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3児の保育士母 経済的自立目指し35歳で起業

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NIKKEI STYLE

杉山さくらさんは2年前に起業。現在「Sakura Sling project」代表。ベビースリングから着想を得た同社の「カメラスリング」は、2015年のグッドデザイン賞を受賞しています。今回は、夢の実現に向けて挑戦を続ける杉山さんの起業ストーリーと3児の子育てについて紹介します。

"抱っこひも"に着想を得たカメラ用ストラップで起業

―― 保育士として働く傍ら、起業して1年でグッドデザイン賞を受賞とは素晴らしいですね。「カメラスリング」は、ストール状を特徴とするカメラ用ストラップ。私は取材や子どもの行事のとき、一眼レフで撮影することが多いのですが、ストラップで首が痛くなったり、カメラの置き場を持て余したり、レンズの蓋をなくしそうになったり……実際に使ってみて画期的なアイデア!と思いました。

ありがとうございます。うれしいです。柔らかくて大きな生地を使ったカメラスリングは、かけたときにカメラの重さを分散して首や肩にかかる負担を軽減する構造です。レンズカバーなどの撮影に必要な小物をコンパクトに収納できるよう、ファスナー付きのポケットを付けています。

―― ご自身の子育てや保育士の経験から"赤ちゃん用の抱っこひも"にヒントを得て生みだしたものとか。保育士から「カメラ」の業界へというのは意外な感じがします。

私の子どもは今、中1男児、小5・小3女児なのですが、子どもが小さいころは、保育士の正規職員として働いていました。次女が保育園に入園するときに、長女と同じ園に入れなくて…。当時、子どもの保育園のことに夫は関わらずほとんど私がしていましたので、3人の子育てをしながら、2カ所の保育園で子ども3人の送り迎えという大変な1年を過ごした後、「もうできない」と思って、次女が2歳のときに非正規の保育士へと転職したんです。

そこから約3年間は、パートの保育士と子育てに集中していました。次女が年長になり、「もうすぐ子ども3人とも小学生になって少し手が離れる。これから自分の人生設計をどうしよう」と思っていたときに、保育園のパパ友に写真家で音楽家の安達ロベルトさんがいて、ロベルトさんを通じて写真の世界に興味を持ち始めました。

―― 工芸高校を卒業されていますが、もともと写真の世界には興味があったのでしょうか。

工芸高校で写真は習っておらず、写真を作品として撮ったこともありませんでした。父が趣味でずっと写真をしていたのですが、それまではむしろ私に向いていないと思っていたんです。父が撮った中ですごく力のある写真を見て「私はこれが好き」と言うと、「これは写真の先生に見せると色も構図もダメな写真だよ」と。写真の世界で"いい"とされる作品はきれいだけれど、私にとって面白味がない。私がいいと思うものは写真の世界では"ダメ"なんだとずっと思っていました。

安達ロベルトさんを通じてプロの作品に触れるようになり、「写真は撮った人の内面がすごく映し出されるもの。心の反射神経で写真を撮っていくので『かっこよく撮りたい』と思ったら、その気持ちも写ってしまう。だから、いかに自分の心のままに素直な気持ちで真っすぐ撮るかということがとても大事で、構図は確かにあるけれど、それがすごく大事ということではない」と教えてもらったことからイメージが大きく変わりました。

高校では金属工芸を専攻していて、物作りはもともと得意。「暗室に入ってプリントを焼いたりする作業って、粘土をこねるような手を使う作業だよ」と教えてもらい、それだったら私にも写真ができるかなと捉えるようになりました。

35歳をリミットに経済的自立と「生涯をかけ情熱を注げるもの」

―― 子育てが落ち着いたら、正規の保育士に戻るという選択肢もあったと思います。自分の進路を考えるうえで、保育士という選択肢も含めて「生涯をかけて、自分が情熱を注げるもの」ということが大切なキーワードだったのですね。

