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野菜家電 家庭のオアシス

LED照明で葉物、プチトマトを水耕栽培

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NIKKEI STYLE

発光ダイオード(LED)照明を使い、葉物野菜やミニトマトなどを水耕栽培する家庭向け製品が人気を呼んでいる。リビングルームなどに置いて観葉植物の代わりになるうえ、食材として利用できるから一石二鳥。この水耕栽培の手順や注意点について整理した。

現在、徐々に浸透してきているのはLEDを使った水耕栽培器。小学校でよく行われるヒヤシンスなどの水栽培とは少し違う。野菜工場でも採り入れられている水耕栽培は、植物の生育をうまくコントロールできるからだ。

光と水を管理 植物スクスク

これを可能にしているのがLED照明だ。植物が最もエネルギーを使うのは、花を咲かせ、実を付ける時。蛍光灯だと葉を出すことはできても、花を付けさせることはできない。花を付けさせるには、道路の照明などに用いられる高圧ナトリウムランプなどの特殊な明かりが必要だった。それがLED照明が出て一変した。LEDが植物に必要ないろいろな光を安価に供給できるためだ。

植物にとって光の次に重要なのは水。問題は「腐る」こと。水栽培の場合は、炭の欠片を入れるが、それも腐らせないためだ。日本でもっとも腐敗しにくいのは水道水で、水耕栽培では水道水を利用するのが基本だ。水道水では水の中の微生物まで管理されている。ミネラルウオーターなどはそこまでの管理がされていない。

ある程度以上の数の野菜を作るタイプには、ポンプが付いている。水耕栽培の場合、畑より植物を密集させて作ることが多い。根を存分に伸ばすには酸素が欠かせない。酸素が不足すると育たないばかりか、悪ければ腐る。このためポンプで強制的に空気を入れ、酸素を溶かし込む。同時に水を撹拌(かくはん)して腐敗しにくくする。栽培数が少ないタイプの場合、酸素量が足りるので、ポンプは付いていない。

これ以外に大切なのは温度と湿度の管理だ。人がいる部屋なら問題はない。野菜は生き物。環境が重要なのだ。

ユーイング(大阪・中央)の水耕栽培器「グリーンファーム」を実使用してみた。種まきから出芽までは「早く芽を出せ」というワクワク感と、発芽しなかったらどうしようというドキドキ感を味わえる。間引きの時には、目の前で発芽したのを摘み取るため命について考えさせられてしまった。

収穫時期が近づくころには一気に成長する。一日、目を離すと緑であふれる。植物のどう猛さを見る思いだ。そして収穫時にはいきなり10株以上が台所に並ぶことに。野菜は収穫した瞬間から鮮度、つまり味が落ちる。ということを考えると、一株ずつ植え続けるなどの工夫も必要だ。

まぶしさ強く リビング無難

置き場所はリビングが無難。お勧めできないのは寝室。LEDランプは太陽光並みにまぶしいからだ。またポンプの音も就眠時には気になる。

葉物野菜やハーブを中心に、ミニトマトまで作ることができる水耕栽培は、一見お得なようだが、実はそうでもない。ランニングコストがかかる。電気代は高くても月に350円程度ですみ、10株栽培するなら35円ほどにすぎないが、種、肥料、種床(スポンジ)代がかかる。10株栽培する場合、これらは2000円近い。この金額ならスーパーだと、レタス10~15個分を買える。

家庭用の水耕栽培は、採算を考えると割に合わず、あくまでも趣味の範囲。しかし、緑が育つのを見られるうえ、鮮度のいい無農薬野菜を食べられる。都会人の「オアシス家電」といえる。

キットには、ユーイングの「グリーンファーム」のほかに、学研ステイフル(東京・品川)の「LEDガーデン」、旭化成ホームズの「ベジユニ」、オリンピア照明(東京・文京)の「Akarina」などがある。

続けられるかどうか自信がないという人は、まずレンタルサービスを利用してみるのもおすすめだ。ダスキンの「水耕生活」。水耕栽培器を貸し出し、栽培キット(スポンジ、種、液体肥料)を4週間ごとに届けてくれる。4週間で数千円から始められる。

(生活家電.com 多賀一晃)

[日本経済新聞夕刊2016年10月15日付]

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