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出先でも「2画面使い」に 2万円の小型ディスプレー

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日経トレンディネット

ライターという仕事柄、パソコンを使っている時間が長い。メモ、執筆、インタビュー写真の整理、資料集めなど、ほとんどはパソコンでの作業だ。そのため、取材先や打ち合わせ先でも仕事できるように、ノートパソコンを愛用している。

ストレスなく作業できるように、ノートパソコンの中でもパフォーマンスが高いアップルの15インチMacBook Pro Retinaディスプレーモデル(以下、MacBook Pro)を使っている。そのため、動作はサクサクで全く問題ない。問題は、作業スペースの広さ、つまりディスプレーサイズだ。

この問題を解決するには、外部ディスプレーが有効だ。事務所では、22インチの液晶ディスプレーを外付けしている。これであれば、ブラウザーやPDF、エディターなどを開いて作業しても不自由を感じることはない。

いつでも「2画面」で作業するには?

ただ、この手が使えるのは事務所のみ。外出先では、ノートパソコン1台でなんとかしなければならない。しかたないと諦めて不自由を覚悟の上で仕事をしてみるものの、ストレスが多くなるのは否めない。なんとかならないものか…。

そしてついに、この悩みを解決できそうな製品を発見した。USBバスパワーで動作する、ASUS(エイスーステック・コンピューター)のモバイルディスプレー「MB168B」(実勢価格1万9000円)である。これさえあれば、外出先でもデュアルディスプレーで作業できそうだ。そこで、MB168Bの使用感をレビューしていきたい。

MB168Bは、15.6型ワイド(1366×768ドット)のTN液晶のモバイルディスプレーだ。これまで使ってきた据え置き型の液晶ディスプレーと比較すると小ぶりだが、外出先で広げるスペースを考えると、おそらくこれが限界だろう。

本体は樹脂製で、重さは約800g、厚みは約8mm。持ってみたら、実際の重さよりも軽い印象だった。これなら、無理なく持ち歩けそうだ。

使ってみると、うれしい誤算も

まず事務所で、MB168BとパソコンとをUSBで接続してみた。しかし、画面は黒いまま何も表示されない。調べてみると、MB168Bを使うには、パソコン側にDisplayLinkというドライバーソフトをインストールしなければならないようだ。

そこで、DisplayLinkのサイトから最新版のドライバーをダウンロードして、セットアップした。次にMB168BとパソコンをUSBケーブルでつないだところ、ノートパソコンの画面が表示された。

試しに、MB168B側のディスプレーにウィンドーやアプリを移動させてみたが、問題ない。動きの速い動画もスムーズに表示される。これまで使ってきた液晶ディスプレーより画面は小さいものの、作業している感触はほぼ変わらない。

うれしい誤算もあった。MB168Bを縦置きにすると、縦長画面として使えるのだ。A4サイズのPDFファイルを表示してみたら、ほぼ100%の大きさで表示された。この機能を使えば、ノートパソコンで仕事をしながら、MB168Bに表示させたPDFや資料を参照する使い方もできそうだ。

MB168Bを使うことで、デスク上のスペースも整理された。これまで、外部ディスプレーと接続するためにHDMIケーブルや電源ケーブルなどを使っていたが、MB168Bの場合、USBケーブル1本だけでいい。そのため、デスク上がすっきり片付いた。これなら事務所でも、普段使いのモニターにして良さそうだ。

外に持ち出して使うと?

次に、MB168Bをモバイル環境で使ってみることにした。まずは、MB168Bを収められるカバンが必要だ。これまで使っていたリュック(MacBook Proがすっぽり収まるサイズ)だとMB168Bがはみ出してしまうので、以前使っていた横幅の長いメッセンジャーバッグを使うことにした。

早速、カフェで使ってみた。USBケーブルでパソコンと接続するだけで、すぐに使える手軽さはうれしい。ただし、それなりにお店を広げてしまうため、ある程度の広さが必要になる。できればあまり混んでいない時間、四人席に座って作業するのがおすすめだ。

新幹線のように、狭い場所しか確保できない場合には、テーブルにMB168B、膝にMacBook Proをのせて作業するスタイルがおすすめ。その場合は、縦置きは危険なので、横置き限定で使用したい。

打ち合わせ時のプレゼンテーションにもMB168Bは便利だった。プロジェクターがなくても、モニターを見せることで参加者と情報を共有できる。特に秀逸だったのが、対面している相手にモニターを向け、自分はノートパソコンを見ながら話をする使い方だ。

問題はバッテリー

このように、想像以上のパフォーマンスを発揮してくれたMB168Bだが、いいことばかりではない。ドライバーとの相性が悪いのか、マウスがカクカクと動作することが多いのには閉口した。マウスドライバーやDisplayLinkを入れ替えてみたが、状況は変わらなかった。

また、MB168BにはUSBバスパワーで給電するため、パソコンのバッテリーがどんどん減ってしまうのも課題。2時間ほど作業した時点でバッテリー残量が20%になっていて、ちょっと慌てた(普段は5時間程度使える)。移動時間が長い出張でMB168Bを使うのは、少しリスキーかなと思ってしまう。本当は、そういうときこそ使いたいのだけれど……。

この2点だけなんとかなれば、MB168Bは非常に実用的な端末だ。実売価格は2万円前後だが、それだけの魅力はある。

例えば、外出先で給電できる場所があれば、前述のバッテリー問題は解決できる。また、MB168Bを資料およびサイトブラウズ用と割り切り、マウスを使った作業はノートパソコンの画面で処理すれば、マウス問題に悩まず仕事がはかどるはずだ。特に、外出先でプレゼンする機会が多い人に強くおすすめしたい。

(ライター 秋葉けんた)

[日経トレンディネット 2016年9月20日付の記事を再構成]

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