「宮崎駿氏、長編復帰の可能性も」 ジブリ鈴木氏
スタジオジブリの鈴木敏夫代表取締役プロデューサーは14日、2013年9月に長編映画制作からの引退を表明した宮崎駿監督について、「年をとって駄作を作られたらたまらないが、これは本当におもしろいというものが見えたときにその可能性もある」と述べ、長編映画制作への復帰の可能性を示唆した。
宮崎監督が13年から制作中のCG(コンピューターグラフィックス)と手描きを用いた短編新作映画「毛虫のボロ」については、「来年の春には一応完成させたい」と語った。
同日夕、東京国立博物館(東京・台東)で開催中の展覧会「禅―心をかたちに」展を訪れ、日本経済新聞の取材に答えた。
主なやりとりは以下の通り。
―宮崎駿監督の長編映画制作への復帰可能性は。
「年をとって駄作を作られたらたまらないが、これは本当におもしろいというものが見えたときにその可能性もある」
―短編新作映画「毛虫のボロ」の完成は。
「来年の春には一応(完成させたい)。制作(を始めて)からもう3年めだ。全てCGではなく、(宮崎氏が)全部自分で描いている手描きとCGのドッキングの作品だ」
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