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主役は「クロスオーバー」 自転車最新モデル

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日経トレンディネット

ここ数年、クルマ業界のトレンドをけん引してきたキーワードといえば「クロスオーバー」だろう。つまり、二つのカテゴリーの特性を併せ持ったクルマ、具体的に言うなら、クロスカントリー四駆の走破性と乗用車の運動性、快適性を融合した「クロスオーバーSUV」がそれに当たる。実はこの潮流、クルマの世界だけにとどまらない。オートバイでも似たようなコンセプトの「アドベンチャーツアラー」と呼ばれるモデルが人気だし、自転車も「グラベルロード」「アドベンチャーツーリングバイク」といったクロスオ―バー的なカテゴリーが続々と誕生している。

自転車におけるクロスオーバーとは、主にロードバイクゆずりの高速走行性能や快適性・巡航性に舗装されていないダートロードを楽しむことができる走破性を加えたモデルのことを指す。もともとクロスバイクもそういう自転車として生まれたのだが、シティーライド用としての需要が高まるとだんだんオフロード色が弱まり、現在は舗装路での走行を想定したものが主流となっている。

実際のところ、日本の舗装率は高く、この手のクロスオーバーモデルに乗らなければならない必然性は、ほぼ皆無と言っていい。普通に生活していて未舗装道路を走らなければならないシチュエーションなんて、ほとんどないのである。

サイクリストに定着した「バイクパッキング」にふさわしいモデル

じゃあなぜクロスオーバーが人気かというと、その雰囲気がカッコいいから。いざとなったら荒れた道も走れるという頼もしさと、アクティブに遊べそうなイメージこそクロスオーバー人気の本質だと思う。クルマとオートバイ、自転車というまったく異なる乗り物で、同時に同じようなコンセプトが流行した事実を鑑みると、これは時代的なファッションといえるのかもしれない。

と、いうわけで自転車2017年モデルの自転車はクロスオーバーなモデルが元気。これらの自転車を使った「バイクパッキング」、つまり、道具を極力少なくして気軽にキャンプツーリングを楽しむスタイルも徐々にサイクリストの間で浸透してきており、一つのカテゴリーとして完全に定着しそうだ。

ジャイアント「グラビエ」:現代の技術でクロスバイクの原点に回帰

「グラビエ」はマウンテンバイクで用いられる27.5インチサイズのタイヤ(一般的なクロスバイクはもう少し径の大きい700Cサイズ)を採用するクロスバイクである。2017年モデルはフルモデルチェンジされ、新しいフレームと、従来の27.5×1.5よりもさらに太い27.5×1.75サイズのタイヤが採用、装備されている。

ご存じの通り、エアボリュームの大きいタイヤはその分、低い空気圧で走ることができ、グリップ力や乗り心地に優れる。反面、舗装路を走る際にはそれが走りの重さにつながってしまうこともあるのだが、このグラビエはフレーム、車体重量の軽さでそれを補っている。カタログ表記の車体重量は11.2kg(465mmサイズ)で、もっと細いタイヤを採用するモデルも含め、この価格帯のバイクとしては相当に軽い部類である。

クロスバイクはそもそも"オン・オフ兼用"の特性をもつ自転車のことなので、グラビエは現代の規格、技術を投入しながら、その原点に立ち返ったモデルといえるだろう。ちなみに価格も5万3000円で、2016年モデルの5万7000円よりかなり安くなっている。

ジャイアント「グラビエ」5万3000円
フレーム:アルミ
フォーク:クロモリ
メインコンポーネント:シマノ・アルタス 3×8速
タイヤ:ケンダ K-1082 27.5x1.75
サイズ:430mm(XS)、465mm(S)、500mm(M)、555mm(M)
重量:11.2kg(465mm)
問い合わせ:ジャイアント

スペシャライズド「アリバイ スポーツEQ」:ノンエアータイヤを採用する意欲作

スペシャライズドが新たに送りだしたシティーライド用バイクがこの「アリバイ」シリーズ。ここで紹介するのはフロントトリプルギアや泥除け、リアキャリアを標準装備した上位モデルだ。

特徴は徹底的に気軽にスポーツサイクルを楽しめるよう設計されているところ。何とタイヤはパンクの心配がないノンエアータイプを採用。これは空気の代わりにポリマー樹脂を入れることでタイヤを保持する構造になっている。また、チェーンを防錆タイプとすることで、メンテナンスの手間を最小限に抑えている。

ロードバイクだけがスポーツサイクルではない、もっと気軽に自転車で遊ぼう、そんなスペシャライズドからのメッセージが聞こえてくるような新時代の1台である。

スペシャライズド「アリバイ スポーツEQ」7万円
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
メインコンポーネント:シマノ・アルタス 3×8速
タイヤ:ニンバス・エアレス700x38mm
サイズ:390mm、439mm、476mm、532mm
重量:NA
問い合わせ:スペシャライズド・ジャパン

チャージ「プラグ1 グラインデューロ」:自転車玄人にぴったりな"上がり"の1台

「プラグ1 グラインデューロ」はドロップハンドルに油圧ディスクブレーキ、700×40Cの太いタイヤを採用するグラベルロードだが、潔くシングルギアなのが大きな特徴である。恐らく、自転車を始めたばかりのビギナーにはまったく理解しがたい自転車に違いない。サスペンションを持たないドロップハンドルの自転車で未舗装に踏み込むだけでも相当アクティブな遊びなのに、ギアまでないのだから。特に日本のダートロードはその大半がアップダウンのある山道。人によっては「ロードとマウンテンバイク(MTB)とピストバイク(シングルギアバイク)の悪いところを集めた自転車」だと思ったとしても不思議ではない。