22歳で妊娠・出産をして、20代は子育てが私の多くを占めていました。それは私にとっても幸せな時間でしたが、パートタイマーになって仕事的には楽になった分収入もすごく減り、次女の小学校入学前にこれからどう生きていくかについては色々悩みましたね。

同じ保育士である夫からは「好きなことをしていてもいいけれど、35歳になったら全部やめて、お願いだから正規の仕事について」と言われていました。保育士として生きていくか。自分の情熱をどこに向けていくか――その結論を出すのに、私には35歳という期限があったんです。

35歳になったら自分が持っている資格や能力の中で、経済的な自立をしなければいけないという意識があり、悩んでいる最中に出合ったのが写真です。

―― 33歳で写真を始め、パートタイマーの保育士をしながら、「代官山 北村写真機店」でフォトライフコンシェルジュとしてアルバイトを始めました。行動的ですね!

写真を始めたらすごく楽しくて、新しい人間関係が広がる感覚もありました。今までにない経験や発見が日々あって、写真の世界は魅力的な人がいっぱいいるなと居心地がよかったんです。皆さんに助けてもらうことも多かったので、写真を撮るという直接的なことでなくても、「この世界で居場所が見つけられるようなことがあったらいいな」と考え始めるようになりました。

ただ、私は35歳までに、正社員にならなければいけない。正社員で働く以上の収入が得られることを、自分の好きなものの中で見つけることができたら理想的という思いで、アンテナを張りながら活動していたところ、代官山にすてきな写真のお店があると聞いて1人で見に行きました。

―― お店を見に行き、思いがけず写真機店で働くことを即決されたと聞きました。

代官山 北村写真機店は、今まで見たことのないようなすてきなフォトフレームがたくさん並んでいて、コーヒーの香りがするお店。とても洗練された雰囲気で、店内を一周回ったところで、「私、ここで働きたい」と(笑)。私はもともとライカのカメラを使っているのですが、ライカの赤いエンブレムが看板に飾ってあったことも印象的でした。店員さんをつかまえて「今求人ありますか? 私ここで働きたいです」と聞いたら、たまたま1人募集がかかっていると聞き、その2カ月後から働き始めることになりました。

―― 今後の生き方に悩んでいたころに、インスピレーションが降りてきた瞬間だったのですね。ところで、保育士のお仕事との日程調整はどうしたのでしょうか。

ちょうど託児所での収入もものすごく減った時期で、それまで週5回働いていたところが、週に2回しか呼ばれなくなったという状態でした。代官山 北村写真機店では2014年2月から週3回のペースで働き始めましたが、後に保育士の仕事が増えてくるにつれて、「平日は保育士で働いて、週末は代官山で働く」という形で今年の3月まで2年間続けましたね。

―― 「カメラスリング」の構想は、当初から杉山さんの頭の中にあったものですか。

そのときは、写真のことをより深められたらいいなという感覚だけでした。写真の世界をもっと知りたいけれど、機材のことがよく分からないなと思ったころに少し時間ができて、仕事として働いたらカメラのことも勉強できるんだろうなと考えたんです。カメラスリングが、まさかここからつながるとは思っていませんでしたが、結果として代官山 北村写真機店で働いていたおかげで今の私があります。

「カメラスリング」発案後、7カ月で商品化

―― 2014年5月に「カメラスリング」を発案し、12月から代官山 北村写真機店での店頭販売がスタート。着想から7カ月で商品化されました。その後1年足らずで権威あるデザイン賞を受賞し、まるでシンデレラストーリーのようです。どんな経緯だったのでしょう。

LEICA R6.2という機械式フィルムカメラを2013年の秋から持ち始めたのですが、コートの上から革ひもでカメラを持つのが写真を撮るときの定番スタイルでした。でも翌春、薄着になったらストラップが肌に当たり、肩が痛く感じて…。私は肩凝りがひどい体質。代わりのものを探してみたのですが、市販のものでは見つからず、「そういえば、ベビースリングだって生地だったな」と思い当たりました。

