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SIMフリーかドコモ版か iPhone 7、どっちがお得?

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日経トレンディネット

2016年9月16日、アップルの新型iPhone「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」が発売された。iPhoneシリーズとして初めて防水防じんに対応し、「Suica」「QUICPay」「iD」の利用が可能になるなど、ユーザーにとって見逃せない新機能を備えている。

iPhone 7/7 PlusはNTTドコモ・au・ソフトバンクからSIMロックが掛かったキャリア版が販売されているほか、Apple Storeで格安SIMが使えるSIMフリー版を購入できる。

だが、iPhone 7/7 PlusのSIMフリー版とキャリア版は、どちらがお得に使えるのだろうか。そこで、NTTドコモで販売されているキャリア版と、格安SIMで使うSIMフリー版のどちらがお得かを試算してみた。

キャリア版は端末代金が安い

最初にiPhoneの端末代金(実質負担額)を比べてみよう。以下の表は、NTTドコモのキャリア版(以下、ドコモ版)とSIMフリー版のiPhone 7/7 Plusについて、実質負担額を比較したものだ。

なお複雑な比較になるのを避けるため、NTTドコモが実施している旧機種の下取りや、「ドコモにチェンジ割」「はじめてスマホ割」といった期間限定の割引施策については考慮していない。また、SIMフリー版iPhoneは端末代金が一括払いとなるため、本体代金を24で割った金額を月額相当額とした。

ドコモ版iPhone 7の場合、標準的な実質負担額は、新規契約・機種変更・他社からの乗り換えのいずれの場合でも、32GBモデルが2万4600円、128GBモデルが3万5400円、256GBモデルが4万6200円。iPhone 7 Plusは32GBモデルが3万7200円、128GBモデルが4万8000円、256GBモデルが5万8800円となっている。

ただし、ドコモでは契約するパケットパックがデータ容量の少ない「データSパック」(月2GBまで)と「シェアパック5」(月5GBまで)の場合、月額料金を割り引くことで端末代金を補助する「月々サポート」が合計9600円減額されるため、iPhone 7/7 Plusの実質負担額がより高くなる。

一方、SIMフリー版iPhone 7の価格は32GBモデルが7万2800円、128GBモデルが8万3800円、256GBモデルが9万4800円。iPhone 7 Plusは32GBモデルが8万5800円、128GBモデルが9万6800円、256GBモデルが10万7800円だ。

標準的な端末代金を比べた場合、iPhone 7は4万8200~4万8600円、iPhone 7 Plusは4万8600~4万9000円もドコモ版のほうが安い。iPhone 7(32GB)で見ると、SIMフリー版のほぼ3分の1の価格だ。

毎月のコストはどちらがお得?

では、通信料金を含めた毎月のコストはどうなるのだろう。以下の表は、ドコモ版とSIMフリー版のiPhone 7/7 Plusについて、月額料金とiPhoneの実質負担額を合わせた毎月のコストを比較したものだ。

ドコモ版iPhoneでは、国内宛ての通話が定額の「カケホーダイ(スマホ/タブ)」(月額2700円)、国内宛ての通話が最初の5分間だけ定額の「カケホーダイライトプラン」(月額1700円)の2通りを想定し、月額料金が最も安くなる場合のコストを試算した。基本料金は2年間の定期契約ありの場合で試算している。

また、家族間でデータ容量をシェアできる「シェアオプション」(月額500円、基本プランはカケホーダイライトプランを想定)を使い、ドコモを利用している家族の回線を親回線として、iPhone 7/7 Plusを子回線として契約する場合のコストも試算した(データ通信料は親回線の契約者が支払うためコスト試算に含まない)。

SIMフリー版iPhoneと組み合わせる格安SIMは、知名度の高い「楽天モバイル」と、多段階制プランを提供する「FREETEL SIM」の2つをピックアップした。楽天モバイルではデータ容量が月3.1GBのプラン(月額1600円)と、このプランに5分間の通話が定額になるオプション(月額850円)を契約した場合のコストを試算。FREETEL SIMは多段階制のプランにおいて最も料金が安い場合と、データ容量が月3GBまでの場合の2通りについて試算した。

iPhone 7(32GB)で見てみると、ドコモ版で通話定額プランを契約した場合は月7925円(データ容量は月2GBまで)、5分間の通話定額プランを契約した場合は月8025円(月5GBまで)となる。

