インデックス投信にコスト革命 最新安値ランキング

日経マネー

PIXTA
PIXTA
日経マネー

低コストの代名詞、インデックス型投信の信託報酬も劇的に下がってきている。国内株式や先進国株式・債券では0.2%台、国内債券では0.1%台での競い合いだ。長期投資の基盤となる低コスト投信の、資産クラス別の最新状況を調べた。(注:各種データは注記のない限り2016年8月5日時点のもの。信託報酬は税込み)

インデックス型投信のコストが一段と下がるきっかけになったのは、三井住友アセットマネジメントが2015年秋、それまでDC(確定拠出年金)専用だった「三井住友・DC全海外株式インデックスファンド」「三井住友・日本債券インデックスファンド」などを一般販売向けに開放したことだ。特に全海外株式は、信託報酬0.27%と劇的な低コストで注目を集めた。

これに対し、その後間もなく、ニッセイ アセットマネジメントが外国株式や国内債券などのインデックス型投信のコスト引き下げに踏み切る。そして15年末には、DIAMアセットマネジメントから「たわらノーロード」シリーズが登場。主要資産クラスの多くで、最安値を打ち出したという流れだ。

国内株式クラスの現在の最安値投信は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが16年初めに投入した「日経225インデックスe」で、信託報酬は0.2052%という低さ。その他の資産クラスでも、格安投信が目白押しとなっている。

注:2016年8月5日時点。信託報酬は税込み。DC(確定拠出年金)専用、ラップ口座向けは除く。信託報酬が同じ場合は、純資産総額が大きい順。運用会社は略称。以下同じ
注:大和証券投資信託委託(大和投信)は16年8月25日、新たなインデックス型投信シリーズ「iFree」の設定を発表した(運用開始は9月8日)。国内株式や外国株式、バランス型などを含む12商品から成り、信託報酬は0.1512~0.3672%(税込み)と8月29日時点ではいずれも最安値水準。こうした投信の低コスト化競争はまだまだ続きそうだ。

(日経マネー 小谷真幸)

[日経マネー2016年10月号の記事を再構成]

日経マネー2016年11月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 730円 (税込み)


近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし