「英語はでかい声で」 会話上達、フィリピン人見習え東進ハイスクール英語講師 安河内哲也氏

ESLとは「 English as a Second Language」の略で、英語を第2言語にしている国をさす。日本はEFL(English as a Foreign Language)という英語を外国語として扱っている国だ。「英語は英国や米国の言語という以上にグローバルな言語です。グローバル企業の役員会では、インド系などアジア人も増えていますし、よりシンプルな英語を話すように欧米人も心がけている。日本の中学英語で習う単語でも日常会話なら問題はない」と話す。

さらに安河内氏は「英語はでかい声で話すことが大事です。日本人の英語が通じないのは9割方が声が小さいからだ」という。日本のビジネスパーソンは普段の会話でも大声を出すことは控えるが、「米欧の企業のビジネスパーソンは声が大きい。しかも会話にすぐ割り込む」。商慣習や企業文化の違いだが、日本人もある程度の意識改革は必要だろう。

具体的な英会話習熟法はあるのだろうか。安河内氏は「最もコストが安く、簡単な方法は、フィリピンなどESL国の講師との無料インターネット電話「スカイプ」を使った学習だ。毎日25分でフィリピン人としゃべって月5000~6000円ぐらいのコスト負担で済む」と話す。スカイプを活用したオンライン英会話は急速に普及している。フィリピンは人件費が安いが、「普通に教育を受けた人なら、結構しっかりした英語を話す。米国企業はコールセンターとしてフィリピンなどESLの国をよく活用している」(安河内氏)。今やフィリピンのセブ島は格安の短期英語学習の留学先となっている。

カリスマ英語講師の安河内氏の口癖は「英語は机で勉強するな! 外に出て行って、ガンガンしゃべることですね」という。英語の苦手な中高年のビジネスパーソンでもまだ間に合うかもしれない。

安河内哲也氏(やすこうち・てつや)
1967年福岡県生まれ。1990年上智大学外国学部卒。東進ハイスクール・東進衛星予備校英語科講師、実用英語推進機構代表理事。文部科学省の「英語教育の在り方に関する有識者会議」委員など歴任。

(代慶達也)

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