一方、SIMフリー版iPhone 7(32GB)を格安SIMの楽天モバイルで使う場合、5分間の通話定額オプションを付けても月5483円。ドコモの5分間通話定額プランに対してデータ容量は1.9GB少ないが、コストは月2542円分お得だ。

楽天モバイルの上記プランとドコモの通話定額プランで比べると、前者のコストのほうが後者より月2442円安い。5分を超えた分の通話時間が1カ月で合計2時間2分(1日当たり約4分)以内であれば、楽天モバイルで5分間通話定額オプションを契約するほうがお得だ。

SIMフリー版のiPhone 7(32GB)を格安SIMのFREETEL SIMで使う場合、月の通信量が3GBまでだとコストは楽天モバイルと同等の月4633円だが、100MB以下であれば月4032円で済む。データ容量が月100MBまでというのは現実的ではなさそうだが、FREETEL SIMではデータ容量を消費しない代わりに通信速度が遅い「低速モード」を使える。自宅・職場のWi-Fiと併用すれば、100MBに抑えることも不可能ではない。

一方、ドコモでは家族間でデータ容量を共有するシェアオプションが使えるとお得だ。iPhone 7 (32GB)をシェアオプションの子回線として5分間の通話定額プランを契約した場合、最低コストは月3525円(親回線のパケットパックが「シェアパック5」の場合は月3925円)。データ容量は親回線の分を使うためとはいえ、FREETEL SIMよりさらに月500円分ほど安くなる。

2年間の総コストを比較すると?

iPhone 7/7 Plusを2年間使い続けた場合、コストの総額はどれくらいになるのだろう。以下の表は、さきほど試算したドコモ版とSIMフリー版のコストをもとに、2年間の総コストを算出したものだ。

iPhone 7(32GB)を見ると、ドコモ版で通話定額プランを契約した場合の総コストは19万200円、5分間通話定額プランでは19万2600円となる。

一方、SIMフリー版を楽天モバイルの月3.1GBまでのプランで使う場合、5分間通話定額オプションを契約すると総コストは13万1600円、通話定額オプションを付けなければ11万1200円になる。また、FREETEL SIMの多段階制プランで使う場合、毎月の通信量が常に100MB以下であれば、2年間の総コストは10万円を切る9万6776円に抑えられる。iPhone 7/7 Plusを単独で契約するなら、SIMフリー版と格安SIMを組み合わせたほうがお得だ。

ただ、ドコモスマホを使っている家族がいれば、その家族を親回線としてデータ容量をシェアするシェアオプションで契約したほうが総コストは安くなる。例えば、iPhone 7(32GB)をシェアオプションの子回線として契約すると、総コストは8万4600円(5分間通話定額プランとの組み合わせで、親回線がシェアパック10以上の場合)。データ容量は親回線の分を使うためとはいえ、楽天モバイルで5分間通話定額オプションを付けた場合より2年間で4万7000円も安い。

結局、どちらがお得なのか?

SIMフリー版iPhone 7/7 Plusと格安SIMの組み合わせがドコモ版よりもお得になるのは、自分から掛ける電話が少なく、家族にドコモの利用者がいない場合だ。

例えば、SIMフリー版iPhone 7(32GB)を楽天モバイルで使う場合、月3.1GBのプランに5分間通話定額オプションを付けると、コストは月5483円。ドコモの5分間通話定額プラン(月5GBまで)におけるコストは月8025円なので、通話時間が同じなら楽天モバイルのほうが月2542円以上お得だ。

また、ドコモで通話定額プランを契約した場合(月2GBまで)のコストは月7925円で、楽天モバイルとのコストの差額は月2442円だ。1回の通話で5分を超えた通話時間の合計が毎月2時間2分を超えなければ、楽天モバイルのほうがお得となる。

ただ、家族の誰かがドコモのスマホを使っていた場合、その家族を親回線としてデータ容量をシェアし、iPhone 7/7 Plusを子回線として契約するとコストを抑えられる場合がある。

例えばドコモ版のiPhone 7(32GB)をシェアオプションの子回線として契約するとコストは月3525円(5分間通話定額プランを選択し、親回線がシェアパック10以上の場合)と、楽天モバイルで5分間通話定額オプションを付けた場合よりも月1958円分安くなる。ドコモユーザーが家族にいる場合は、シェアオプションの活用を考えつつiPhone 7/7 Plusを購入するのがおすすめだ。

(ライター 松村武宏)

[日経トレンディネット 2016年10月19日付の記事を再構成]

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