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訪日客にも会員カード促進 藤田観光、リピーター狙う

2016/12/19 日経MJ

藤田観光のビジネスホテルでは、訪日客にも会員カードを発行する

「ワシントンホテル」などを展開する藤田観光は訪日外国人客向けに会員サービスを始めた。1ポイント1円換算で、1.5倍の金額としてホテルの支払いに使えるポイントを付与する。東京五輪・パラリンピックに向け、訪日客をリピーターにする狙いがある。同様の取り組みが広がりそうだ。

「藤田観光グループ・メンバーズカードWAON」を利用できるようにした。専用サイトで申し込むほか、宿泊時にホテルで申し込める。いずれの場合もカードはホテルで受け取る。これまでは日本に住んでいる人のみを対象としてきた。

藤田観光グループの施設を利用すると100円で4ポイント、公式サイトから予約するとさらに2ポイントもらえる。ポイントは1.5倍の金額としてホテルの支払いに利用できる。カードはイオンの電子マネー「WAON(ワオン)」としても使えるが、訪日客は日本の滞在時間が限られるため、同社ホテルのポイントカードとしての利用を想定している。

会員の募集に合わせて英語の会員向けサイトも開いた。同サイトで宿泊予約と会員カードの入会を申し込むと、「ワシントンホテル」や「ホテルグレイスリー」を会員優待料金で利用できる。来年には、中国語と韓国語にも対応する。

訪日客限定で、「ワシントンホテル」などのチェックアウト時間を、チェックイン時に申し出れば1時間まで無料で延長する特典も導入した。

今月末には予約サイトで、ホテル周辺の買い物スポットや観光地の情報を国・地域別に提供する。さらに、今後はスマートフォンアプリの外国語対応や会員カードのカードレス対応を導入する予定だ。訪日客の間ではまだワシントンホテルの名前があまり知られておらず、一連の取り組みによりブランドの認知度を高める。

2016年の訪日客数は現時点で2000万人を超えたが、ホテルなどに泊まる訪日客数は頭打ち傾向にある。観光庁によると8月の外国人延べ宿泊者数(2次速報)は580万人泊と前年同月比で3.6%減った。訪日客は2回目以降に個人旅行で訪れる場合が多く、リピート客の獲得が課題になっている。

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