検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

PS VRが生むコンテンツ新時代 逃げ場のない恐怖など

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日経トレンディ

2016年6月18日、第1次予約の購入分が瞬く間に完売状態に――。「プレイステーションVR(PS VR)」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は、360度のゲームの世界に「没入」できるVRヘッドセットの大本命だ。テレビ画面で遊ぶゲームとは桁違いの臨場感が売りで、10月13日の発売を前に期待感が急激に高まっている。

予約殺到の理由は、その値頃感だ。予想実売価格は4万4980円(税別)と、「HTC Vive」(実勢価格10万7800円・税込み)や「オキュラスリフト」(直販価格9万4600円・税・送料込み)など、他のハイエンドモデルのほぼ半額。セットで使う「プレイステーション4(PS4)」(実勢価格3万7650円・税別)を合わせても、8万円台に収まる。

発売予定のコンテンツ数が多いことも追い風。「ファイナルファンタジー」や「グランツーリスモ」など、大手メーカーのビッグタイトルも名を連ね、「年末までには国内で40タイトル以上がそろう予定」(ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア)だという。

加えて、実はゲーム以外のエンターテインメント系コンテンツを楽しめる機能が充実しているのもPS VRの強み。その代表が「シネマティックモード」。約2.5m離れた位置に最大226型相当の仮想スクリーンが映し出され、ブルーレイディスクや動画配信サービスなどの映像を表示できる他、PS4用のゲームにも対応。基本的にPS4で表示できるものすべてをスクリーンに「投影」できる。ユーザーが全天球カメラで撮影した360度の画像や動画もPS VRで再生できる。

ゲーム以外のVRコンテンツも増えていきそうだ。例えば、カラオケの「JOYSOUND VR」(エクシング)は、満開の桜の下などで歌える「VR背景画像」や、アーティスト本人が登場する「VR本人映像」を提供する。今後は、"VR森林浴"などのような「シチュエーション系VR」のジャンルも広がっていくと思われる。

解像度は一歩譲るが没入感は十分

肝心のVR機能についても、他のモデルに引けを取らない。前部と後部に設置された合計9個の青色LEDランプを「プレイステーションカメラ」で検知。PS VR内蔵の加速度センサーとジャイロセンサーの情報を合わせて、ユーザーの頭の向きを判断する。実際に試してみても、他のハイエンドモデルと同じく頭の動きに映像が素早く追随し、表示の遅延(レイテンシー)は感じられなかった。

また、没入感を高めるといわれる視野角にも違和感はない。スペック上の視野角は100度とHTCやオキュラス(ともに110度)に及ばないが、試用では大きな差を感じなかった。レンズと目の距離や眼鏡の有無など使用状況によって視野角も変わると思われる。

一歩譲るのは解像度だ。ディスプレイにはフルHD(1920×1080ドット)の有機ELパネルを採用しているが、左右に2分割して使うため、片目当たりの解像度は960×1080ドット。片目当たり1080×1200ドットのHTCやオキュラスよりも低い。見た目にも、昨今のゲームで主流となっているフルHDのCG映像などに比べ、ぼやけ気味で解像感は低かった。ただ、解像度はゲームに集中してしまえば気にならなくなることもあり、このあたりはユーザーによって好みが分かれる部分だろう。

一方、設置のハードルの低さは家庭用ゲーム機ならでは。高性能なパソコンが必須となる他のモデルと異なり、設定は圧倒的にラクだった。パーツやケーブルの数は多いが、難しい知識やスキルなどは特に必要なく、セットアップも比較的簡単だ。

では、360度のVR対応ゲームの"衝撃度"はどれほどか。記者が発売前の体験版を試した。

バイオハザードの「全編VR版」3D効果で廃虚の実在感が増幅

バイオハザード7 レジデント イービル
カプコン
17年1月26日発売予定/価格未定

最も印象的だったのは、薄暗い廃虚から脱出する「バイオハザード7 レジデント イービル」(カプコン)の体験版だった。当初は一部のみVR対応の予定だったが、展示会の反響を受け全編VR対応となった。360度の3D風景で、本物の廃虚に立っている感覚が増す。

映像で周りをぐるりと囲まれているため、敵に驚いて顔を背けても「逃げ場」がなく、恐怖感が倍増。立体音響も効果的で背後から聞こえる物音に、思わず身の危険を感じた。シリーズ初の「一人称視点」となったことで、没入感と恐怖感がより一層高まっていた。

キャラの存在感が際立つVRコミュニケーションゲーム

サマーレッスン(仮)
バンダイナムコエンターテインメント
16年10月13日発売予定/価格未定

3DCGの女子高生キャラクターと2人きりでコミュニケーションする「サマーレッスン(仮)」(バンダイナムコエンターテインメント)も一人称視点だ。女子生徒のキャラクターは、いかにも3DCGといった造形だが、部屋が6畳程度と狭く、肌が触れ合うくらいの距離に3Dの女子高生キャラクターが座っているのには、思わず緊張してしまう。密閉空間に閉じ込められた影響でキャラクターのリアリティも増す印象だった。

コースターに乗って敵を撃つ体も使うシューティングゲーム

アンティルドーン ラッシュオブブラッド
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
16年10月13日発売予定/価格未定

お化け屋敷のコースターに乗り、周りの風景がぐるぐると変わる中で敵を倒す。薄暗い屋敷の中で縦横無尽に360度動き回る敵に狙いを定める。突然登場する回転ノコギリなどは実際に体を素早く傾けて避ける。手に持ったパッドと銃の方向が完全連動するため没入感は高い。障害物を避けるため思っていたより体力を使った。

頭を向けて敵をロックオン シューティングと音楽が融合

レズ インフィニット
Enhance Games. Inc.
16年10月13日発売予定/価格未定

音楽シューティングゲームのVR版。360度に広がるスペースを飛び、敵が現れたら首を動かしてロックオンし、破壊していく。後ろを振り向くと敵が追いかけてくるなど、VRの広い仮想空間を縦横無尽に使っている。映像だけでなく音楽も3D化され、独特の浮遊感を味わえる。

5本のVRコンテンツを収録 リアルな銃撃戦も味わえる

PlayStation VR WORLDS
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
16年10月13日発売予定/価格未定

高速道路をクルマで走りながら敵と銃撃戦を行うシューティングゲームや、深海ダイビングを体験できるゲームなど5本を収録。銃撃戦は実際に手を動かしてマガジン交換などを行う。コントローラーを持った手を伸ばして弾が入ったマガジンをつかむなど、操作感は本物さながら。派手な銃撃戦で映画の中に入り込んだような感覚だった。

証言の矛盾を論破する推理ゲームのVR版

サイバーダンガンロンパVR 学級裁判
スパイク・チュンソフト
16年10月13日発売予定/価格未定

アニメ化もされた推理アクションゲームをVR化。事件に関するキャラクターの証言の"矛盾"を見つけて論破する。目の前にいる3D化されたキャラクターは実在感たっぷりだった。ゲームのキャラクターが発した「証言」が3Dの文字で仮想空間の中を飛び交うのはユニーク。天井や壁が崩れてくるおしおきシーンはVRならではで、臨場感が増していた。

((C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. (C)Sony Computer Entertainment Europe (C)Enhance Games, Inc. (C)Original game (C)2001 SEGA (C)Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved. (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)XING INC.)

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ2016年9月号の記事を再構成]

日経TRENDY2016年9月号

著者 : 日経トレンディ編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 600円 (税込み)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連企業・業界

企業:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_