マネー研究所

七転び八起き

FXで2度失敗 自動取引で再挑戦

2016/11/7

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はミートくん(48) FXで稼いだ利益は生活費に。今年は趣味の競馬でも勝っている。

■2000年ごろ~

 最初に投資したのは株式。ITバブルに沸いていた時代で、車を買い替えた後だったこともあり株式投資に興味を持った。元金は100万円ほどと少なめ。IT関連ではなく、現物株で買いやすかった資源関連の銘柄を物色した。結局、ITバブルが崩壊した後は値下がりしたので取引自体をやめることに。

■04年ごろ~

 ユーロ上昇が続いていたこともあり、知人と一緒に外国為替証拠金(FX)取引を始める。少ない元手で多くの資金を運用できる「レバレッジ」にも魅力を感じた。当時は今のような上限規制がなく、100倍という高倍率で取引した。だが08年、リーマン・ショックが直撃。高金利通貨のオーストラリアドルなどで取引していたが、100万円ほどの資金は一気に5分の1にまで減った。金利狙いとはいえレバレッジが大きいと値動きだけで利益が吹き飛んでしまうと痛感した。

■10年ごろ

 再び100万円をため、FX取引を再開した。反省を踏まえ、チャート分析などでトレンドを読もうと勉強した。だが11年、東日本大震災が発生。仕事が忙しく売買を見直すタイミングを逃し、円高で大損した。円高が進むと思っていなかったのは反省点だ。一時は180万円まで資金を増やしたが、ほとんど無くなってしまった。

■15年~

 再び資金を蓄え、FX取引を「再々開」。新たにプログラムが売買してくれる自動取引を始めた。勝手な思い込みで損を抱える恐れが少ないのがいい。利益確定のタイミングは、自分では判断が難しい。仕事中に取引ができないため、今年6月の英国民投票ではあらかじめ取引を抑えていた。今はポンドの自動取引でうまく利益を出せている。

 思い込みで投資判断を間違わないようにすることが、どれだけ大切か。失敗をこれからの取引の糧にしたい。

[日経ヴェリタス2016年10月30日付]

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