大人気3Wayブリーフ、トレンドは軽量モデル今買いたい最新人気リュック(1)

ビジネスパーソンに支持されている3Wayブリーフ
ビジネスパーソンに支持されている3Wayブリーフ

持ちやすさを重視してカバンを選ぶなら、やはりリュックが最適解。荷物の重さを感じにくい構造なうえ、両手が空くため自由が利く。ビジネススタイルの多様化により、仕事にもリュックを用いる人も増えてきた。そこで今回は、大人にふさわしいリュックを3カテゴリー紹介する。第1回は、人気の「3Wayブリーフ」にフォーカスした。

シーンに合わせて使い分けるのが今どき

いくらビジネススタイルがカジュアル化してきたとはいえ、多くの人がスーツを着用している。そして、その場合のバッグはブリーフケースが基本となる。

なかでも手持ちハンドル&ショルダーベルトに加え、リュックストラップ付きの3Wayモデルが人気であることは、あえて説明するまでもないだろう。実際にあのトゥミでも、3Wayタイプは定番の2Wayブリーフに並ぶ人気を誇っているという。

「3Wayタイプは品切れで入荷をお待たせしているときもあります」(トゥミ ジャパン PR 白髭啓子氏)

トゥミでは数あるブリーフケースのなかでも3Wayタイプは需要が高く、サイズなどユーザーの求めているものに変化があったことから、昨年スリムタイプ(シングルコンパートメント)の3Wayブリーフを発売。また、当初はブラックのみの展開だった定番の2Wayブリーフ(ダブルコンパートメント)も、あまりの人気ぶりから日本限定展開のアンスラサイト(グレー)を発売した。

「5月に発売した3Wayモデルのアンスラサイトも、現在10月末頃までほぼ品切れ状態です」(白髭氏)

これほどまで人気が高まった背景には、健康のために最寄り駅まで自転車で通勤したり、ジャケット+パンツのビジネスカジュアルが台頭したりと、ビジネスシーンを取り巻く環境や人々の意識が変化してきたことも大きい。

しかし、通勤の足やファッションは変えられても、オフィススタイルまではそう簡単に変えられない。

「3Wayブリーフをご使用になられている方は、通勤時は背負い、お客様とお会いになる際は手持ちスタイルにする場合が多いようです。また、ストラップを取り外して背面ポケットに収納する方よりも、外さずにストラップがなるべく見えないように意識して持つ方が多いように見受けられます」(白髭氏)

このように、ビジネスマナーに即した使い分けができる点こそ3Wayブリーフの魅力。今回は、そんな3Wayモデルの注目作をピックアップした。いずれもビジネスバッグブランドとして名高い一流メーカーだけに、機能もデザインもクオリティーが非常に高い。これらの細部を見ていくことで、今買うべき3Wayブリーフの条件が見えてくるはずだ。

トゥミ/日本限定展開のスリム3Wayモデル

トゥミの「Alpha 2 スリム・スリーウェイ・ブリーフ」(6万円)
リュックストラップは背面ポケットに収納できる。肩の負担を軽減する肉厚なパッド入り

ビジネスブリーフといえば、まっさきにトゥミを思い浮かべる人も多いだろう。そしてトゥミといえば、ブランドのヘリテージ(伝統)を継承するトラベル&ビジネスコレクション「Alpha 2」が大人気。そんな絶大な支持を得るAlpha 2から、シングルコンパートメントのスリムタイプの3Wayブリーフが2015年6月に発売した。

これまでの3Wayブリーフは2層式だったが、本モデルは1層式にすることでスリム化&軽量化を実現。素材には、従来モデルと同様の耐久性に優れたトゥミオリジナルのFXTバリスティックナイロンを使用しながら、シングルコンパートメントのため軽量で取り回しやすい。背負った際に、手持ち用ハンドルが寝かせて留められるスナップが付くなど、リュックとして使うことを想定した細やかな設計も魅力だ。

本モデル発売以前にも、定番のダブルコンパートメントのブリーフに3Wayタイプがあったが、今回の製品は「薄マチの3Wayがほしい!」という日本のユーザーの声を反映して誕生したという。本国アメリカにリクエストを出して商品化したもので、日本のみで展開されている。このことからも、日本では3Wayブリーフの需要が高いことがうかがえる。

「発売当初から現在も好評で、品切れで入荷待ちのときもあります。30代以上の方が買い替えで選ばれることが多いですね。荷物が多い方や出張の多い方は、ダブルコンパートメントモデルを購入される傾向があります」(トゥミ ジャパン PR 白髭啓子氏)

シングルコンパートメントだが、内部に可動式の仕切りがあるので荷物をしっかり整理して入れられる。タブレット収納ポケットも搭載
フロントポケットも充実している。スキミングを防止する特殊ポケット、ペンホルダー&カードスロットを備えたオーガナイザーポケット、傘やペットボトル収納に便利な撥水加工ポケットを装備