ベビースリングは、風呂敷のような生地にリングがついたシンプルな構造。金属工芸の経験からリングの強度や材質はだいたい分かり、22歳の初めての出産当時は自作のものを愛用していたんです。赤ちゃんも抱っこできるぐらいだったら、カメラでも大丈夫なんじゃないかなと思い、革ひものストラップの代わりにストールを結んで体にかけたとき、ものすごく軽く感じました。これは…と思った瞬間、全身に鳥肌が立ちました。その血の気がひくような、血液がざわざわするような感覚は、子どもたちの名前を思いついたときと同じ、人生4度目の経験。「これは何だろう」と思いつつ、カメラにこんなのつけちゃって、ちょっと恥ずかしいなと思いながら当初はつけていました。

「取りあえず肩凝りが治るまで。治ったら革ひもに戻そう」と思いながら使っていたら、かばんに入れるときに、カメラバッグに入れずとも風呂敷のようにカメラを包んでさっと入れられるということにも気が付きました。ベビースリングは、リングから外すと風呂敷のように膝掛にもなるし、赤ちゃんのオムツを替えるとき下に敷くこともできます。その便利さと全く同じようなことがカメラのストラップにもあって、衝撃は吸収できませんが包むことで傷をつけずある程度の雨もしのげるし、撮りたいときすぐにかばんから出し入れができ、汚れたら拭いたりすることもできます。便利さにやめられなくなりました。

「起業で収入を得て、いつか写真の個展を開きたい」

―― カメラを赤ちゃんに見立てるというのは斬新です。周囲の反応は?

最初は周りにもまねしていいよと言っていましたが、当時は誰もまねしてくれませんでした(笑)。2015年春に、私が写真を習いに行っている「小原孝博フォトワークショップ」のグループ展で作品展示をしたとき、代官山 北村写真機店の須藤達也店長(当時)も来てくださって、「それすごく面白いから、商品化したらどうですか」と言ってくれました。アートディレクターとして活躍されている菊池美範さんも「これは面白いアイデアだ」と絶賛してくれて。でも、そのときは現実的な話でなかったです。

写真展には1日に200人くらい来てくださって、自分の作品を自信をもって皆さんに見てもらうというのは高校時代ぶりでとても感慨深かった。この次は個展をと言われたけれど、写真の展示はすごくお金がかかり、今までの収入ではまず無理でした。いつか個展を開く夢をかなえるために、写真機店か保育士の仕事を増やしても現実的ではないなと思って。グループ展が終わりしばらく一人で考えていたときに、もしかして、私にはこれかなと。「カメラスリングを商品化して、これで収入を得られるようになって、いつか個展を開けるようにしよう」と思ったのが最初の覚悟です。

―― 「35歳までに経済的自立を」と告げていた夫は賛成してくれましたか。

「私、これで起業しようと思う」と言ったら、「何言ってんの?」と大反対。公務員の夫は保守的な人で、私には「お願いだからおとなしくしていて」と。仕事をするために「ノートパソコンが必要だから買ってもいい?」と聞くと、夫は「ダメ」と言う。それでもそのまま買いに行ったり、私は全然言うことを聞かなくて(笑)。割と最近までそういう感じでしたね。

―― 家族の反対の中、保育士のパートと写真機店で働き、子育てもしながら、どのように起業準備をしましたか。

35歳までという期限もありましたから、学校やセミナーへ行って、勉強するのは無理だと思いました。都心に住んでいたので、周囲のママ友・パパ友は個人事業主や社長さんばかり。自分の得意なことや自分ができることで、世界に向けて活動している人がとにかくたくさんいます。皆さん、人とのつながりを大事にしたり、謙虚でやさしい。そして、困っていたら手をさしのべてくれる。そういう姿を保育園で見ていたので、自分が起業しようと思ったときに、周囲の身近な人をお手本にすれば良くて、私も同じような気持ちでやっていこうと意識しました。同時に、縁のないところからは何も生まれないということも学びました。

