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欅坂46 結成1年、異例の短期ブレイクを果たすまで

日経エンタテインメント!

2016/10/11

けやきざか46 乃木坂46に続く「坂道シリーズ」の第2弾グループとして15年8月21日にお披露目。8月にはアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」に2日間出場。9月には「@JAM×ナタリーEXPO 2016」に出演するなど、イベントにも積極的に参加している(写真:佐賀章広)

 乃木坂46に続く坂道シリーズ第2弾として、2015年8月21日に誕生した欅坂(けやきざか)46。2曲のシングル、初の主演ドラマ、2本の冠バラエティ、大型アイドルフェス出演など話題が途切れず、結成から1年でブレイクを果たした。その活動を振り返ってみよう。

 2016年4月のデビューシングルは初週で26万枚以上を売り上げ、女性アーティストのデビューシングルの初週売り上げ記録を更新した。7月にはメンバー全員が主演するドラマがスタートし、8月の2ndシングルは初週32万枚以上のセールスでデビュー作超えと話題が続き、16年のエンタテインメント界で、右肩上がりに知名度を高めた。

 2015年8月のグループ結成直後から放送された冠番組『欅って、書けない?』(テレ東系)では、清楚でおとなしいメンバーが多いという印象が強かった。しかし、デビュー曲『サイレントマジョリティー』でその印象は覆る。ミュージックビデオでは、勇敢さを感じさせる制服を身にまとい、激しくも統率のとれたダンスを踊り、「大人たちに支配されるな」とメッセージ性の高いフレーズを歌った。彼女たちの目に宿っていたのは強い意志だ。特にセンターを務めた平手友梨奈の鮮烈なパフォーマンスは、AKB48の渡辺麻友に「どんな人生を歩んできたの」とまで言わしめた。

 デビュー曲以上のヒットとなった2ndシングル『世界には愛しかない』は、爽やかな風が吹き抜けるような曲調ながら、ポエトリーリーディングを取り入れた意欲的な作品だ。

■週2作の冠バラエティー

 演技面でも欅坂46は注目を集めている。7月16日にスタートしたドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレ東系)は、監督に映画『武士道シックスティーン』の古厩智之など、脚本には『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平など、数々の名作を生み出してきたスタッフたちが制作。欅坂46メンバー全員は連ドラ初主演ながら、体当たりで演じきった。

 バラエティーでは『欅って、書けない?』に加えて、サンドウィッチマン司会による『KEYABINGO!』(日テレ系)が7月5日からスタート。炎天下のなか鬼ごっこで走り回るなど、体を張った企画の洗礼を受け、メンバーたちはタフネスさを身につけた。

 5月にはアンダーグループ「けやき坂46(ひらがなけやき)」にオーディションを経て11名が加入。8月13日の全国握手会に初参加し、2ndシングルで欅坂46を兼任する長濱ねるを含む、12人でオリジナル曲『ひらがなけやき』を初めて披露した。

 急速に世に知られる存在となった彼女たち。AKB48や乃木坂46と比べると、異例の短期ブレイクといえる。それについて総合プロデューサーの秋元康氏は「早かったように見えるのは、AKB48の礎のもとに乃木坂46が成立し、乃木坂46が切り開いた道を欅坂46が進んだから。環境が整っていたのも大きいし、運にめぐまれたところもすごくあると思う」と語り、「彼女たちの成長速度はとてつもなく速くて、スポンジが水をどんどん吸収するような感じ」と目をみはる。活躍の場は今後さらに広がりそうだ。

(日経エンタテインメント! 伊藤哲郎、ライター 大貫真之介)

[日経エンタテインメント! 2016年10月号の記事を再構成]

明日は総合プロデューサーの秋元康さんが、欅坂46のビジョンや乃木坂46との違いなどについて語ります

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