2016/8/31

臼井流最高の話し方

私は「割り箸笑顔」と呼んでいますが、割り箸をくわえたイメージをすると、口角が上がり、ちょっとほほえんでいるような口元になります。

気をつけたいのは、相手が面白い話をしても、歯を見せて大笑いをしたり、満面の笑みを浮かべることはしないこと。

ビジネスシーンではほんの少しだけ、「口角を上げる」微笑が、男女を問わず、好かれます。別れ際にもこれは効果的です。

●少しゆっくり話す

初対面の場合、誰しも緊張からつい早口になります。早口で話すと、聞き取りにくいだけではなく、威圧感やガサツな印象を与えてしまいます。早口でまくし立てられると、「怒っているのかな?」「気に障ることを言っただろうか?」などと、感じてしまうこともあります。

話し方は、「少しゆっくり」を心がけると優しい、やわらかい印象を与えられます。特に話し始めが肝心です。深呼吸でもするつもりで、ゆっくりした口調で始めましょう。すると相手も心を開きやすくなり、相手もあなたの話を聞こうとする気持ちになります。

ほめられたら素直に「ありがとうございます」

●謙遜もほどほどに

たとえば「字がきれいですね」と褒められたら、「とんでもないです、ヘタクソです」「冗談キツイですね」などと、謙遜することはあります。

たまにならばいいのですが、何を言っても謙遜していると、卑屈な印象を与える可能性もあります。ほめられたら素直に、「ありがとうございます」「うれしいです」というのが正解です。

口ぐせなのでしょうが、誰かに何をしてもらうと「すみません」と。とっさに言う方がいます。ときには「すみません」を連発する人もいますね。

相手に好感を与えるのは、「ありがとうございます」です。「すみません」をありがとうに変えるだけで明るい印象になります。

「また会いたい」と思われる人は、特別なテクニックを駆使して会話をしているわけではありません。誰もができるけれど、忘れがちなことをきちんとしている。そこに気がつくかどうかです。

記事を参考に、実践してみてくださいね。あなたに好感を持つ、話をしたくなる人が続々現れることになるでしょう。

「臼井流最高の話し方」は水曜更新です。

[2016年2月3日公開の日経Bizアカデミーの記事を再構成]

臼井 由妃(うすい・ゆき)
 1958年東京生まれ。健康プラザコーワ、ドクターユキオフィス代表取締役。理学博士、健康医科学博士、MBA、行政書士、宅地建物取引士、栄養士。33歳で結婚後、病身の夫の後を継ぎ会社経営に携わる。次々にヒット商品を開発し、独自のビジネス手法により通販業界で成功をおさめる。日本テレビ「マネーの虎」に出演。経営者、講演者、経営コンサルタントとして活動する傍ら、難関資格を取得した勉強法も注目される。ビジネス作家としても活躍。著作は50冊を超える。