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お目当ては雪 「豪雪国・日本」で外国人が向かう場所

インバウンドサイト発 日本発見旅

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NIKKEI STYLE

冬に日本を訪れる外国人観光客のお目当ての一つ、それが「雪」です。一部のスキー場や有名な冬のイベント会場で、日本人と同じように雪を楽しむ外国人の姿は珍しくありません。

実は世界的に見て、日本は相当な豪雪地域なのです。約200万人が暮らす札幌市を筆頭に、年間降雪量が数メートルに達する30万人規模以上の都市は青森市、金沢市、秋田市などいくつもあり、国が指定する「豪雪地帯」は国土面積のほぼ50%に及びます。日本は都市部でもすぐ身近に豪雪が存在する国といえそうです。

特に東南アジアなど雪が降らない地域の人々にとっては、雪との触れあいは一種の憧れでもあるようです。外国人のみなさんは、どのようなところでどんなふうに日本の雪を楽しんでいるのでしょうか。

冬の観光コース、筆頭はスキーリゾート

まず、一番ポピュラーなのがスキー場です。北海道のニセコや長野県の白馬は海外でも大変有名ですね。北海道内では富良野やルスツも人気があります。これらのスキーエリアは、流氷観光や各地の雪祭りと組み合わせて観光コースが作られることも多いようです。私たちも取材に行ったとき、網走の流氷観光砕氷船で一緒だった中国人グループの人たちとオホーツク流氷館(流氷の博物館)でも会い、さらに数日後、遠く離れた札幌の雪まつり会場でも再々会したことがありました。

長野県では、大小19カ所のスキー場がある広大な志賀高原と、そこからほど近いスノーモンキーで有名な地獄谷野猿公苑を合わせて楽しむ人が多いようです。日本で初スキーにチャレンジする人も多く、初心者用コースが充実していて温泉にも入れる野沢温泉も注目されています。東京からのアクセスがよい湯沢(新潟県)も人気上昇中です。

アジアからの観光客が集まる雪の小樽運河

雪をテーマにしたお祭りといえば、最も有名なのは「さっぽろ雪まつり」(2017年は第68回。2月6日~12日に開催)。近年はほかにも各地でさまざまな雪祭りや氷祭り、イルミネーションと組み合わせた明かりイベントが行われています。

そのロマンチックな雰囲気でアジアからの観光客に大人気になっているのが、冒頭の写真の「小樽雪あかりの路」(2017年は2月3日~12日)。運河に浮かぶガラスの浮き球に入ったキャンドルの明かりが水面に映り、レンガ造りの建物にもよくマッチして、寒いのにあたたかい色合いのすてきな空間を作り出しています。

夫シャウエッカーのイチ押しは、さっぽろ雪まつりと同じ年に始まった「十日町雪まつり」(新潟県)。雪の芸術作品はもちろん、商店街には手づくりの雪だるまが並び、20数カ所あるお祭り広場では雪で遊ぶアクティビティーが楽しめ、甘酒などがふるまわれます。外国人でも地元の人々との距離の近さを感じられて、雪国ならではのあたたかいおもてなしが好評です。

スキーをしなくてもスキー場へ 目的はモンスター

スキーをしなくても、日程が決まっている雪のお祭りに行けなくても、日本の雪を楽しめるところはまだまだあります。

まずは前述の地獄谷野猿公苑。温泉につかるおサルさんたちは、ただそれだけでも見ていて和みますが、雪の中の温泉は寒そうでなおさら、いとおしく感じます。頭にうっすら雪が積もってもジーッとしているおサルさんたちを、ジーッと見守る外国人観光客たち。冬場は通路の一部が閉鎖されるので、駐車場から長い距離を歩かなくてはいけないのですが(しかも足元は雪)、「スノー」モンキーにこだわる外国人たちは冬にやってくるのです(スノーモンキーについては「なぜそこまで熱中? 外国人の『ニホンザル愛』」もご参照ください)。

スキーをしない外国人観光客が行くスキー場といえば、蔵王温泉(山形県)。目的は樹氷(スノーモンスター)を見ることです。樹氷という美しい響きからは想像もできないモンスターぶりは一見の価値ありだということで、ロープウエーで頂上へ。途中、眼下に見事な樹氷群を眺めて、またロープウエーで下りてきます。雪上車で近くまで行けるアクティビティーもありますし、期間限定ですが夜間ライトアップも行われています(2016年12月23日~2017年3月5日の限定開催日)。

眺めの美しさでいえば、白川郷(岐阜県)の雪景色はため息が出るほど。こちらもライトアップが有名ですが、日程が非常に限られているうえに(2017年1月22日~2月6日の日・月曜日)、宿泊施設が少ないため、特別なツアーでもない限り見るのは難しいのが現状です。でも、昼間の雪景色もすばらしいので、多くの外国人観光客が雪の村内を散策しています。

外国人にとっても、雪見温泉はやっぱり最高

最後に、夫のおすすめは、やはり雪の露天風呂だそうです。しんしんと冷えた空気の中で、露天風呂のお湯からほわんと湯気が立ち上っていると、それだけで体があたたまってくるような感じすらしますよね。一刻も早く温泉に入りたくなります。真っ白な雪景色を見ながら楽しむ日本の温泉は、外国人にとっても冬の醍醐味といえるようです。

シャウエッカー光代(シャウエッカー・みつよ)
ジャパンガイド(株)取締役。群馬県生まれ。海外旅行情報誌の編集者を経て、フリーの旅行ライターとなり、取材などで訪れた国は約30カ国。1994年バンクーバーに留学。クラスメートとしてスイス人のステファン・シャウエッカーと出会い、98年に結婚。2003年、2人で日本に移住。夫の個人事業だった、日本を紹介する英語のウェブサイト「japan-guide.com」を07年にジャパンガイド株式会社として法人化。All About国際結婚ガイド、夫の著書『外国人が選んだ日本百景』(講談社+α新書)『外国人だけが知っている美しい日本』(大和書房)などの編集にも協力。

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