運動+余暇=アスレジャー市場活況 商品開発など加速

メガスポーツはカジュアルな商品をそろえた「コーナーズ」を初出店した(東京・目黒)
メガスポーツはカジュアルな商品をそろえた「コーナーズ」を初出店した(東京・目黒)

スポーツの要素を取り入れながら普段着にもなる「アスレジャー」(アスレチック・競技とレジャー・余暇を組み合わせた造語)。広がる市場を捉えようとファッション企業が関連商品や店舗の展開を加速している。東京五輪・パラリンピックに向けてさらなる成長が見込まれるだけに、各社は需要開拓に知恵を絞る。

丸紅子会社の丸紅フットウェア(東京・中央)はイタリア発のスポーツブランド「FILA(フィラ)」の靴の製造・販売に関するサブライセンスを伊藤忠商事から取得する。2017年1月に同ブランドの商品を売り出す。

FILAのシューズ

輸入品に加えて、独自にデザインしたスニーカーやランニングシューズをそろえる予定。中心価格帯は8千円台になる。靴専門店やセレクトショップ、通販サイトなどで販売する。これまで商品ラインアップが手薄だった10~20歳代を中心に売り込む。

20年の東京五輪・パラリンピックに向けてスポーツ関連市場は一段の拡大が見込まれる。一方で熱心にスポーツに取り組むだけでなく、「関連する商品などを身につけて雰囲気を楽しみたいという人も増える」(丸紅フットウェアの山本裕之社長)。20年までに年80億円の売り上げを目指す。

イオン系で「スポーツオーソリティ」を運営するメガスポーツ(東京・中央)はカジュアル衣料などをそろえた「CORNERS(コーナーズ)」の初めての路面店を東京・目黒に開いた。

米ナイキや独アディダスのスニーカーなどに加えて、普段着としても使えるトレーニングウエアなどを扱う。

機能性素材を使いながら、街でも着られるデザインにした

これまでは郊外にあるイオンのショッピングセンターなどに出店してきた。今後は都心部への出店を強化する方針で、ヨガ関連製品を置くなど商品ラインアップを充実させる。

エービーシー・マートもスポーツに焦点をあてた店舗「エースシューズスタジオ」の店舗網を広げる。通常の同社の店舗に比べてトレーニングウエアなど衣料品が多いのが特徴で、足元の業績も好調という。20年までに現状の6倍の30店に増やす方針だ。

衣料品会社も「アスレジャー」を意識した商品を充実させる。ヘインズブランズジャパン(東京・新宿)は米スポーツウエアブランド「チャンピオン」で、トレーニングウエアをそろえた商品として「CPFU」を立ち上げた。

汗を吸収しやすい素材を使ったTシャツやはっ水加工のジャケットなどを用意しており、運動着でありながらファッション性もアピールする。セレクトショップなどで販売する。

(原欣宏)