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訪日客に多言語マップを提供 昭文社やゼンリン系

2016/9/19 日経MJ

言語を切り替えたり、日本語と同時表示したりできる(写真はタイ語表示)

昭文社(東京・千代田)とゼンリングループが、インターネット上の地図で簡単に外国語を表示できるサービスを充実させている。東京五輪・パラリンピックに向け、訪日外国人客(インバウンド)のリピーターが多くなり、地方も含め様々なスポットへ足を運び始めるとみられる。彼らを呼び込みたい飲食店や自治体に多言語マップを活用してもらう。

昭文社は自治体や企業向けに、地図の表記を様々な言語に切り替えられるサービス「MappleAPI多言語マップ」の販売を始めた。

商業施設などのホームページや、スマートフォン(スマホ)アプリで表示する地図で、利用者に合わせて言語表記を変更できる。英語や中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語に対応する。複数の言語を同時に表示することもできる。

地図の回転などはもちろん、上空から立体的な街を見渡す視点での表示も可能だ。

昭文社が販売するガイドブック「まっぷる」などのノウハウをいかした。旅行の計画作り、実際の滞在などそれぞれの段階で必要な情報を選んでいる。銀行やコンビニエンスストア、トイレなども充実させた。

パソコンやスマホのほか、観光地やイベント会場などに設置するデジタルサイネージ(電子看板)でも導入できる。

ゼンリン子会社のゼンリンデータコム(東京・港)は、商業施設や公共施設向けに提供している「多言語地図」でタイ語の表示を始めた。これにより、同地図の対応言語は韓国語や中国語(繁体・簡体)など5カ国語6言語となる。

タイからの訪日客数は今年1~7月で50万人を超え、中国・英語圏に次ぐ規模。ニーズの高まりに対応した。

ホテルや空港、コンビニの店舗といった施設の運営主体となる企業などが多言語地図を導入すると、ホームページとリンクして店舗などの地図をタイ語で表示できる。

日本政府観光局によると、7月の訪日外国人数は前年同月に比べ19.7%増の229万7000人。単月として過去最多を更新した。

リピーターや、ツアーでなく個人で旅行する層も増えている。迷わず目的地に来てもらうため、多言語マップのニーズは広がっている。

[日経MJ2016年9月19日付]

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