トヨタの誤算 なぜVWに首位を譲るのか

フルラインアップで環境配慮を強化

「グローバルベースでのエコカーシフトが早すぎたのでは」(自動車アナリスト)との指摘もある。しかし、伊地知副社長は「年間1兆円を投じて、ガソリン車からHV、プラグインHV、FCV(燃料電池車)、EV(電気自動車)も含めてフルラインアップで地球環境に優しいクルマを次々開発する」と強調する。

トヨタは16年4~9月期の決算発表にあわせて、17年3月期の世界販売台数を当初の1015万台から1010万台に引き下げた。このままではVWに首位を譲る可能性が高い。しかも円高に苦悩し、業績自体も伸び悩むトヨタ。17年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比33%減の1兆5500億円になる見通しだ。しかし、世界的に環境規制の厳しさが増すだけに、「エコカー強化」という方向性が揺らぐことはなさそうだ。

(代慶達也)

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