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すぐ売れる快感 男性人気も急上昇「メルカリ」の魅力

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日経トレンディ

あまたある不用品売却サービスのなかで、フリマアプリの「メルカリ」が急伸している。フリマアプリとは、売り手が決めた価格で出品し、購入者が値下げ交渉などを経て商品を買うCtoC(個人間取引)サービスだ。

若者だけの文化ではない 40代以上のユーザーが急増

メルカリは、2013年7月にサービスを開始した。当初からスマホアプリが前提で、出品、購入、決済といったすべての過程がスマホで完結。15年1月に400万人弱だった利用者数は、16年6月には1100万人台(スマホとPCの延べ利用者数)と飛躍的に伸びた。

主な利用者層は20~30代の女性だが、「ここ最近、40代以上の伸び率が非常に高い」(ニールセン シニア・アナリストの今田智仁氏)。40代以上は、男性の比率が約45%とやや高い。

ここ半年でメルカリアプリを使う40代以上は、約190万人から約329万人へと73%増えた。40代以上が増えると、さらに出品バリエーションが増えて活性化する好循環が生まれる。

CtoC市場といえば、ネットオークションの「ヤフオク!」が老舗だ。99年にサービスを開始し、16年6月の利用者数は2800万人超(ニールセン調べ)。両者はどこが違うのか。

高く売れる可能性は二の次 「カンタン・早い」がクセになる

使って実感するのは、出品までのハードルの低さ。「ITリテラシーが必要ない設計にしている」(メルカリ)。それが寄与して、1日に50万品以上も出品される。スマホで写真を撮り、説明を書いて値付けをし、出品ボタンをタップするまで慣れれば3分。タイムラインに大量の商品が流れるため、反応が得られやすいのは出品直後。すぐに「値下げできませんか」「どんなシルエットですか」とコメントが付く。相場より安く値を付けると、数分で売れることもある。この快感が病みつきになるのだ。

「スマホ時代になり、待てる時間はどんどん短くなっている」と、Webマーケティングに詳しいトライバルメディアハウス社長の池田紀行氏は言う。「ヤフオク!では、設定した数日の間に入札者が競って価格が上がるが、それすら待つのが煩わしい人がいる。メルカリは、決めた価格ですぐに売りたいという人をつかんだ」(池田氏)

アプリファーストを徹底 ブラウザー利用は下火に?

メルカリの出品から購入までにスピード感があるのは、常時持ち歩くスマホ専用のアプリだからだ。16年7月にPCから出品できる機能が増えたが、ユーザーはほとんどがアプリを利用。スマホアプリの利用者だけで比較すると、メルカリがヤフオク!を超えた。ヤフオク!はPCユーザーも多いが、「スマホ移行へとかじを切っている」(ヤフー)。

メルカリは、購入と決済の煩わしさも極力排除している。終了時間や他の入札者の動向を気にすることなく、価格に納得すれば買うのみ。支払った代金は事務局が預かり、商品の受取時に通知ボタンをタップすると、出品者に支払われる。安全が担保されるうえ、口座情報を入力する手間もない。

一覧性に優れ、詳しい検索も可能なヤフオク!に比べると、メルカリは雑多なものが入り交じった、いわば"カオス"。画面をスワイプすれば新しく出品されたものが次から次へと流れてきて、つい見入ってしまう。「ヤフオク!は欲しいものを検索することを促すデザインだが、メルカリは出品されたものをわざと整理せずに表示して、『何かいいものはないか』と、宝探しをする感覚をくすぐる」(池田氏)

特段欲しいものがなくても、漫然とタイムラインを眺めて思い立ったら気軽に買う。いらなくなったら出品者側に回る。難ありや使いかけの品物でも、価格が安ければ気にしない。「ネット上の見知らぬ個人同士でものを売買することに抵抗がなくなっている」(池田氏)。新しい消費スタイルが、このアプリから見え隠れする。

単純なだけに奥が深い、メルカリ出品のコツ

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ2016年10月号の記事を再構成]

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