仕事も家事も育児も!フセン手帳術で3倍時間上手に

日経ウーマン

2016/11/21
PIXTA
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付箋を使った独自の時間管理術『あな吉手帳術』が話題の浅倉ユキさんが、“やるべきことを効率良く、最短時間でできる”付箋と手帳の使い方を公開します。

「15年前、料理研究家として起業した私は、家事と育児と仕事に追われてパニックに陥ってしまいました。時間がない悩みを解決するために考案したのが、付箋を使った『あな吉手帳術』です」と言うのは手帳術研究家の浅倉ユキさん。その特徴は、「やるべきこと」をすべて付箋に書き出し、スケジュール帳の隙間時間に貼っていくこと(下のStep1から3を参照)。

「やるべきことを思いつくまま付箋に書き出して“見える化”すると、頭がすっきりして目の前の仕事に集中できます。タスクの内容や優先順位によって、貼る場所を自在に替えられるのも付箋を使うメリットです」

現在、手帳術や料理の出張講座で全国を飛び回りながら、3人の子育て中。この8年間で26冊の著書を出版した。どうやって時間を捻出しているのか尋ねると、「この手帳術のおかげで、人の3倍の時間を持てていますから」と浅倉さんはほほ笑む。

「付箋を使えば、やるべきことを効率良く、最短時間でこなせます。空いた時間で、自分がやりたいことをどんどん実現してほしいですね」

付箋を使う3つのメリット
1.頭のなかにあるタスクを“見える化”できる
2.優先度や重要度に応じて、タスクの順番を入れ替えられる
3.予定が変わっても、できる日に簡単に貼り替えられる

【Step1】「やるべきこと」を付箋に書き出す

「やらなくちゃ!」と頭に思い浮かんだタスクを、1つの付箋に1つずつ、どんどん書き出す。作業時間の目安を1H(=1時間)、30M(=30分)などとメモしておくと、スケジュールを立てやすい。「付箋の色にルールはあえて決めず、ペンの色も黒に統一。いつでも迷わずすぐ書けることを最優先にしています」(浅倉さん)

「スケジュール」はペンで直接、手帳に書く

「スケジュール」(会議やアポ、人との約束など)は付箋ではなく、手帳のスケジュール表に直接記入し、タスクと区別する。

手帳選びのPOINT
スケジュールを書く手帳は、時間軸が書かれた週間スケジュール表のあるものがおすすめ。1日の枠に付箋を貼る余裕のある、大きめのサイズを選ぼう(浅倉さんのおすすめはA5サイズ)。さらに、ページの移動が可能なバインダー式だと、Step3がスムーズに行える。

【Step2】付箋を1カ所にまとめて貼って、「やることページ」を作る

Step1で書いた付箋を、手帳内の1カ所にまとめて貼って「やることページ」を作る。このとき、「会社、アフター6、休日」「自宅、オフィス、外出時」など、実行するTPOごとにグループ分けするといい。「緊急・重要度の高い付箋を上から順に貼ると、優先順位が明確に。状況に応じて入れ替えられるのも、付箋の強みです」(浅倉さん)

「いつかやりたいこと」を付箋に書けば、「WISHリスト」に

「やるべきこと」だけでなく、「いつかやりたいこと」も付箋に書き出してみよう。手帳の別のページにまとめて貼れば、手軽な「WISHリスト」になる。「読みたい本や見たい映画、行きたい旅先など、項目で分けるといいですね」(浅倉さん)

【Step3】付箋をスケジュール表の「隙間時間」に貼っていく

Step2の「やることページ」とスケジュール表とを見比べながら、隙間時間にタスクの付箋を貼っていく。「作業の効率や、1週間単位の時間の使い方のバランスも考えながら、貼るよう心がけて」(浅倉さん)。このとき、「WISHリスト」の付箋(上の写真で★が付いたもの)を貼る時間も確保すると、やるべきこと・やりたいことの両方をバランス良く実現できる。

いつまでたっても剥がれない?「お化けフセン」の退治法

「やるべきことを書いた付箋が、いつまでたっても残ったまま…。これを“お化けフセン”と呼んでいます」と浅倉さん。例えば、「企画書を作る」はその典型。手間がかかる作業は、タスクを細分化して1ステップずつ付箋に書くことで、隙間時間に少しずつ進めやすくなる。

浅倉さんの手帳を公開!

左:表紙を開いてすぐのページに付箋をスタンバイ。右:A5判のバインダータイプの手帳を使い、右側の「やることページ」と、左側の「週間スケジュール表」とを見比べながら、空き時間に付箋を貼り込んでスケジュールを立てている。仕事の書類やメモ、子供の学校のお知らせなど、すべての情報をこの手帳に挟み、情報を一元管理している。

浅倉さんが考案・監修した「あな吉ダイアリー2017」/ナカバヤシ 3800円

浅倉さんが考案・監修した「あな吉ダイアリー2017」(写真上)。A5判バインダー式のシステム手帳で、月間・週間・デイリーの予定表と、付箋が貼れるシートがセットに。『あな吉手帳術』がすぐ実践できる。

※Step1~3の週間スケジュール表は『あな吉ダイアリー』を使用した。

この人に聞きました

手帳術研究家
浅倉ユキさん
付箋を使った手帳術『あな吉手帳術』を開発し、全国で手帳術講座を開催。「ゆるベジ料理」研究家として料理教室『anotherkitchen』も主宰。『あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術』(主婦と生活社)など著書多数。あな吉手帳術の講座情報はhttp://anakichi-techo.com

(ライター 吉楽美奈子、写真 長谷川靖哲)

[日経ウーマン 2016年11月号の記事を再構成]