マネー研究所

ヴェリーが答えます

社債投資の基礎 証券会社で異なる取り扱い銘柄

2016/9/6

 社債の仕組みはだいぶ分かりました。それでは、実際に買う場合はどのような手順を踏んだらいいのでしょうか。ヴェリーさん、教えてください。
マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

 個人投資家が社債を買う場合、証券会社から購入します。株式のような取引所を通じた取引ではなく、証券会社との相対取引になります。株式とは異なり、証券会社によって扱っている社債はバラバラです。まずは欲しい社債を販売している証券会社を見つけましょう。

 個人向け社債の投資単位は100万円が多く、10万円単位の社債もあります。機関投資家向けは1億円が一単位になるので、個人向けは購入しやすいと言えます。それでも1万円から買える国債と比べると一定の資金は必要です。

 企業が新たに発行する新発社債(新発債)の受付期間は1~2週間と短く、人気が高ければすぐに売り切れてしまいます。買いたい社債があればすぐに動けるよう、資金などを用意しておくのも一手でしょう。

 それでも買い逃した場合、既発債という選択肢もあります。新発債を買った投資家が満期前に売却し、証券会社に在庫として残っている社債です。現在のようなマイナス金利下で発行される社債の利率は低水準が多いですが、既発債ならば現在より高水準の可能性があります。

 当然、価格は新発債と異なります。証券会社への手数料も含まれます。価格が高ければ、最終的な利回りは下がります。表面利率ではなく、最終的な利回りで購入を判断しましょう。

 また、既発債は同じ銘柄でも証券会社によって価格が異なりますので注意が必要です。基本的には金利によって価格は上下しますので、既発債に関心があるならば、定期的に証券会社のホームページをチェックしておきましょう。

[日経ヴェリタス2016年8月28日付]

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