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野宮真貴「効率的に美人になり人生を楽しむ魔法」

ピチカート・ファイヴ3代目ヴォーカリスト【後編】

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NIKKEI STYLE

日経DUAL

前編に続き、シンガーの野宮真貴さんのインタビューをお届けします。ピチカート・ファイヴ3代目のヴォーカリストとして大活躍していたあのころ、バックステージでは結婚、妊娠、出産というライフイベントをも併走させ、ジェットコースターのような毎日を送っていたと語る、野宮真貴さん。印象的なおしゃれアイコンとして、今なお女性達の憧れの存在です。その美しさとエレガントさの秘訣として、35年間、人に見られる職業を通じて獲得した美人に見える方法を、近著『赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック』(幻冬舎)で披露。曰く、「この世の女性はみんな美人と美人予備軍。要は美人に見えればいいのです」とのこと。読者にお勧めの「美人に見えるための」ポイントを伺いました。

「赤い口紅」は女性を美人に見せるテクニックの象徴

―― 野宮さんの新著『赤い口紅があればいい』の中に、「鏡を見なければ始まらない」という一節があります。産後の体型の変化や育児、家事、仕事の両立に追われて、わが身を鏡で直視するのは正直なところ、怖いと言いますか……。

本の中でも「できれば各部屋に鏡を設置すること」を勧めています。いつでもチラ見で自分をチェックするというのが大事です。その理由は、メークをするときや、洋服のコーディネートで鏡に向かうときは無意識に「鏡に映る」表情をつくってしまうから。このチラ見だと、鏡に映る疲れた顔や無防備な表情に思わずドキリとするかもしれませんが、自分が知らないこの姿を他人は見ているものなのです。ショックを受けて「これではいけない」と思う限り、その瞬間を"美人になるきっかけ"に変えることができます。

本のタイトルの「赤い口紅」はいわば女性を美人に見せるテクニックの象徴です。赤い口紅をつけるというと「勇気がいる」と身構えてしまう人が少なくないようですが、実際につけてみると、他の隠したい部分が目立たなくなったり、気分が高揚してきたり、と色々な効果があるものです。

おしゃれしよう、と思い立ったときに洋服をすべて変えてイメージチェンジを図るのは意外と大変ですよね。だったら口紅をきっかけに変化のためのささやかな一歩が踏み出せたら素敵ではありませんか? 赤は気分を上げる色です。最初の一歩を踏み出す勇気としてポーチに入れておくだけで、お守りになると考えてはどうでしょうか。いざというときに、赤い口紅さえあれば、いつでも"スタンバイOK"の状態になれますし。せっかく女性に生まれたのだから、女性であることを最大限楽しみたい。美人に見えるテクニックさえ知っていれば、どんな人も自分に自信が持てるはずですし、自由になれると思うのです。

人と違うと気にしているそのパーツこそ、武器になる

―― おしゃれの扉を開くきっかけが「赤い口紅」とは素敵です。とはいえ、やっぱり人には言えないコンプレックスを抱えた方って少なくないと思います。

自分がコンプレックスだと思っていることは実は魅力に変えることができるんです。人と違うと気にしているそのパーツこそ、武器になるもの。そのコンプレックスさえも本質を見極めて「好きだ」と言ってくれるマニアックな人が必ず現れます。

私もある人から「野宮さんの骨格が美しい」と言われたときは驚きましたが(笑)、その言葉一つで、その後、すごく前向きになれました。私自身、生まれつきの美人ではなかったので、なんとか雰囲気だけでも美人になろうという思いがあって。器量に自信のなかった私が今は「美人」と言われるようになったのは「美人に見えるテクニック」のおかげ。要は「美人に見えればいい」のです。

雰囲気美人、キャラ美人、性格美人。何でもいい。誰しも美人になる素質は必ず持っているものです。あなたの個性を好きになってくれるファンをつくればいいんです。

子どものころ、一重まぶただった私はずっと二重に憧れていました。すると、二重も皺の一種だそうで、30歳を過ぎたころに自然と二重になりました。今は「もっと一重のよさを楽しめばよかったな」、と思うんです。モデルの山口小夜子さんのように、切れ長の一重の美しさを楽しめるおしゃれができたのに、って。

―― 赤い口紅以外で、「おしゃれの扉を開く」きっかけとなるツールがあれば教えてください。

ハイヒールや下着もそう。赤い口紅に抵抗がある女性は多いようなので、ならばまずは家で赤い口紅を塗って、自分の目を慣らしていくのも一つの方法かもしれません。

女性が年齢を重ねるごとに、ダイヤモンドの強い輝きが似合ってくるように、赤い口紅も次第に馴染み、大人の肌を華やかに彩ってくれるはず。ダイヤはなかなか買えませんが、口紅ならハードルが低いでしょう?

