナーグループの代表として、ウイズ株式会社、HIROKO ROSE株式会社、一般社団法人マナー教育推進協会を設立。企業や教育機関における研修・コンサルティング、マナーを軸に健康、美容、ファッションなどトータルな人材育成、人材プロデュースも行う。「日本文化を気軽に日常に!」をコンセプトにMade in JAPANのフォーマルバッグをプロデュース。著書は『超一流のビジネスマンがやっているすごいマナー』(ぱる出版)など70冊以上。

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