―― 具体的なアドバイスをもらったりもしましたか。

運動会のとき、競技の合間に、各界の第一線で活躍しているファッションデザイナーやスタイリストのママ友・パパ友に相談しました。「こういうことをやろうと思うんだけど、何か教えて」と声をかけると、「生地を探すんだったらこのお店がいい」「付属品はこの問屋さんがいい」「生地は、薄くて軽くて発色が良く、熱にも強い丈夫なポリエステルがいい」とか、そういうところから1つ1つ動いていきました。生地の縫製などより細かい部分は、YouTubeやYahoo!知恵袋を参考にしながら自分流にアレンジ。「この分野ならこの人」と思う人にとにかく相談したり、何か少しでも可能性があったらつないでもらったり。人から人へとつないでもらうような感じで、今まで進んでいますね。

色々な可能性の中で悩んでいた時期はつらかった

―― 世にないものを形にするのは、最初雲をつかむようなとにかく地道な作業の繰り返しです。

自分がやりやすい方法を見つけた後は試行錯誤。開発・制作時間は子どもが眠った後で、毎夜ひたすら作り続けました。重さを分散するために向きも大事だという生地の特性も、試作を繰り返すうちに知りました。細かなデザインや強度、着用感など開発している時期も大変だったし、適した生地を見つけるのも苦労しました。これだと思うところに行き着くまで、色々な可能性の中で悩んでいた時期はつらかったですね。

夫が寝ている枕元でミシンをかけたりしていたので、怒鳴られたことも。それでも作り続けて、平日昼は保育士で働いてという生活を半年くらい続けました。でも、体力的にはアドレナリンが出ていたからか大丈夫でしたよ(笑)。商品化して販売がスタートしてからも、2016年1月に法人化するまでにオリジナル商品を約600本すべて自分で作りました。

―― 家族の賛成を得られない中、商品化するまで精神面での苦労もあったと思います。

保育士で働いた収入で生地を買って縫って、失敗してということを繰り返していました。もうやめようと思えばそれで良かったけれど、私は35歳までに何とか形にしなければいけないと思っていたので、諦めるということがどうしても自分の中で許せなかった。そんな中、一番大変だったのは、自分の心をいかに折らずに続けていくか。「早く形にしなければいけない」という中で、主人には「おとなしくしていて」と言われ、子どもたちにも迷惑かけている。でも収入はまだない。心の豊かさを保つために、一時期は極力人に会うのを避けていました。

新しいことを始めるときは皆さん心配もしてくれるので、「やめとけ」とか「ストラップなんて危ないから、素人がやることではない」など言われることもよくありました。ありがたく受け止めてはいたけれど、そんなことよく分かっているし、できるだけ聞きたくなかった。いかに一人で淡々とやっていくか、そういう気持ちの部分を保つことを意識して過ごしていました。

2015年グッドデザイン賞受賞! 世に認知される転機に

―― 地道な試行錯誤と努力が実り、2015年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

グッドデザイン賞には、自分でエントリーしました。起業をするときに独学で色々な本を読んだのですが、どれもつまらない。全然身になっていないというときに、ベビースリングで起業した園田正世さんの『ママ起業 私の方法』という本を友人から勧められて読んだら、すごく参考になりました。中でも、「ベビースリングでグッドデザイン賞を取る」という話が書いてあって、私もグッドデザイン賞を取れるような商品を作りたいと思いました。

4月にエントリーが始まって9月に受賞が決まるということを知り、第一次審査は書類を書いて提出するもの。一人でするのは難しかったので、IT企業で働いていた経験のあるママ友に相談して、二人で言葉を考えてエントリーをしました。私の誕生日は9月11日なのですが、受賞の発表日は9月10日。34歳最後の日に発表になるということを聞いて、私はここで絶対に賞を取らないといけないし、これでグッドデザイン賞が取れたら私はこれで仕事をすることになるという覚悟があって、確実に取るぞと心に誓いました。

