マネー研究所

七転び八起き

分散投資が奏功、資産1億円に

2016/9/26

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はももあゆさん(46) 1児の母で、仕事と育児を両立。金曜日は必ずヨガ教室に通い、仕事の疲れを癒やす。

■1996年~

 子どもの頃から貯金好きだった。金融機関に就職して始めた財形が上限に達し、公社債投信を購入したのが投資の入り口。2000年、先輩に株式投資を勧められケーズデンキ(現ケーズホールディングス、8282)株を20万円購入。当時は株の知識が一切なく、株価の上下が怖くて2週間程で売ってしまった。

■2004年~

 投資先の幅を広げようと、相場観も無いまま日経平均リンク債を購入したが400万~500万円の損失を抱えた。異動もきっかけに、本気で株式投資の勉強を決意。日経平均株価と円相場を毎日手帳につけ、相場観を養った。販売手数料が運用成績に響くことを知り、指数連動型投信など手数料が安い投信を積み立てた。

■07年~

 老後資金などを見据えた運用を考えるようになり、運用安定化のため個人向け国債など債券にも投資。09年には分散投資の一環になると考え自宅マンションを1990万円で購入した。仕事の都合で1年後に売却したが、2270万円で売れた。

■08年~

 金融危機後の株安局面で個別株投資を再スタート。投信の償還資金を元手に日本マクドナルドホールディングス(2702)やオリエンタルランド(4661)など優待銘柄を購入。決算発表後、株価の底入れのタイミングを見極めた。10年、日経平均が1万円割れの水準で推移していた際は下がりすぎと判断し、指数連動型の上場投資信託(ETF)を買い増した。

■16年~

 09年にファイナンシャルプランナー(FP)1級の資格を取得し、資産分散や時間分散の大切さに気付いた。分散投資が奏功し、今年2月の世界的な株安局面でも運用成績の落ち込みを抑えることができた。安定的な運用とコツコツと積み立てることを意識し、資産は1億円に達した。将来に必要なお金は蓄えたが、今は課税強化された相続税が悩ましい。

[日経ヴェリタス2016年9月18日付]

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