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実在したオンチの歌姫、メリル・ストリープが熱演

働く女性のシネマ羅針盤 [マダム・フローレンス! 夢見るふたり]

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NIKKEI STYLE

1970年代から第一線で活躍し続けている名女優メリル・ストリープ。アカデミー賞をはじめとする賞レースの常連で、実在の人物になりきったり、コメディーで大笑いさせたり、どんな役でも演じこなすことができるメリル。名門イェール大学出身で、輝かしいキャリアを持つ彼女は4人の子どもを持つ母親でもあります。

今回、映画「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」でメリルが演じたのは、ニューヨークの社交界に実在した女性、フローレンス・フォスター・ジェンキンス。音楽をこよなく愛し、相続した多額の財産をニューヨークの音楽界に投じて、オンチなのに歌手を目指した彼女を、歌のうまさに定評のあるメリルが熱演。

第29回東京国際映画祭のオープニング作品に選ばれた本作のPRで来日したメリル。憧れの彼女を前に胸を躍らせながら、お話を伺ってきました。

メリル・ストリープ
 1949年6月22日、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。1977年、「ジュリア」で映画デビュー。2作目「ディア・ハンター」でアカデミー賞に初ノミネート。その後、19回ノミネートされ、「クレイマー、クレイマー」「ソフィーの選択」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で3度受賞。主な出演映画に「恋におちて」「愛と哀しみの果て」「永遠(とわ)に美しく…」「マディソン郡の橋」「母の眠り」「めぐりあう時間たち」「プラダを着た悪魔」「マンマ・ミーア!」「31年目の夫婦げんか」「8月の家族たち」「イントゥ・ザ・ウッズ」「未来を花束にして」などがある。

――メリルさんは常に難しいことに挑戦し続けていますよね。フローレンス役も、わざと下手に歌うなど、役作りが大変だったと思います。メリルさんのように難しいことに立ち向かえるようになるには、どんな考え方が必要でしょうか?

「私のように?(照れ笑い) それより、自分らしくいることが一番いいと思います。恐れたり逃げたりしないこと。内気にならないこと。女性がもっともっと声を上げれば、世の中は今よりずっと良くなると私は思います。

自分の内なる声に耳を傾けることが大事ですね。それを諦めたら、いずれ後悔することになると思います。『あの時あれをすればよかった』って、私も後悔することは結構ありますけど(笑)」

――メリルさんの、お仕事でのこだわりを教えていただけますか?

「製作や監督も兼ねる俳優もいますが、私はどちらもやらないので、特にこだわりというものはないです。1976年から女優業をやっていますが、その時代の文化が必要とする芝居を要求されてきました。こんなに長く続けられていることは本当に幸運です。深呼吸をして、来るものは拒まず、特に求めず、いただいた仕事をこなしています」

――近年メリルさんは、映画界のジェンダーバランスについて発言されていますが、その観点から本作についての意見をいただけますでしょうか。

「そうですね、70代の女性が主人公という映画は、アメリカの映画史で初めてではないでしょうか。この役は、私の実年齢(67歳)より上です。映画界で女性の年齢については、市場が何を望んでいるかで決まることが多いです。私は58歳で『マンマ・ミーア!』を撮ることができ、私のそれまでの出演作の中で一番人気を博した作品になりました。

女性の役は増えてきており、ホッとしているところです。最近は、TVドラマに女性にとって良い役がたくさんあります。そういう作品を見たいという観客がいるということが証明されてきていると思います」

――ありがとうございます。最後に、演技のお仕事を長く続けていらっしゃるメリルさんの情熱の源を教えてください。

「好奇心でしょうか。演じることへの強い欲求を持ち続けています。その好奇心や欲求は、フローレンスと共通すると思います。演じることで変身できるし、飛び出せる気持ちを得られます。とにかく演じることが楽しいんです(笑)」

「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」
12月1日(木)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
(C)2016 Pathe Productions Limited. All Rights Reserved 配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/florence/

1944年、ニューヨークの社交界で有名なマダム・フローレンス(メリル・ストリープ)は、ソプラノ歌手になる夢を追い続けていました。自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない彼女は、世界が憧れる音楽の殿堂・カーネギーホールでコンサートを開きたいと言い出します。それまで、フローレンスが傷つかないようにと気を配り、悪口が彼女の耳に入らないように立ち回ってきた献身的な夫・シンクレア(ヒュー・グラント)も、カーネギーと聞いてさすがに驚きます。

それでもシンクレアは、持病を抱えながらも音楽に生きるフローレンスの命がけの挑戦に、全身全霊で協力することに。お人よしで心優しいピアニストのコズメ(サイモン・ヘルバーグ)という伴奏者を見つけ、マスコミを買収するシンクレア。そして、ついに満員のカーネギーホールの幕が上がります……。

フローレンス・フォスター・ジェンキンスのこの公演は、カーネギーホールで今もアーカイブの一番人気となっているそうです。オンチなのに、なぜか心を打たれる彼女の不思議な歌声を見事に再現したメリル。いくつになっても夢を追い続けるチャーミングなフローレンスに扮したメリルの名演技は必見です。

(ライター 清水久美子)

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