ところが様々な自転車を乗り継いたベテランになるとこのシンプルさがたまらない魅力になる。軽量で壊れないし、何よりちょっとしたダードでも考えて走る楽しさがある。また、パーツ点数が少ない分、車両価格が安いところも美点。自転車の面白さの原点を堪能できるのだ。

ちなみに車名のグラインデューロというのは海外で行われているレースの名前とのこと。それにちなんだカラーや専用パーツがセットアップされている。

チャージ「プラグ1 グラインデューロ」11万8000円
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
メインコンポーネント:シングルギア
タイヤ:WTB 700×40C
サイズ:500mm、540mm
重量:NA
問い合わせ:ライトウェイプロダクツジャパン

ライトウェイ「ソノマ・アドベンチャー」:いまどきのツーリングバイクに進化!

ソノマは買いやすい価格帯のツーリングバイクとして長く販売されているモデルだが、その内容は時代に合わせてアップデートされてきた。

2017年モデルは700×40Cという太いタイヤとディスクブレーキを採用し、いまトレンドとなっているタフなアドベンチャースタイルに進化。リアが7段変速だったりと装備の面でものたりなさもあるが、価格が安いのでカスタム前提で楽しむのもアリだろう。もちろんフレームにはキャリアや泥除けを取り付けるための台座が装備されている。

ライトウェイ「ソノマ・アドベンチャー」7万9800円
フレーム:軽量スチール
フォーク:軽量スチール
メインコンポーネント:シマノ・ターニー 3×7速
タイヤ:ケンダ 700×40C
サイズ:420mm、500mm
重量:13.7kg
問い合わせ:ライトウェイプロダクツジャパン

コナ「スートラLTD」:ホンキで冒険したい人のための自転車

「スートラLTD」は、丈夫なクロモリフレームにMTB並みに太い700×45Cタイヤ、チューブレスタイヤ対応のリム、油圧ディスクブレーキ、トラブルに強いフロントシングルの11段変速など、舗装路からトレイルまで道を選ばず、タフに走ることのできるアドベンチャーバイク。

フロントフォークやフレームのダウンチューブの裏側など、計5カ所にボトルケージ台座を装備。最近はこの台座を使ってシュラフやテントといったキャンプ道具を積載できるマウントが販売されているので、それらを活用してバイクパッキングを簡単に楽しむことができる。

コナ「スートラLTD」20万9000円
フレーム:クロモリ
フォーク:クロモリ
メインコンポーネント:スラム・ライバル1 1×11速
タイヤ:WTB リドラーTCS 700×45C
サイズ:460mm、485mm、520mm、540mm
重量:NA
問い合わせ:アキコーポレーション

スペシャライズド「セコイア・エリート」:バイクパッキングに向いた最新鋭のツーリングバイク

スペシャライズドにはすでに「エイウォール」というアドベンチャーバイクのシリーズが存在していたが、2017年モデルでは新たに「セコイア」シリーズもがラインアップに追加された。どちらもクロモリフレームに太いタイヤ、ディスクブレーキを装備しているものの、こちらの方がカーボンフォークやテーパーヘッド採用のフレーム、高い剛性が得られる固定方式のスルーアクスル対応のホイール、フロントダブルギアなど、より現代的な設計を採用。どちらかというと舗装路での高速巡航性能を重視したモデルとなっている。このモデルの登場に合わせ、大型サドルバッグやフレームバッグといった、いわゆるバイクパッキングのためのアクセサリーもラインアップされている。

スペシャライズド「セコイア・エリート」23万円
フレーム:クロモリ
フォーク:カーボン
メインコンポーネント:シマノ105 2×11速
タイヤ:スペシャライズド・アドベンチャーギア700×42C
サイズ:500mm、520mm、540mm、560mm、580mm、610mm
重量:NA
問い合わせ:スペシャライズド・ジャパン

チャージ「クッカー・ミディ1」:MTB以上、ファットバイク未満の新規格

MTBとファットバイクの中間のようなバイクも近年のトレンドとなっている。この「クッカー・ミディ1」はフロントサスペンションを廃し、一般的なMTBよりもさらに太い27.5×2.8というタイヤを採用することで高い走破性を実現しているモデル。考え方はファットバイクと同じだが、あちらほど極端にタイヤが太くないので車体がコンパクトで軽い。

ちなみにこのタイヤは通称「27.5+(プラス)」と呼ばれるもの。ホイールは27.5インチだが、タイヤの厚みによって実質的な外径はひと回り大きい29インチタイヤと同等となっている。タイヤの外径が大きくなると縦方向に接地面積が増え、オフロード走行では大事な要素となるグリップ力の向上につながる。置き場所の確保などでファットバイクの購入をためらっていた人におすすめしたい一台だ。

チャージ「クッカー・ミディ1」14万円
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
メインコンポーネント:シマノ・デオーレ 1×10速
タイヤ:WTBトレイルブレイザー 27.5×2.8
サイズ:395mm、446mm
重量:NA
問い合わせ:ライトウェイプロダクツジャパン

(ライター 佐藤旅宇)

[日経トレンディネット 2016年6月17日付の記事を再構成]

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