変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

ビジネス街の書店をめぐりながらその時々のその街の売れ筋本をウオッチしていくシリーズ。今回は定点観測している書店を離れて日本橋に足を伸ばした。国内有数の書店チェーン、丸善の日本橋店だ。定点観測している八重洲や大手町とはほぼ隣り合う地域だから、大まかな売れ筋は変わりがないが、書店員がこれからの売れ行きに注目している本に日本橋らしさが垣間見えた。

老舗が老舗に関心

その本は黒川光博、斎藤峰明『老舗の流儀 虎屋とエルメス』(新潮社、構成・文 川島蓉子)。和菓子の虎屋の17代目当主、黒川氏と、世界的ブランド企業、エルメスで副社長まで務めた斎藤氏が会社や働くこと、ものづくりなどそれぞれの会社から見えてくる様々なことを語り合った対談本だ。虎屋は創業500年、エルメスは同じく180年という長寿企業で、「まさに『老舗』というテーマが日本橋という街に合っている」と、丸善・日本橋店書籍グループ和書一般書売場長補佐の葛目麻子さんは話す。

日本橋周辺は大企業や金融機関も数多く立地するが、江戸時代から続く中心街なだけに老舗企業も数多い。そうした読者層は「本業への回帰を訴える本や老舗を取り上げた本、おもてなしの心を扱った本などによく目が向く」のだそうだ。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック