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ミス東大コンテストに出場した5人の女子東大生

ミス東大コンテストに出場した5人の女子東大生

東京大学は2017年4月から主に地方出身の女子学生を対象に家賃補助制度を導入する。約20%にとどまる女子比率を高めるのが狙いだが、学内外で同制度に対する賛否両論が渦巻いている。先日開催されたミス東大コンテスト5人の候補者も全員、首都圏の進学校出身だ。地方から東大に女子学生が来るのはそれほど難しいのか。

男女問わず、学生寮は必要

ミス東大グランプリの篠原梨菜さん

ミス東大グランプリの篠原梨菜さん

11月27日に東大駒場キャンパス(東京・目黒)の「駒場祭」で開かれたミス東大コンテスト。グランプリに輝いたのは、東京学芸大学付属高校(東京・世田谷)出身の篠原梨菜さん(文科三類2年生)だ。

女子学生向けの家賃補助制度について聞くと、「安全性の高いマンションの家賃補助、つまり実質的には家賃の高くない女子会館のようなものだという話を耳にしました。ただ男女に関係なく学生のサポートのために学生寮を増やしてほしい」という。

今回の東大の家賃補助については「男子に対する差別では」という声が高まった。篠原さんも男子学生への対応も必要としているわけだ。

東大ではなく地方国立医学部へ

ただ、地方から東大への進学する割合が下がっているのは事実だ。医学部人気が高まるなか、地方の名門高校の理系の生徒は「地域枠」のある国立大学に流れる傾向が顕著になっている。このままでは東大は首都圏の国立大学にとどまると懸念する声もあるほどだ。実際、今回のミス東大候補5人もいずれも首都圏の進学校出身だった。

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