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職場健診を受けていれば、大きな病気は発見できる?

健康診断のウソ・ホント(1)

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NIKKEI STYLE

日経Gooday(グッデイ) カラダにいいこと、毎日プラス

会社勤めを続けている限り、避けては通れない職場の健康診断。自覚症状のない病気を見つけてくれるのはありがたいが、仕事に追われるなかで再検査を受けるのはできれば避けたいのが人情。異常値を指摘されたとしても、どこまで生活を見直せばよいのか、いまひとつ釈然としない人も多いだろう。誤解交じりで語られやすい職場健診についてわかりやすく解説する。まずは「職場健診で大きな病気は発見できるのかどうか」について。

◇     ◇     ◇

Q 職場健診を受けてさえいれば、大きな病気はまず発見してもらえる?
A いいえ。生活習慣病の多くは見つかるが、例えばがんなどは見つかりにくい。

企業が実施する定期健康診断(職場健診)の目的は、職場における労働者の安全と健康を守ること。職場健診を受けることで、自分の健康状態を知り、生活習慣病の予防や隠れた病気の早期発見に役立てられる。ただし、職場健診を受けていれば、病気が100%見つけられるわけではないので、油断は禁物だ。

発見されやすいのは生活習慣病や肝臓・腎臓疾患

東京医科歯科大学医歯学教育システム研究センター教授の奈良信雄氏によると、職場健診で発見しやすい病気は、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの生活習慣病のほか、肝臓疾患や腎臓疾患など。これらは職場健診の基本的な血液検査や尿検査などでスクリーニング(ふるい分け)できるので、かなりの確率で発見できる。

生活習慣病は自覚症状が少なく、放置すれば心疾患や脳疾患など命にかかわる病気につながるリスクが高まる。早期発見のために、職場健診の機会を生かさない手はない。

発見が期待できない代表は「がん」

一方、通常の職場健診で発見が期待できないものもある。その代表が、がんだ。職場健診でも、造影剤のバリウムを使った胃のエックス線検査や、便の潜血反応による大腸の検査、胸部エックス線による肺の検査などを行うこともある。だが、がんが見つかるケースはそれほど多くない。

「そもそも職場健診を受ける人にがんが少ないこともあるが、ごく初期の段階であるためにがんを発見できなかったケースや、がんのタイプに検査方法がマッチしていなかったケースがある」(奈良氏)

それでも、判定に異常所見があった場合は、がんの疑いも考えられるので、「要受診」「要精密検査」などの指示には必ず従おう。奈良教授によれば「便の潜血反応検査で陽性の結果が出て、大腸の内視鏡検査を受けたところ、大腸がんが発見されたという例もあった」という。

がんが気になる人はがん検診を

がんが気になる人は、職場健診とは別に、がん検診を受けた方がいい。がん検診は、健康増進法に基づく健康推進事業として、それぞれの市区町村が実施している。

前述の胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん検診は40歳以上を対象に、年に1回(乳がん検診は2年に1回)受けられる。大腸がん検診では40歳から5年ごとに60歳までの計5回、乳がん検診では40歳時に無料クーポン券が配布されている。職場健診のオプションとしてがん検診がある場合は、受けておくといいだろう。

ちなみに、人間ドックは職場健診などより検査項目が多く、オプションとしてがんの検査を加えることもできる。だが、これも全身の病気がすべて分かるというものではない。また、人間ドックには健康保険が適用されず、費用は全額自己負担となる。検査内容や費用は施設によって異なるので、受診を検討する場合は、事前にしっかり確認しよう。

(ライター 田村知子)

この人に聞きました

奈良信雄(なら のぶお)さん
 東京医科歯科大学 医歯学教育システム研究センター長。1950年、高松市生まれ。東京医科歯科大学医学部卒。同大学第一内科、放射線医学総合研究所、カナダのトロント大学オンタリオ癌研究所、東京医科歯科大学医学部教授を経て、1999年より同大学大学院教授。専門は内科学、血液病学、臨床検査医学。一般向けの健康に関する啓蒙活動に積極的で、『病院の検査が分かる本』(講談社)、『ホームドクターを探せ』(宝島社新書)など多数の著書がある。

[日経Gooday 2014年10月10日付記事を再構成]

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