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冬本番!手をきれいに保つ 達人・金子エミさんのワザ 化粧水・クリーム 関節まで

2016/11/2 日本経済新聞 夕刊

乾燥が気になる季節だ。特に家事などで水に触れる機会の多い手は保湿ケアを怠るとカサカサし、ひび割れを起こすことも。「手をきれいに保つことで暮らしにゆとりもうまれる」と話すのは、手などパーツモデルとして活躍中の金子エミさん。家でできる手入れのコツを聞いた。
金子エミ(かねこ・えみ)東京都出身、45歳。1991年モデルデビュー、100本以上のCMに出演。美容研究家として自宅でできる美容法を提案。19日にダウン症の長男との日々を描いたコミックエッセー「世界は君のもの」が発売される。

――ケアで気をつけることは。

「ツヤが大事です。水分量の多い肌はツヤがあります。保水・保湿力を高めるためには、いきなりハンドクリームではなく、まず化粧水を塗りましょう。その方がクリームの成分が浸透します。私はスプレー型の化粧水を持ち歩きます。この一手間で差が出ます。体用の手ごろな化粧水で構いません。ミネラルウオーターや精製水と混ぜてもいいですね。惜しみなく使ってください」

――化粧水のつけ方は。

「化粧水は全体になじませます。私は手の甲がひたひたになるまでつけ、指を曲げて関節のシワを伸ばしてつけます。指の関節はシワが深くなりやすく、年齢が出ます。私は『手の目尻』と呼んでいます。忘れがちなのが、親指と人さし指の付け根の部分です。キメが粗いので乾燥しやすいのです。他の指の間の部分も忘れずになじませてください」

――ハンドクリームの塗り方は。

「手の甲にクリームを出して塗る人が多いですが、私は手の平に出します。両手で伸ばしながらしっかり温めます。温まると浸透力が高まりますから。寒くなると手もクリームも冷たくなるので、なおさら温めることが大事です。化粧水を塗る時と同じように、関節にも丁寧に塗ります」

「クリームを塗る時にはマッサージもします。手首から手の甲、指先に向かうように。指は1本1本ぐるぐる円を描くように押します。指先は血行が悪くなりやすいので少し痛くて気持ち良いくらいの力加減で。爪の回りもささくれができないようなじませます。最後に中指を曲げて第2関節で手のひらをくるくるとマッサージします」

――ハンドクリームの選び方は。

「水に溶けるものを選んでいます。化粧水と混ぜてなじむかどうかで分かります。溶けるものは油分だけでなく水分が多く配合されていて、肌に水分が浸透しやすいからです。皮膚が硬くなった手には、肌を柔らかくする成分である尿素が入っているものも良いでしょう」

――化粧品や宝飾品などの広告で活躍するパーツモデルになったきっかけは。

「20歳のころ、実家のクリーニング店でレジ打ちをしていた時に、お客さんの芸能事務所の方から『手がきれいだね』と言われたのです。初めてのことでしたが『ここでバイトするより手のタレントをしたほうが稼げるよ』と言われ、事務所のオーディションを受けました」

「でも門前払いを受けたんです。負けず嫌いだったので、それから手のケアを一生懸命しました。顔用の高価なスクラブを手にも使っていたほどです。みるみる効果が出ました。その後、もう一度事務所の門をたたきました。5年ほどで100本以上のCMに出ました」

――モデルの仕事は大変でしたか。

「27歳で長男を産んだ時、もう仕事をやめようと思いました。長男はダウン症で、小さい頃は体も弱かったため、自分の手に構っている暇はなかったのです。指先にひび割れが入ってボロボロの手になりました。それまでは手袋をし、荷物は持たず、エステサロンでケアしてもらう生活。反動もあって手が荒れてしまったのです」

「ある日、水仕事の時だけでも、とゴム手袋をつけました。外して手をみると、しっとりしていたのです。『これなら仕事を続けられるかもしれない』と思えました。以来、自宅でのケア方法も考えるようになりました。水仕事をする時には、クリームを塗ってポリエチレンの手袋をしてからゴム手袋をするのがお勧め。1日1回だけで、本当にきれいになりますよ」

「手はその人の私生活が出るところ。ネイルがはげていると『忙しかったのかな』と思われてしまう。きれいにしていると、余裕があるように思われます。忙しくてもケアするようにすると、心のゆとりにもつながるように思います」

[日本経済新聞夕刊2016年11月2日付]

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