赤プリ跡地に出現 大人のこだわり満載の食スポット
東京ガーデンテラス紀尾井町
かつて「赤プリ」の愛称で知られていたグランドプリンスホテル赤坂があった場所に、2016年7月27日に本格オープンする「東京ガーデンテラス紀尾井町」。オフィス、ホテル、ショップ、カンファレンス施設が入った「紀尾井町タワー」を中心とする新たなスポットです。「世代も国境も超えて人々におもてなしをする空間」がコンセプト。5月の先行オープンに続き、満を持して今回オープンしたタワー内「紀尾井テラス」3、4階部分のレストランから、ぜひ訪れたい2店舗をご紹介します。
日本の食にこだわったグリルレストラン
施設内で最大、全178席の「NoMad Grill Lounge」は、食材から調味料、サービススタイルに至るまで「日本」にこだわったグリルレストラン。食材は日本国内の生産者・業者からの直接仕入れによる個性的な野菜や魚介、そして熟成スペシャリスト「旬熟成」の跡部美樹雄さんとのコラボレーションで生まれたこだわりの牛肉も使用し、各地の銘柄和牛だけでなく、赤味のおいしい短角牛やあか牛を使ったTボーンステーキなど、ほかでは味わえないものをチョイスしているそうです。
お天気のいい日にぜひ訪れたいのが、88席を有する広々としたテラス席。大人が集うルーフトップバー&ラウンジは、ほぼ店内と同じ広さという規模です。夏のドリンクには、国産レモンと和三盆を強めのソーダで仕上げたジンベースのカクテル「NoMadサワー」が一押し。ランチは平日1500円、休日は2900円から。ディナーはコースが1万円から、アラカルトもあります。
日本の四季を取り入れた伝統的なフレンチ
3階にオープンした「Le FAVORI」は落ち着いた雰囲気のフレンチレストラン。赤坂が一番華やかだった1960年代ジャパニーズ・ミッドセンチュリーをベースに、日本ではあまり見かけない大きな背のソファー型の座席を配し、成熟した大人にふさわしい店舗デザインに。料理は老舗「なだ万」で初の西洋料理部門シェフを務め、この度こちらに就任した白石泰嗣シェフが担当。伝統的なフランス料理をベースにしながら、日本の四季折々の食材を使い、オリジナルの料理スタイルを追求しています。
銅のキャセロールに甘鯛、のどぐろ、きんき、かさご、すずきなど日本近海の魚介類を黄金色のサフランソースとともに盛り付けたブイヤベース「プロヴァンスの太陽のブイヤベース」は、ぜひ味わいたいスペシャリテ。こちらのお店はコース料理のみの提供で、ランチが3800円から、ディナーが8000円からとなっています。
いずれのレストランもガラス窓が大きく開放的にとられているのに加え、弁慶堀に面しているのでさらに高低差を感じられるつくり。緑豊かな光景を望みながらお食事が楽しめます。仕事の合間や女子会など、ゆったりとした時間を過ごしたいシーンにぴったりの空間です。
東京ガーデンテラス紀尾井町にはほかにもビジネスシーンで使える個室がある店舗も多く、おもてなし用のアドレスとしてもチェックしておきたいですね。
東京ガーデンテラス紀尾井町 http://www.tgt-kioicho.jp/
NoMad Grill Lounge http://nomad-grill-lounge.com/
Le FAVORI http://lefavori.jp/
※価格は特記がない限り、税抜きです。
(取材・文 GreenCreate)
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