ベネチアからアテネまで 小型クルーズ船で巡る地中海

海洋貿易で栄えたドブロブニクの美しい街並み
海洋貿易で栄えたドブロブニクの美しい街並み

地球を遊び尽くす! 北極から南極まで絶景に出合える究極の旅先ベスト22をガイドした書籍「別世界旅行」から、さらにえりすぐった旅先をご紹介します。ぜひ、次の旅行や今後の休暇のヒントにお役立てください。今回は小型クルーズ船でアドリア海やエーゲ海を巡る、地中海の旅。ベネチアからアテネまでのゆったりとした船旅と絶景の島々をご堪能ください。

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水の都ベネチアから、風光明媚(ふうこうめいび)なクロアチア沿岸を縦断。美食と快適性を兼ね備えた小型クルーズ船「ル・リリアル」で、効率よく美しい街を訪れながら、エーゲ海の宝石と呼ばれるギリシャの島々を目指す。

コルシカ島南部ロンディナーラの絶景ビーチ

乗船はアドリア海の女王ベネチアから

「水の都」「アドリア海の女王」とも称されるベネチア。中世にはベネチア共和国の首都で、交易都市として栄えた。干潟に作られた街なので運河が発達しており、きらびやかなゴンドラやヴァポレットという水上バスが行き交っている。細く入り組んだ石畳の路地と、400以上もの橋があり、豪華絢爛(けんらん)な建物も多く、街自体が世界遺産。そんなロマンチックな港から小型クルーズ船「ル・リリアル」は出港する。夏のヨーロッパの日の入りは遅いため、夕方に乗り込んでもまだ空は明るい。だんだん夕焼けに染まる街を眺めながら、船上バカンスへ出発だ。

プライベート感あふれる小型クルーズ船

ポナン社の船はクルーズ船の中でもコンパクトで、ル・リリアルの定員は244人。クルーズ船の大型化が進む中、あえて小型にこだわる理由は、その機動力と入出港の際の待ち時間の短縮のため。また、乗客一人あたりの空間を大切にしているので、共有スペースでもゆったりと過ごすことができる。船内には過剰な装飾がなく、落ち着いた雰囲気。ここは別荘のようなプライベート感をもって、心穏やかに過ごす場所なのだ。

落ち着いた雰囲気の小型クルーズ船「ル・リリアル」
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中世の景観を残した世界遺産ドブロブニクを散策