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人気のイヤホン 高級志向から5000円切りコスパへ

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

イヤホン専門店のe☆イヤホン秋葉原店でイヤホンの売れ筋を取材した。店長のゆーきゃん氏によると、最近はイヤホン全体のラインアップが増えており、トレンドの変化が激しいという。「これまでの高級志向から、コストパフォーマンス重視への流れに変わってきていますね。1万円級の音が鳴らせる5000円前後の入門機が支持を集めています」と語るように、1万円前後で売られている各社の高音質モデル並みの性能を持つ5000円クラスの入門機が続々と登場し、好調に売れていることが分かった。

下記の売れ筋ランキングでも、その傾向がはっきり読みとれる。


製品名メーカーe☆イヤホン価格
特徴

Co-Donguri雫茶楽音人4460円
(税込み)
「Donguri-楽」のコンセプトや外観を踏襲したエントリーモデル。付属のイヤーチップにより、通常装着と耳かけ装着が選べる。ケーブル長は1.2m。銀系と金系、青系の3色をそろえる。

WHITE TENOREZERO AUDIO4374円
(税込み)
ロングヒットしている「CARBO TENORE」のホワイトモデルで、コードのからまりを防止するマグネットクリップを新たに同こんしている。ケーブル長は1.2mとなる。

Auglamour R8Auglamour4500円
(税込み)
リケーブルタイプのイヤホンで、同店が独占先行販売している。付属品により通常装着と耳かけ装着が選べる。カラーはブラックとシルバーの2色を用意。ケーブル長は1.2m。

E700Mオンキヨー1万420円
(税込み)
ツイストケーブルを採用したイヤホン。ケーブル長は1.2mで、音楽再生と音声通話を切り替えるコントロールマイクを備える。カラーはブラックとホワイトの2種類をラインアップする。

HA-FX850JVCケンウッド2万5760円
(税込み)
ハウジングやドームユニット、ダンパーにいたるまで木材を採用した最新ウッドシリーズの上位に位置するモデル。リケーブル構造を採用しており、ケーブル長は1.2mとなる。

トップ3を税込み5000円切りの入門クラスが埋めて、1万円級と2万円台の上位クラスが続く構図になっていた。マニア層が多く集まる同店としては、これまでの調査と比較してもやや珍しい並びといえる。「ありがたいことにお客さんの層が拡大しているというのがあると思います。多くのメーカーが戦略的に5000円前後の高コスパモデルを投入してきているのも大きく影響しているでしょう」という。

低音を効かせた入門機「Co-Donguri雫」「WHITE TENORE」が上位に並ぶ

1位の「Co-Donguri雫」は、3万~4万円のイヤホンで評価の高いメーカー・茶楽音人(さらうんど)の新作で、2016年6月に登場したばかり。まずはマニア層に「すごいのが出た」と注目されて、その評判が一般の人に広がって入門機としての好調な売れ行きにつながったという。生産が追いつかず、取材時は次回入荷待ちという状態だった。

「高級イヤホンを作っているメーカーが出した"本気の入門モデル"という印象です。低音がドカッと鳴って独特の響き方をする、ユニークかつ流行の音作りですね。ハードの仕上げもよく、デザイン性も含めて注目されています」

続く2位のZERO AUDIO「WHITE TENORE」は、音質の良さで入門機のなかで定番の地位を占めている「CARBO TENORE」のホワイトバージョンだ。きょう体やケーブルの色を変えただけでなく、コードのからまり防止用のマグネットクリップを同こんしているのがポイント。税込み3110円(取材時、以下同)のCARBO TENOREに対して、税込み4374円と1000円以上高くなるが、それでも勢いよく売れている。こちらは在庫が潤沢だ。

「こちらも低音を効かせた音作りになっていますが、Co-Donguri雫よりもまとまっているというか分かりやすい音質に仕上がっています。クセのなさから、より入門的な存在といえますね。プレーヤー同こんのイヤホンから乗り換えたときに、音質の良さが実感しやすいモデルといえるでしょう」

リケーブル入門の「Auglamour R8」、1万円級でダントツ人気の「E700M」

3位はAuglamourの「Auglamour R8」。e☆イヤホンが独占先行販売しているモデルで、入門クラスながらリケーブルできる仕様になっている。上記2モデルがブレイクするまでは人気トップとなっていたそうで、現在も安定して売れている。

「楽器が重なっても混ざりにくくしっかり聞かせてくれるうえ、全体的に音のバランスがとれていてクセも少ないんですよね。とにかく音質がすばらしく、そのうえでリケーブルもできるということで注目を集めています」

同こんするケースの色は箱を開けないと分からないということで、コレクター的に複数台を購入する人もいるという。

4位は、1万円級でもっともよく売れているオンキヨーの「E700M」だ。ブラックとホワイトがあり、ホワイトモデルがとくに女性人気が目立っているそうだ。しかし、人気の本質は音作りにあるという。

「低音に寄せるとスピード感のある音に合わなかったりするんですが、E700Mは本当にバランスがとれていて、なおかつレスポンスもよくて、どんなジャンルでも音の良さが実感できる万能なところがありますね。5000円級のクオリティーは近年すごく上がっているんですが、そこから乗り換えても明らかに良くなったと感じられるような存在です」

クセがあるのに万人向けな「HA-FX850」

5位は、JVCケンウッドの「HA-FX850」。ウッドパーツを採用したJVCケンウッドのFXシリーズ最新世代で、最上位「HA-FX1100」のひとつ下のモデルとなる。

「ウッドの独特の響き方が楽しめる作りで、クセが強いんですけど、クセが悪い方向にいかないというか、どんなジャンルを聴いても納得させられるんですよね。リズムが力強くなるいっぽうで全体のバランスがとれていて、解像感も高い。クセがあるのに万人受けするという不思議な魅力のあるモデルです」

はみ出し情報…10万円超の高級モデルは対極的な2製品が人気

高級モデルの売れ筋を尋ねたところ、ゆーきゃん氏は「個人的に10万円超までいくとあんまり褒めたくなくなるんですけど、それでも挙げざるを得ない」という2台をピックアップしてくれた。

ひとつはUltimate Earsの「UE Reference Remastered」。税込み12万9800円だ。「カスタムイヤホン用のリファレンスモニターとして製造されたモデルで、通常は一般販売しないモデルながら、うちのバイヤーが頑張って先行販売にこぎつけました。本当に細かなニュアンスを伝えてくれて、解像感のある環境でよくある『こんな音が鳴っていたんだ』という感動のさらに上をいって『これが本来の音なんだ』と確信できるレベルが味わえるんです。ただ、そこに気づくにはある程度スキルが必要なので、本当に玄人向けのイヤホンといえますね」

もうひとつの、Campfire Audio「ANDROMEDA」は、UE Reference Remasteredの対極の位置にあるという。税込み価格は13万9640円。

「低音を鳴らせる流行の音質の最上位にあるような存在です。低音がものすごく出るのにこもらない。そういう矛盾した理想を実現してくれる存在ですね。あまりに人気で、次回入荷待ちになっています」

古田 雄介(ふるた・ゆうすけ)
1977年生まれ。建設業界と葬祭業界を経て2002年にライターへ転職し、テクニカル系の記事執筆と死の周辺の実情調査を進める。「古田雄介のアキバPick UP!」(ITmedia PC USER)や、「死後のインターネット」(産経デジタル 終活WEB ソナエ)などを連載。

[日経トレンディネット 2016年8月30日付の記事を再構成]

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