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ファッションの伝道者はなぜ毎週、山に登るのか

2016/10/17

北アルプス後立山(うしろたてやま)連峰

週末、山へ向かう人が増えている。「日本百名山」巡りが中高年の趣味として定着しているが、近ごろは健康志向やネーチャー意識の高い20、30歳代が「ハードすぎない山歩き」を楽しむようになってきた。シーズンには毎週のように登り、この2年間で68の山頂を踏んだ、37歳のファッションPR会社代表、鈴木貴之さんに山で過ごす意味や楽しみ方を聞いた。

■きっかけはキャンプの延長

――何がきっかけで山に登り始めたのでしょうか。

地蔵岳

もともと仲間とキャンプによく出掛けてテントを張っていたのですが、ある日、「もうひとつアクティビティーを加えたいね」という話になり、山に登ろうという流れになりました。この時は東京・奥多摩の大岳キャンプ場にいたので、テントを張ったまま、そこにある大岳に向かいました。1266mと高すぎない大岳はデビューには手ごろでした。天気は雲一つない快晴で、風もなし。天候に恵まれたおかげで、登った先に待ち受けていた景色が最高でした。あの感動は今でも忘れられません。それがきっかけになって、「次は山をメーンの目的に据えた登山に行こう」という話になりました。あの日、天気がそこまでよくなく、雲が多くてガスっていたら、ここまで山好きにならなかったかもしれません。文字通り、「天の配剤」でした。

■夏場はほぼ毎週ペースで

北アルプス後立山連峰

――いつごろから登り始め、今はどのくらいの頻度で登っていますか。

本格的に登り始めたのは、2014年9月からですから、ちょうど丸2年ぐらいです。14年9月からは1カ月に1度は必ず山に行ってます。ただ、夏の間は行けるときはいくらでも行きたいので、月に3回ぐらい行くときもあります。

――最近登った山で記憶に残っているのは。

白馬岳~朝日岳(北アルプス後立山連峰)を8月中旬に4日間かけて、テント泊で縦走しました。18kgのリュックを背負って、4日間でトータル75kmぐらい歩きました。体はつらかったけど、毎日出合える素晴らしい景色のおかげで、しんどいことも忘れ、またすぐに行きたいと思いましたね。降りてきたくなかったです。

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