アラフォーになったブリジット、波乱の恋再び
働く女性のシネマ羅針盤 [ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期]
10月29日(土)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
(C) Universal Pictures 配給:東宝東和
公式サイト:http://bridget-jones.jp/
2001年に公開され、世界中の女性たちの共感を呼んだ映画「ブリジット・ジョーンズの日記」。原作はヘレン・フィールディングの同名ベストセラー小説で、2005年には続編「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」も日本で公開され、一大ブームを巻き起こしました。あれから11年。ついに第3作が登場しました。
第3作のブリジットはアラフォーに。日記もノートではなく、iPadに変わっています。今回は、本作でブリジットに急接近するナイスガイを好演したパトリック・デンプシーに単独インタビュー。ブリジット的女性をどう思うかなど、いろいろと伺ってきました。後半でお伝えします。
43歳になったブリジット(レニー・ゼルウィガー)は、テレビ局の敏腕プロデューサーとして活躍しています。マーク(コリン・ファース)と別れてしまってから特に出会いもないブリジットはまだ独身ですが、マークは別の女性と結婚。その上、かつてブリジットの心をかき乱したダニエル(ヒュー・グラント)は、なんと飛行機事故で亡くなってしまったのです。
相変わらず、一人孤独な誕生日を過ごすブリジットでしたが、ハンサムでお金持ち、性格もいいIT(情報技術)企業の社長・ジャック(パトリック・デンプシー)と出会います。友人からあおられたブリジットは、ジャックと熱い夜を過ごします。さらに、離婚の協議中だというマークと再会して、いいムードになり、彼とも一夜を共にしてしまうブリジット。
その後、予想外の妊娠が発覚! マークとジャック、どちらの子どもか分からないブリジットは、頭を抱えます。
40代に入り、また突然モテ期が訪れたブリジットは、人生の一大事に直面。彼女に待ち受けているのは……?
1966年1月13日生まれ、米国メーン州出身。1985年、「パニック・スクール/冒涜少年団」で映画デビュー。2005年から11シーズン出演したTVドラマ「グレイズ・アナトミー」の医師デレク・シェパード役で大人気に。主な出演映画に「キャント・バイ・ミー・ラブ」「きっと忘れない」「アウトブレイク」「メラニーは行く!」「魔法にかけられて」「近距離恋愛」「バレンタインデー」「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」「フライペーパー! 史上最低の銀行強盗」(製作も)などがある。レーシングチームのオーナーであり、ドライバーとしても活動(現在は一時休止中)。
――世界中で大人気の「ブリジット・ジョーンズ」シリーズに、マークの新ライバルとして出演されましたが、パトリックさんが演じるなら誰もが納得だと思いました。パトリックさんは、この仕事の話が来た時、うれしさとプレッシャーのどちらが強かったですか?
「納得だと言ってくれてありがとう。やっぱりプレッシャーの方が大きかったね。ヒュー・グラントが演じたダニエルに思い入れがある人は多いだろうから、僕としては何を持ち込めるか、どうすれば受け入れてもらえるかが心配だったよ」
――マークに匹敵するように、ジャックを魅力的に見せるため、どのような気持ちで演じましたか?
「純粋にブリジットを支えたいと思っているジャックの気持ちになって演じたよ。彼女の妊娠を知った時に、すぐに責任のある行動を取ろうとするジャックはとてもいいヤツだからね」
――パトリックさんご自身はブリジットのような女性をどう思いますか?
「魅力的だと思うよ。ブリジットはサバイバーだし、仕事ができるし、誠実で独立心のある女性だ。人に悪い印象を与えずに思ったことが言えるチャーミングさがあるよね」
――改善した方がいいと思うところは?
「酒を飲み過ぎるところかな(笑)。僕は、特に改善した方がいいと思うところはないね」
――パトリックさんはジャック役も含め、女性がメロメロになってしまう役を演じることが多いですが、パトリックさんが演じるキャラクターはパーフェクトなだけではなく、弱点も見せてしまうところがより魅力的だと思います。パトリックさんご自身は、女性をとりこにする魅力的な男性とはどんな男性だとお考えになりますか?
「女性をリスペクトし、ユーモアのセンスがあって、自分がやってしまった間違いを認めることができる。思慮深いところがあり、女性が道に迷った時に方向を教えてあげられる。静かなる自信があり、何より女性を守ることができる。そんな資質を持った男だね」
――パトリックさんは、きっとその資質を全部お持ちなんですよね?
「僕が全部持っているかって? まだまだ頑張っているところだよ(笑)」
(ライター 清水久美子)
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