そこでCHOの出番となる。日清の中長期のビジョンでは、まず2020年までに時価総額1兆円、海外営業利益比率30%を目指す。この段階でグローバルカンパニーとしての評価を獲得し、その先に海外営業利益比率50%以上の世界の食に貢献する「EARTH FOOD CREATOR」となる目標を据えている。2020年段階で必要なグローバル経営人材のキーポジションは43人。現状の充足率は50%程度だ。

ハンズアップで選抜研修

もちろんキャリア採用などを通じて即戦力を導入する施策もとるが、重きを置くのは社内人材を育成すること。そこで導入したのが「グローバルSAMURAIアカデミー」という選抜研修制度だ。「ハンズアップが基本」と言い、意欲ある社員の能力を高めてどんどん引き上げていき、ゆくゆくは43のキーポジションを任せられる人材に育てていく。

「グローバルSAMURAIアカデミー」は20代の「若武者編」に始まり、課長級の「侍編」、次長・部長級の「骨太経営者編」、役員クラスの「エグゼクティブ編」と各段階を用意する。その一方で海外トレーニーなどで早い段階で異文化環境でのリーダーに必要な経験を積ませる。やる気のある社員なら明確に選抜キャリアイメージがつくれる仕組みだ。

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