ブリーフィング/新シリーズから登場した軽量3Way

ブリーフィングの「S-3 コミューター」(3万円)
リュックストラップは背面に収納可能。出し入れしやすく、荷物量が増えた際や通勤時にすぐに背負うことができる

ファッション感度の高いビジネスパーソンから支持されるブリーフィングも、3Wayブリーフを発売している。定番のバリスティックナイロン(1050デニール・ダブルバスケット・ウィーブ)製のモデルもあるが、新シリーズから登場した3Wayブリーフは軽さが最大の魅力だ。

今季から誕生した「QLシリーズ」は、“より身近でラフに”を標榜するコレクション。このQLシリーズの3Wayモデルは、軽くて丈夫な500デニールのコーデュラナイロンを素材に用いることで、耐久性を担保しながら大幅な軽量化に成功している。

コーデュラナイロンのため、今までのバリスティックナイロンモデルよりタッチが柔らかく、カジュアルで都会的なデザインなのも特徴。とはいえブリーフィングらしい表情と、ミリタリー由来のタフな作りは健在だ。

A4書類がすっぽり入り、ポケットも多く収納力は申し分ない。また、メーン室の開口部が底まで大きく開くので、荷物の出し入れも容易に行うことができる。

「今年7月の発売から売り上げ好調です。主に20代後半~30代後半の方に支持されています」(ブリーフィング/セルツリミテッド 広報担当)

素材は500デニールのコーデュラナイロン。従来のバリスティックナイロンモデルよりも軽く、使い勝手に非常に優れている。ブリーフィングの顔でもあるウェビング(表面にある太いナイロンテープ)も魅力
メイン室はコの字に大きく開く。バッグを背負ったままでも開閉でき、出張時などは着替えを入れるのに便利

ゼロニューヨーク/ゼロハリの新レーベルからも3Wayが登場

ゼロニューヨークの「ミッドタウン 3WAYBAG」(2万4000円)
バッグ背面にリュックストラップを格納できる。ストラップ同士を繋ぐチェストハーネスが付いているので、背負った際にバッグを固定できる。走ってもバッグがズレ落ちる心配がない

アルミニウム製アタッシェケースで有名なゼロハリバートンの新レーベル「ゼロニューヨーク」。米ニューヨークに拠点を置くゼロハリバートンが、自由な発想で今のニューヨークを具現化したカジュアルブランドとして2015年に誕生。ニューヨーカーの通勤スタイルを徹底的に調査・分析し、さまざまなバッグを開発している。

今回紹介するミッドタウンシリーズの3Wayブリーフは、タフに動きまわるカジュアルスタイルのビジネスパーソンをターゲットにデザインされている。

素材にはPU(ポリウレタン)加工を施した610デニールのコーデュラファブリックと、420デニールのナイロンを組み合わせて使用。耐久性を高めるとともにコントラストの利いた美しい表情を生み出している。

定番のブラックのほか、このネイビーやカーキ、レッドといったカラーバリエーションを用意。ビジネスカジュアルに似合う明るい色使いが特徴といえる。

また、アクティブなビジネスパーソン向けに作られているだけあって、PCを始めとするガジェット類の収納に優れている点も見逃せない。フロントポケットにはセキュリティに優れた簡易ロック機構を備えるなど、ゼロハリバートンらしい作りも魅力的。

「売り上げは前年比2割強のペースで好調に推移しています。カジュアルテイストの3Wayブリーフは、特に買い換え需要として、30~40代を中心とした若々しい感性を持つビジネスパーソンに支持されています」(ゼロニューヨーク/エース 広報担当)

コンパートメントは2層式。背面荷室はオーガナイザー機能を備え、荷物を仕分けしやすい設計に
前面荷室にもPCスリーブがあり、またフロントポケットにもタブレットが収納可能なクリアポケットを搭載。簡易ロック機構を備えセキュリティにも優れている

一流バッグブランドのカジュアルモデルを選ぶ

以上、人気の3ブランドから登場している注目の3Wayブリーフを紹介した。いずれもビジネスバッグで名をはせるブランドだけあって、収納力や耐久性、そしてデザイン性も文句なし。使いやすさを追求した、配慮の行き届いた設計であることが見てとれる。

さらに、軽くてカジュアルな3Wayモデルが売れ筋であることもわかったはずだ。おそらくだが、ブリーフケースにリュックとしての機能を求めるユーザーは、自転車で通勤したり、外回りや出張が多かったりと、アクティブなビジネスパーソンが多いのではないだろうか。そのため、従来のブリーフにリュックストラップが付いた2Wayではなく、リュックとして使うことを想定して作られた3Wayを求めると思われる。そういった人が増えているからこそ、3Wayの人気が高まっているのだろう。

現在、大人気の3Wayブリーフをこれから買い替えるなら、信頼性が高く、より軽やかに使うことのできる、一流バッグブランドの軽量なカジュアルモデルを狙いたい。

(ライター 津田昌宏)