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低コストで選び放題 バランス型投信なら手間いらず

日経マネー

2016/10/17

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 リバランスの手間がかからず、資産運用の軸として利用しやすいバランス型投信。コストの安いものは、各資産クラスのインデックスを組み合わせるタイプが主流だ。そこに、リスク水準に合わせて選べる新たなタイプも登場し、選択肢が一段と広がった。(注:各種データは注記のない限り2016年8月5日時点のもの。信託報酬は税込み)

 複数の資産を組み合わせて運用し、リバランス(資産配分の再調整)もお任せできるバランス型投信。最近注目なのが、三菱UFJ国際投信がインデックス型投信の「eMAXIS」シリーズで16年3月に投入した、「eMAXIS 最適化バランス」シリーズだ。

 投信の目標リスク水準(価格変動リスクの目安)に応じて、最もハイリスク・ハイリターンの「eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー)」から、最もローリスク・ローリターンの「eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー)」まで、5本の投信を取りそろえる。

 例えば、マイストライカーの目標リスク水準は年率20%。これは、国内株式の価格変動リスクに近いイメージだ。資産構成は、国内外の株式が8割強。年1回、構成比を見直して継続的に目標リスク水準を20%に保つようにする。

 運用期間の先が長い20~30代、余裕資金の一部で投資する人など、年間2割程度のリターンの振れを受け入れつつ、中長期で大きな資産成長を狙いたいという場合には、投資候補の一つになる。

 中間的な目標リスク水準のマイミッドフィルダーは12%で、ドルの対円レートの価格変動リスクに近いイメージ。最も保守的なマイゴールキーパーは6%で、資産の半分は国内債券での運用。値動きはかなりマイルドだ。

 eMAXISシリーズのバランス型では、「eMAXIS バランス(8資産均等型)」という人気投信があるが、「均等型が万人に向いているとは言い切れない。受け入れられるリスクは人それぞれなので、自分に向いたリスク水準の投信を選べることに意味がある」と、三菱UFJ国際投信eMAXIS室長の吉田研一さんは説明する。

 個人の許容リスクなどを診断し、5本のうちのお薦めの1本を提案する「ポートスター」というロボアドバイザーの仕組みも用意。「特にこれから本格的に資産運用を始める人に、まずはリスクに気を使いましょう、というメッセージを伝えたい」(吉田さん)という。

 この他、低コストのバランス型投信で主な投資候補になるのが下の6本。新興国にも投資するかどうか、REIT(不動産投信)まで含めて資産分散するかどうか、自分の投資方針に合わせて選びたい。

(日経マネー 小谷真幸)

[日経マネー2016年10月号の記事を再構成]

日経マネー2016年11月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 730円 (税込み)


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