松岡茉優 自身が語る素顔と次世代ヒロイン像TREND EXPO TOKYO2016 「2017年型ヒロインの条件」トークショー

日経エンタテインメント!

日経BP社が主催した「TREND EXPO TOKYO 2016」(11月11~12日)では、注目される製品・サービスの開発担当者が数多く講演した。そんななか、女優・松岡茉優さんを迎えて華やかに開催されたのが、日経エンタテインメント!編集部が企画したトークショー「2017年型ヒロインの条件」だ。

女優・松岡茉優さん(写真:中村宏)

松岡さんは、連続テレビ小説『あまちゃん』や大河ドラマ『真田丸』など、近年のヒットドラマに多数出演し、今最も注目すべき演技派女優のひとり。編集部と一緒に、今後どんなヒロインが、活躍していくのかを探り、自身についても語ってくれた。

登壇した松岡茉優氏を待ち受けていたのは、あふれんばかりに集まった働き盛りの“おじさま”たち。

「普段も(トークショーなどで)お話をする機会があるのですが、そういうときは、もうちょっと若い方が多くて……。こんなに大人の方々に囲まれるのは初めてです……」と冒頭から笑いを誘い、来場者の気持ちをギュッ、とわしづかみにした。

松岡さんのほかに日経エンタテインメント!の品田英雄編集委員、山本伸夫編集長が登壇、トークショーは鼎談(ていだん)形式で行われた。

トークショーは、山本編集長による若手女優シーンの解説からスタートした。

「綾瀬はるかさん、上戸彩さん、石原さとみさん、長澤まさみさん。長らく、85年~88年生まれの女優さんたちが、ドラマや映画で主演を務めています。そんな彼女たちも30歳前後になり、演じる役柄が変化しています。

一方、この1~2年で10代後半から20代前半の若手女優が急速に台頭しています。松岡さんもそのお一人。今日は、実際にシーンにいらっしゃる松岡さんのお話を聞きながら、2017年に若手女優が輝けるジャンルを探りたいと思っています」

最初のテーマは、NHKの朝の顔とも言える連続テレビ小説。

品田編集委員が「よく言われるけど、NHKのドラマって何が違うんですか? 役者さんとしての幅が広がることもあるんでしょうか?」と疑問を投げかける。

「私の場合は後半しか出ていませんが、それでも3~4カ月は撮影しました。民放ドラマであれば、1作品に出演するような期間、撮影するんです。主演された方は、役者として必要なことを全て学べるのではないでしょうか」

トークショーに登壇した三人。左から日経エンタテインメント!品田英雄編集委員、女優・松岡茉優さん、山本伸夫編集長(写真:中村宏)

NHKのドラマ撮影では、時間的な余裕がある点も大きく違うという。松岡さんは、『真田丸』での撮影エピソードを語ってくれた。

「例えば、大河ドラマでは、照明の微妙な調整に時間がかかる場合があります。普通だったら『はい! 照明待ち~!』みたいな声がかかったりするのですが、大河ドラマの撮影では、そうした時間を待ち時間という捉え方をする人たちがいませんね。技術部の方々の仕事に、みなさんとても敬意を払っているという雰囲気があります」

日本の文化をもっと盛り上げたい

最近増えている、若手女優のバラエティー番組への出演についても話が盛り上がった。「バラエティー番組に出演して、そこから人気に火がつくということも多いですね」と品田編集委員が尋ねると、

「芸人さんは、笑いのプロ。初めてバラエティー番組に出させてもらったときには、言葉が銃弾のように飛び交って驚きました。そうした番組に出られたおかげで、間合いを学ばせていただいた気がします」と、バラエティー番組への出演から得られた体験を語った。

そのほか、さまざまなテーマに沿って語られたトークショー。松岡さんは自身を「美少女とも、美人とも言えない人」と表現。だが、そう思っているからこそ、彼女は演技力に磨きをかけ、バラエティー番組などに活躍の場を広げることで、俳優としてだけではなく、人としての魅力がものすごく増していることが分かった。

「私たち若手俳優陣は、まっすぐな人が多いです。テレビとか映画、演劇などを通じて、日本の文化をもっともっと盛り上げていけるような若手女優界にできたらいいなぁと思っていますので、これからも応援してください!」

そう締めくくった松岡さん。今後の若手俳優、特に彼女の活躍に期待したい。

(ライター 河原塚英信)

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