空揚げに、無煙で薫製 手ごろ価格の高機能トースター
室内で薫製を作れる調理家電──。これだけでも十分魅力的だが、さらにトースターやコンベクションオーブンなど日常的に使える機能も搭載。小泉成器が2016年10月1日に発売した「スモークトースター KCG-1201/N」は、そんな機能満載の製品だ。しかも実売価格は1万7800円(税別)と手頃。良いことずくめの製品に思えるが、その実力はどれほどか。
薫製の準備は、チップをトレーに載せ、食材と一緒にアルミホイルで密封するだけ。メニューを選べば加熱が始まり、15分前後で薫製が出来上がる。
「セラミック触媒フィルターで煙とにおいを焼き切る」(小泉成器)とうたう通り、調理中に煙やにおいはほぼ感じなかった。調理後はアルミホイルと炭になったチップを捨てるだけと後片づけもラク。思い立ったらすぐに薫製が作れるのは大きな魅力だ。
薫製調理の使い勝手や手間は、パナソニックが発売済みの薫製機能付き魚焼きロースター(実勢価格2万5630円・税込み)とほぼ同じ。どちらも短時間で行う「熱薫」のため、仕上がりにも差はない印象だ。ゆで卵、笹かまぼこ、チーズなどを程よく薫製できた。
小泉成器の製品は、トースターやコンベクションオーブンとして使えることが大きな強み。自動メニューでトーストを焼いたりノンフライの唐揚げを簡単に作れるなど、同じ価格帯の同類製品と比べて機能は遜色ないレベルだ。一般的なトースターよりもサイズが大きいため置き場所を選ぶが、薫製好きなら買って損はない。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2016年10月号の記事を再構成]
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