リケジョが幽霊退治! 『ゴーストバスターズ』新結成働く女性のシネマ羅針盤 [ゴーストバスターズ]

1984年に公開され、世界中で大ヒットした映画「ゴーストバスターズ」。主題歌も有名で、今でも曲の一部が流れれば、つい「ゴーストバスターズ!」と歌いたくなりますよね。その後、89年に続編が製作されてから27年。同名のリブート(再起動。新たな設定でシリーズが作られること)版が公開されました。

今回の「ゴーストバスターズ」は女性4人が主人公。理系女子たちが知識や技術を駆使し、ゴーストに襲われたニューヨークを救うために奮闘する痛快ストーリーです。

「ゴーストバスターズ」
8月19日(金)全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ
公式サイト:http://www.ghostbusters.jp/

ニューヨークのコロンビア大学に勤める素粒子物理学博士のエリン・ギルバート(クリステン・ウィグ)は、大学の終身在職権の審査を控えていました。ところが、かつて旧友のアビー・イェーツ(メリッサ・マッカーシー)と共著で出版した心霊現象に関する本が大学側に知られ、それがもとでエリンはクビになってしまいます。

ヒギンズ科学大学の研究室で、原子力エンジニアのジリアン・ホルツマン(ケイト・マッキノン)を相棒に超常現象を研究し続けているアビーは、久しぶりに再会したエリン、さらにゴーストと遭遇した地下鉄職員のパティ・トラン(レスリー・ジョーンズ)と共に超常現象の調査会社を設立することに。

エリンたちは“ゴーストバスターズ”として、ニューヨークに多数出現し、街を混乱に陥れているゴースト退治に乗り出します。やがて、このゴースト騒動には裏で糸を引く黒幕がいることが明らかになっていくのですが……。

本作が製作されたアメリカでは、主人公たちが男性から女性になったことに反感を抱く人たちがいたそうですが、私はこの設定はとても成功していると思いました。リケジョが頭脳を使って、ゴーストを退治する仕組みを研究したり、思わずワクワクするようなメカを次々と生み出したりする姿には胸が躍ります。また、普段はあまりコミュニケーションが得意そうじゃない、オタクキャラのエリンたちが外に飛び出し、体を張ってゴーストに立ち向かうアクションシーンは非常にカッコいいです。

3D(3次元)のCGもすばらしい出来栄えで、スライムを吐き出すゴーストの迫力は圧巻です!

オリジナルシリーズには、男性のゴーストバスターズたちと女性の秘書が登場しましたが、今回秘書に雇われるのは男性です。「マイティ・ソー」などでクールなヒーローを演じているクリス・ヘムズワースが、仕事のできないダメ男子ケヴィンを好演していて笑いを誘います。

有名な主題歌は現代風にアレンジされていたり、オリジナルのキャストたちがあちらこちらに顔を出していたり、お楽しみが盛りだくさんの新生「ゴーストバスターズ」。プロフェッショナルなリケジョたちの痛快なゴースト退治を見れば、暑さも吹き飛ぶくらい楽しい気分になれます。

「1984年、1989年に公開されたオリジナルシリーズ」DVD紹介

「ゴーストバスターズ」

ピーター(ビル・マーレー)、レイモンド(ダン・エイクロイド)、イゴン(ハロルド・ライミス)ら科学者たちは、オバケ撃退部隊“ゴーストバスターズ”を結成する。派手な宣伝のおかげで、彼らが一躍人気者になった頃、ニューヨークでは“門の神ズール”と“鍵の神ビンツ”という神が、人間の体を借りて結合しようとしていた。さらに、ゴースト貯蔵庫から無数のオバケが解放され、街は大混乱に陥る。世界の危機を救うため、ゴーストバスターズは立ち上がるのだが……。

1984年/アメリカ/ビル・マーレー、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィーバー
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/Blu-ray 2381円(+税)、DVDコレクターズ・エディション 1410円(+税)/発売中

「ゴーストバスターズ2」

“魔人ゴーザ”の魔の手から世界を救ったゴーストバスターズ。だがビルを破壊したため、ニューヨーク市から訴えられ、解散する羽目になる。彼らがそれぞれ新しい仕事に就く中、ピーター(ビル・マーレー)と別れたディナ(シガニー・ウィーバー)は、一人で息子を育てていた。そんな折、ディナの息子が“霊界の大王ビーゴ”復活のいけにえとして狙われる。この恐ろしい事態に立ち向かうべく、ゴーストバスターズが再結成される。

1989年/アメリカ/ビル・マーレー、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィーバー
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/Blu-ray 2381円(+税)、DVD 1410円(+税)/発売中

(ライター 清水久美子)