―― 受賞して環境は変わりましたか。

がらっと変わりました。カメラスリングは、まだ世の中にない少し奇抜なもの。「カメラに生地がついている」って、そんなの無理でしょと思うようなものが、大きなタイトルがついたことでみんなびっくりしてくれたし、何よりこの名もない私の製品を使ってきてくれた人が数百人いて、そういう人たちが「カメラスリングはすごくいい」と信じて周りにも勧めてくれていました。グッドデザイン賞がついたというところに、皆さん喜んでくれたし、その信頼に応えられた。それが何よりうれしかったですね。

子どもの写真を上手に撮るうえで大切にしたいこと

―― 読者の中には、写真をもっと上手に撮りたいという人もいます。そんな読者にメッセージをお願いします。

いろんな方から「上手な子どもの撮り方を教えてほしい」と質問されます。私は写真家ではないので、アドバイスさせていただくのはおこがましいのですが…(笑)。でも1つ言えるのは、写真において「被写体との関係性」がすごく大事ということ。自分の子どもを撮るとき、両親以外のどんなプロの写真家でも、親以上に上手な写真は撮れません。親にしか見せてくれない顔を子どもはしたりする。「家族の時間を共有している」ことを大事に自信を持って撮ることをおすすめします。

写真の基本には、例えば、子どもを撮りたかったら、子どもの背景にあるものをなるべく減らして撮るとか、主題になっているものをより引き立たせるためにシンプルに撮る、ということがあります。でも、ある写真家の人に教えてもらってなるほどと思ったのが、写真はある意味で記録の要素も大きく、背景にあるものも大切。お子さんの横に写っているかばんや食器は何年か先に見て、これを気に入っていて使っていたねという思い出になります。赤ちゃんのときに使っていたオムツが入っていても、それはすべて大事な思い出。思い出として撮るような写真は、そうやって写真の固いルールを守って撮らなくても全然いいんじゃないかなって思います。号泣している写真であっても、後にいとおしいものになる。私自身、そういうことをすごく大事にしていますね。

カメラのことをもっと勉強したい!という方には、写真を学びに行くということもおすすめします。カメラメーカー主催のカメラの使い方講座や、用途に合った写真の撮り方を教えてくれる写真のワークショップなど数多く開催されています。写真の世界には素晴らしい写真家の方がたくさんいて、皆さん丁寧に親切に教えてくださいますし、カメラ初心者が多い世界なので安心して足を運んでいただきたいです。

―― これからの夢を教えてください。

私がカメラスリングで一番大事にしているのは、写真の世界の役に立つことをしたいということ。カメラのメーカーさんが大切な思いを込めて一つ一つカメラを作るのと同様に、私も同じような意識を持って「SAKURAカメラスリング」を作っていきたいです。

私はカメラを持つようになってから、写真家やカメラマンの方も含めてカメラ業界の皆様が、写真の文化を未来につなげるために力を尽くしていることを知りました。私も「SAKURAカメラスリング」の視点から、写真の文化を未来につなぐ歯車の一つとして役割を担いつつ、写真と共に生きるたくさんの人たちが健康に長くカメラを持つことができるストラップを作り続けたい。自信を持って世界に向けた活動をしていきたいと思っています。同時に、主人や子どもたちを幸せにしないといけないと思っています。妻として母としての自分だけではなく、人として今必要としてもらっている場所で役割を果たせるように。そして、夢に向かって仕事も育児も悩み楽しむリアルな生き方を子どもたちに見てもらえるように、しっかり頑張っていきたいと思います。

(ライター 加藤京子)

[日経DUAL 2016年9月9日付記事を再構成]

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