赤い口紅をつけるときは、すべてを整えすぎない

―― 唇の皮膚が弱くて、口紅をつけると皮がむけてしまう方も実は少なくありません。そんな理由で「素敵な口紅をつけたくても、なかなか手が出せなくて」という方にアドバイスをお願いします。

そんな方にこそ、オーガニックな口紅をお勧めしたいですね。聞くところによれば、女性は一生の間に7本の口紅を食べているそうです。ステージに立ったり、撮影の多い私はどうしてもオーバーメークになりますから、おそらくその倍の量の口紅を食べていることになるはず。そう考えたときに「怖いな」と思いました。

同時に年齢的に女性ホルモンが減少しはじめる更年期にさしかかり、なるべく自然な方法で乗り切りたいと考えていたタイミングで出合ったのが、フィトセラピーでした。

こうしたオーガニックへの興味のベースができたときに、さらに幸いなことに(化粧品メーカーの)MiMC(代表)の北島寿さんと出会い、「オーガニックでありながら、それでいてモード感のある口紅がなかなかないよね」とすぐ意気投合しました。そして素敵な口紅を一緒に開発することになったんです。自然界にある物だけで発色のいい赤をつくるのはなかなか難しいことらしいです。赤にも色々なニュアンスがある中で、クラシックで落ち着いた色を選びました。

―― 「パリスレッド」と「トーキョーレッド」の2色展開ですね。それぞれどんな方にお薦めですか。

簡単に言うと、ゴールド系のアクセサリーがお好きな人には「トーキョーレッド」、シルバーやプラチナが多い人には「パリスレッド」がお薦めです。「メイクしながらスキンケアできる」とうたっている通り、体にいい成分のみを使用しているので赤ちゃんがいるママにも安心です。

それから赤い口紅をつけるときのポイントは、すべてを整えすぎないこと。肌の質感はあくまでもナチュラルに仕上げて、口紅はさっとひと塗りがポイント。パリの素敵なマダムはノーメイクに赤い口紅をつけただけで、手を掛けている感もきちんと感も演出できてしまうのがすごいのです。

―― ほかに「効率よく美人に近づく方法」はありますか。

何といっても眉。眉の形でその人の印象のかなりの部分が決まりますが、なかなか客観視するのが難しいパーツでもあります。最近は便利なツールもたくさん出てきていますが、やはり一度プロのアドバイスを受けて、自分にぴったりの眉の形を見つけることが一番の近道です。少し流行を取り入れながら、"ちょっと雑"なくらいがナチュラルでいいですよ。気合いを入れ過ぎると人工的で古臭いメークになりがちですから。

他に手っ取り早い方法としては拡大鏡を手に入れることもお薦め。とにかく細部までよく見えます。でも、あまり細部にこだわりすぎるのもよくありません。鏡で自分を見るときって、鏡から1メートルくらいの場所に立ちますね。ですから2メートルくらい離れたところからの自分の姿が写っているんです。普段、人と話すときも大体そのくらいの距離を取るはず。その距離感でキレイに見えればいい、という視点をお忘れなく。

記念日には家族全員でおしゃれをして、いいレストランへ

―― 「美」というものを伝えるための教育として、何か家庭で意識されていることはありますか。

お誕生日などの記念日には必ず家族みんなでおしゃれをして、いいレストランでおいしいものをいただくようにしています。小さいときからそうしているうちに、自然にテーブルマナーも身に付いたみたいです。

―― なるほど。「いいお店に行くのは、テーブルマナーを身に付けてから」ではなく、「いいお店に連れていくことで、テーブルマナーが身に付く」、と。

言われてみればそうかもしれません。子ども心にも正装して素敵なレストランで食事をすることがうれしいんでしょうね。もちろん、ママやパパがおしゃれしていることもうれしいはず。

―― 最後に野宮さんの息子さんのように、優秀でいて、なおかつ「ママ大好き!」な子に育てる秘訣を教えてください。

過保護にならない程度に、愛情は惜しみなく。

―― ありがとうございました。

野宮真貴
 ピチカート・ファイヴ3代目ヴォーカリスト。「元祖渋谷系の女王」として1990年代に一斉を風靡した渋谷系カルチャーの音楽・ファッションアイコンとなる。94年に世界発売されたアルバムは50万枚をセールス、ミック・ジャガーやティム・バートンもファンを公言するなど、世界的に活躍。2001年、ソロ活動を開始。2016年8月にアルバム『男と女~野宮真貴、フレンチ渋谷系を歌う。~』(ユニバーサル・ミュージック)を発売。9月20日に『赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック』(幻冬舎)を出版。

(日経DUAL 小田舞子、ライター 砂塚美穂)

[日経DUAL 2016年10月7日付記事を再構成]

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